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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
砂原糖子先生の小説「毎日カノン、日日カノン」のコミカライズになります。
で、小説版が、とにかく甘くて可愛いと言った印象なんですよね。
えーと、主役カップルの認識と言うのが明らかにズレてるんですよ。
それなのに、何故か上手い事ものごとが噛み合っていっちゃうと言う、コント的な面白さと言いますか。
育ちの良いボンボンと、おっとり天然の二人が織り成す、やたら可愛いスレ違いが傑作なんですよ。
そんなワケで、楽しみにしていたコミカライズ版。
が、全体的な印象としてですね、こう駆け足なんですよ。
ページ数の都合だとは思うんですけど、展開が唐突で驚いたりする。
また、甘々ほのぼの~と言うのが今作品の魅力だと思うんですけど、コミカライズ版では「切ない」成分の方が強く出てる気がします。
どちらかと言うと。
何てこった・・・!Σ( ̄□ ̄;)
いや、これはこれでしっかり読ませてくれて面白いんですけど、単純な好みの問題で。
内容としましては、旧華族の御曹司・澄一と、使用人・可音による主従ものです。
で、一番のキモとなるのが二人のスレ違いだと思うんですよね。
就職を期に実家を出る決意をした澄一がですね、「君も一緒に来て欲しい、これからの人生を共に過ごして欲しい」と可音に告げるんですね。
これ、澄一の方は愛の告白で求婚なのです。
が、可音の方では「お手伝いさんとして一緒に来て欲しい」と言われたんだと勘違いしてしまう。
それでそれで面白いのが、互いの認識が明らかにズレてるのに、何故か上手い事噛み合っていっちゃう二人の日常。
澄一は新婚さん気分で「行ってきます」のチュー。
でも可音は、留学経験がある澄一だから、「ただの挨拶」だと解釈する。
こんな感じの、二人のやたら可愛いスレ違いがですね、とにかく萌えて萌えて仕方ないんですよね。
で、ここから、とあるキッカケにより互いの誤解に気付く二人ー。
すると、異様に「使用人」としての立場に拘り、澄一を拒絶する可音。
彼が隠していた心の傷とはー?
と続きます。
これ、もう完全に好みの問題なんですけど、このスレ違いパートが、コミカライズ版ではページを使って丁寧に描かれてるんですね。
なので、どちらかと言うと切なくシリアスな印象が強く出てると思うんですよ。
個人的には、二人の甘々な日常を楽しみにしてた為、ちょっと残念と言うか。
いや、充分甘いのかもしれないけど、どうしても原作の方の印象が強くて、そう感じちゃうと言うか。
あと、繰り返しになっちゃいますが、全体的に駆け足。
展開が唐突で驚いたりします。
う~ん・・・。
初読みの漫画家さんになりますが、イラストはとてもキレイだし可愛くて、イメージぴったりなんですけど。
どうも、ネームはまた別の方が担当されてるみたいですけど。
まぁそんなワケで、個人的な好みからは若干ズレちゃったんですけど、充分可愛くて萌える作品だと思います。
誰しもが、聴き心地良いというので、思わず知らず使われまくるコード進行。
その王道さにふさわしい、甘くてトロリとしたクリームの様なストーリー。
カノンには連弾がふさわしいので、幼ない澄一さんと可音がピアノの前に、カノンを弾く様子はとても愛らしい。…ところが、このタイトルに無意識に期待してしまっていた、閉鎖的な音楽学校の物語では無い。可音という名前の由来も語られることすら無い。
一応、王道主従もの、かーらーのー、シンデレラ・ストーリーのテイを取ってはいるものの。
何がしか置いてきぼり、忘れもの感が凄くて。「あれ⁈」と、思わずにはいられない。
澄一さんは名家の生まれで、先祖代々受け継がれる従者のいるご家庭。
いずれ、巨大であろう朱鷺川家の後継者である。が、作中で後継は弟に譲ると言っており、
彼は身一つでお手伝いの可音を連れて家を出る。
結構な決意表明ではあるが、家とのゴタゴタは無さそう。
そして、想いが爆走している澄一さんは、大人しく着いてきた可音が「受け入れてくれた」ものと解釈し、「俺の嫁」扱いをしているが、肝心の可音には気付いて貰えない。
可音は可音で、自分の様な者が主人に仕えていられるのも期限のあることだと思い、悩んでいる。
澄一さんには由緒あるお家の幼馴染の女性が貼り付こうと頑張っており、その女も家の力を使って許嫁にして貰うでも無く、何となく実力行使にて自爆する。彼女が単純な人で良かった。と、いうか。
あーんまり頑張って来ない事に驚き。彼女はハッキリと振られ、以降は降板している。
可音が幼ない頃、夜道で澄一さんと散歩をした際に、澄一さんに庇われて、怪我を負わせてしまったこと。そのことで、従者筆頭のお祖父さんに詰られ、その可愛い顔に傷を付けられる怪我をしている。
お祖父さんは、可音のことを「父親も分からない子供」と詰っているが、そう、可音の出自が分からないまま。という、割と不気味な余韻を残している。
韓流ドラマみたいに、朱鷺川家の当時の当主の落とし胤だとか。そういうドラマティックな展開があっても良かったのに。
これほどの家の子である筈なのに、障壁はたった二人のすれ違いだけっていう。
ただただ甘ーい‼︎ だけなのだ。
主従感を大事にしている筈の可音が、ちょいちょいタメ口風になっているのも気になります。
そして、澄一さんは可音よりもちょっとばかり背が高いものの、どちらも愛らしい細っそりした様子なので。百合ップルに見えないことも無い。
可愛くて甘いだけで良いのなら、余計な設定は不要だったよ?
可愛い子が二人して、イチャイチャ♡
そういう見方もいいかな。
人気小説のコミカライズ。原作未読ですが、見事な両片想い&すれ違い。
アンジャッシュのコントかのように、
うまい具合に会話や生活は成り立ってるけど、
お互いの認識は完全にずれててオロオロ・ハラハラしちゃいました。
御曹司澄一が自立の為旧華族の家を出る際に、使用人の可音を誘う。
澄一の中では「お嫁さんの可音と同棲という形で新生活を始めた」と思っているのに
可音は「大好きなご主人様のお家の使用人から、たった一人のお手伝いさんになれた」と思ってる…
うわぁお。。。(笑)
両片想いのソワソワ感がお好きな方にはぴったりの作品ですね!!
余談ですが・・・澄一の幼馴染の肉食系お嬢様が見事にイラっとする女でした(怒)
最後は「ざまぁ」でした(スッキリ)
並榎雫先生の作品を読みたくて電子で