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あと7日で僕は死ぬ
last seven days
キレイな表紙に惹かれましたが、ある意味、表紙詐欺です!
人外BL「comic marginal」作品だから、天使BLなんだろうなって、ファンタジー心が疼いて試読みしたら、結末が気になって本を買わずにはいられませんでした。
最初は軽めに、進めば進むほど、物語はどんどん重くなっていく…
表紙イメージとは真逆に、人間の捨てきれないエゴや欲望を描き切り「やられたーっ!」って読後感。
とてもデビュー作とは思えません!!!
息吹としおんは大学まで同じ、ずっと一緒にいる幼馴染。
息吹は何でもできるカンペキ人間で、頼りないしおんを守り、しおんは息吹に憧れている。
ある時、しおんが宙に浮いて、
「しおんくんは神さまのこどもに選ばれましたー!」
とっても良い子なのでこっちの世界に連れて行くことになりました!」
と不思議な声が聞こえてきた。
こっちの世界とはあの世のこと…
しおんの頭には天使のわっかが浮かび、背中には翼が生えている。
このままだと7日後に、しおんはあの世に連れていかれてしまう。
どうにかしなきゃと思っていた時に、TVから【七つの大罪・色欲】の話題が聞こえてきた。
そして、息吹は「俺がしっかりお前を汚してやる」と…
息吹は小っちゃい頃から、息吹に憧れてくれるしおんのことが大事で、守りたくて、しおんにはカンペキな自分しか見せたくなかった。
息吹は、しおんに対しては優しい、でもしおんを攻撃する者には陰険に復讐し、しおんに近づく者は冷酷に蹴落とす…
息吹はぜんぜんカンペキなんかじゃない。
いびつにしおんだけを求めてる執着が怖い男。
最初は味覚、次に視覚、その次は嗅覚…
しおんは一晩寝るごとに感覚を失っていく。
そこに、しおんの友人・来栖が心配してやってきた。
息吹は、来栖を追い返したくて「お前にしおんが抱けるのか?」と脅したのに来栖がノってきてしまい、二人がかりでしおんを汚すことに。
前戯ではしっかり3Pしちゃってます。
でも、しおんにキスしようとする来栖を、息吹が嫉妬丸出しで止めると、来栖から
「神さまはおまえの願い(しおんを抱きたい)を叶えてくれたんじゃねぇの?」と真理を突かれてしまった。
息吹はしおんを守りたいのに、抱きたい気持ちを否定することもできない…
初読みの時は3Pが余計に感じられたけれど、息吹の汚い願いをあぶり出すための大事なエピソードでした。
来栖を追い払った後、二人は結ばれるけれど、朝がくると、しおんは何も聞こえなくなってる…
息吹は何がダメなんだ?汚し足りないのかとしおんを激しく抱く。
しおんは触れる感覚しか残ってないから気持ち良くて、乱暴にされても相手は息吹だから安心する。
息吹は「おれがついてる」と指文字でしおんに伝える。
一緒にお風呂に入って、肌のぬくもりを確かめ合う。
あぁ、この瞬間のために、しおんに最後に残されたのが触覚だったんだなと切なくなりました。
でも、それだけじゃなかった。
触覚が残ったのは最後に大きな意味があったんです。
どうしてカンペキな息吹じゃなくて、しおんが神さまの子どもに選ばれたのか?
しおんが抱えてきた想いの切なさと、純真さとはほど遠いどす黒さ…
カンペキだと思いこんでいた息吹の傲慢さと愚かさ…
そして息吹が最後に選んだ決断…
それは作品で読むべきだと思うから詳しくは書きませんが、後半の怒涛の展開にはどうしようもなく引きこまれ、それと同時に唖然とさせられました…
甘くてかわいくてイチャっとするBLじゃありません。
人間の捨てきれないエゴや欲望にうすら寒さを感じるお話です。
それでも、それだからこそ、私はこの作品に出会えて良かった。
出会うキッカケを作ってくれた表紙詐欺にさえ感謝してます。
コマやモノローグの配置が凝っているので、キャラの心情がダイレクトに突き刺さってきます。
マンガとしての見せ方もうまい!
とてもデビュー作とは思えないこの力作、気になった方はぜひ手にとって欲しいです!
息吹としおん、二人とも自分のなかのドロドロしたものに向き合わされたのに、それは神さまが楽しむためのゲームみたい。
私は宗教美術と宗教建築は大好きですが、信仰より先に宗教の歴史(矛盾)を知ってしまったので、特定の信仰は持ちあわせていません。
(人それぞれの信仰は尊重してます。ただ私が信じられないだけです)
つまり経典や神話は、私にとっては小説同様のフィクションであり、神様は好き勝手に創造して破壊して、人間の人生を弄んで楽しんでいる利己的な存在って認識でいます。
そんな私の ”神様観” と、この物語の ”神さま観” がピッタリ合致していることも、この物語に引きこまれた理由の一つです。
幼稚園の頃から一緒の学校に通いつつ共に育ってきた幼馴染BL、実は閉じられた関係性の共依存カプ。
内容のレビューはもう既に詳しく書いておられる方がいるので書きません。
でも!どんなに良い人そうな人間にも裏表があることにハッと気づかされる力があるストーリーです。
さらに天使に選ばれた受けは7日後に天に召されてしまう、しかも少しずつ五感が失われていく…
そのタイムリミッター設定の仕方が、ストーリーに緊迫感とエロスを付加するところが実に巧みで!素晴らしかったです。
★エッチシーンについて
特に!最終的に触覚以外の五感を失い、目も見えず耳も聞こえなくなった受けが淫らになったシーンが最高でした!!
しかも回想シーン以外は、天使の受けを穢す為にエッチしまくりなのでエロ多めです。
修正描写は局部白抜きで見せない構図もあり、乱れる受けのエッチな顔と必死な攻めの顔が多め。
汁多めで3Pにフェラ、前技で受けのアナルを解すシーンもあってエロエロですw
攻め白川 息吹は小学生の頃から成績優秀で、大学も飛び級できてしまう秀才。
しかも人気者で同級生からの信頼も厚く女子にもモテて、ボランティアにも自ら参加する完璧な優等生。
受け沢口 しおんは神様に選ばれて天使にされてしまうほど良い子だが、お人好しで鈍くさい。
そんなポヤポヤした受け:しおんを守りたい、同時に独占もしたくて…
受けを害する奴を成敗し、受けに好意を持つ女子は排除する裏の顔を持つようになった攻め:息吹。
息吹はしおんを守ってやり、しおんが己に憧れて依存しつつも甘えてくる姿が可愛くて満足している。
もちろん!しおんの前では裏の顔などは見せず、完璧優等生としてふるまい続けている息吹。
だが完璧人間の息吹が、しおんが天使化して余命7日になって!追い詰められ、ついに崩れた…
いままで隠していた裏の顔、しおんへのドロドロした独占欲と性欲が表に出てしまう…
この攻めの見事な崩れっぷり、楽しすぎました!
受けの余命が縮まっていく日々で、段階的に必死になって本性が出る攻めの気持ちに寄り添って楽しんでください。
そして従順でまさに天使だった受け:しおんにも裏の顔が!
最後の最後に明かされるので、インパクトが大きくて攻めの気持ちになって驚きました。
個人的には、3Pシーンで当て馬になった同級生の来栖くんのスピンオフが読みたいです。
キャラデザも良かったし、流されやすいけどイイ奴だったので是非とも幸せになって欲しいですね。
幼なじみの友情が一線を越える瞬間フェチとしては、
その過程を異常な極限状態のシチュエーションで
丁寧に粘度高めに描かれているので本当に最高でした!!!!
また、個人的には当て馬キャラの子も好きでした。
ノンケなのに巻き込まれちゃうという、退廃的な雰囲気が良いです。
そして全体にただれた雰囲気なのに、
2人の愛はある意味まっすぐで強くて、
ちゃんと気持ちがあるのも読み応えに繋がっていると思いました。
ラストの仕掛けも「おおっ」ってなりました。
漫画としての完成度も高い作品です。
かなりぶっとんだ設定で最初は驚いたし、エッチシーンも多かったけど漫画として面白かったです!
病んでる感じだけどお互いへの思いがすれ違ってるのは純愛?にも思えます。
心理描写が多くて読んだあと色々考えさせられました。
続きがあるならイチャイチャした2人も見たいです!
「いい子すぎるから」という理由で「天使」になってしまった受け。
そして、その受けをこよなく愛する腹黒系の攻め。
二人は幼なじみなのですが、天使にされたうえに7日後にはお迎えがきてしまう(=死ぬ)ため、攻めは必死に受けを助けようとします。
その方法が、天使ではなくなるよう「穢す」というもので……!!!
今まで友人として優等生ぶって接していた攻めですが、これを好機!ということで、攻めをどんどんと穢していくわけです。
さらに1日ごとに五感を失う(=死に近づく)という恐怖もあいまって、エッチな緊張感も高まっていきます。
これってホントにデビューコミックス!?と思うほどに、キャラづくり、そして伏線、からの回収、ハラハラ感……。サスペンスのようなドキドキがありつつ、クライマックスエロに近づく高揚感もすごいです。
そして最後のどんでん返し!1冊で何度も美味しいBLです。
大学生の2人。
ある日攻めの前で神様からのお告げがあり、受けちゃんが7日後に天使になることを告げられる。
天使になったらあの世へ連れて行くといわれ、受けのことが好きな攻めは7日間犯して汚して阻止しようとするが…というあらすじ。
病みBLの部類に入るんだろうけど、私はこれすごく好きでした!
犯しても神様が言うには「姦淫に溺れるのが堕落してるって決めたのは人間だし〜」と連れて行くのをやめなくて最後はどうなることかと、バッドエンドも予期してしまうほど。
犯されている間、受けも攻めも大義名分の上にセックスをできている現状を満更でもなく感じていることに病んでいるなあと感じますが、そこはかとない背徳の香り…大好きです!
欲を言うなら普通のらぶらぶおせっせも見たかったなあ。
ちょっとだけ3Pあるので苦手な方はご注意です。
設定も珍しいし、話も一冊でまとまっていて面白かったです。
ただ、せっかく天使って設定で羽が生えてるならそれを生かしたシーンが見たかった。。。(よくあるのは羽の付け根が性感帯になってるとか・・・!)えちえちシーンで羽が舞ってるのは天使を汚してる感じがして好きです。
個人的には当て馬は必要なかったかな〜?ただの仲良しな世話焼きの友人で終わっていても良かったかも。
あとあと、2人が両想いになってからのイチャイチャも見たかったですっっ!
こっそり好きだった友人に天使の輪と羽が生えた。
7日後、彼は天に召されてしまう。
それをなんとか食い止めようと必死に頑張るお話。
1冊まるまるこの話なのですが、
ヤるだけで1冊まるまる埋めたのは凄い。
感情の描き方が秀逸。
突然の死の宣告。
味覚をうしない、視覚をうしない、少しずつ死に近づいていく
焦っても現状は変わらない。
天使を汚す方法とは・・・
考えた末の少しずつの進展がよきですね。
個人的には3Pは最後まで成し遂げられても面白かったかなと
思うんですよね。
大事で大事で大事な人が他人に・・とおもうとちょっと萌える。
最後がちょっとすっきりしないままなのは・・・読み手次第かな
表紙の「あと7日で僕は死ぬ」に、ロックオン。
あらすじから、病み系と思い〜とても楽しみにしていた1冊。
電子書籍226ページで、ボリュームあって読み応えがあった。
ひつじま先生の作品〜好きで読みますが、人の苦しみを拗らせて表現するのがとても上手だね。
この作品、とても秀作!
めちゃくちゃ面白かった。
しおんの、目の前に迫る死を直前に、怒涛の1週間。
腹黒くて、「世の中ちょろい」と舐めた生き方をしていた、息吹の最初の受難。
しおんの死を目の前に、息吹が本性剥き出しになります。
そしてそれが、しおんを救う結果になりますが・・・ここは、読んで欲しい。
一方、しおんも最後に・・・
これまた、読んで欲しい。
この2人には、最初から付け入る隙なんてなかったね。
息吹もしおんも、2人だけの籠の中が1番の幸せ。
自らの命が、後7日と控え〜感覚が日に日に無くなるけど、明るいしおん。けど、耳が聴こえなくなって諦め始めた所は、本当に悲しくなったな。
神様も意地悪だねぇ〜www
お互いが気持ちを言葉で表し、幸せな致すシーンまで見たかったけど、ストーリーの流れからみたら、ラストがこれで納得でした。
いつか、短編でお願いします。
とても、面白かった。次回作も期待しています。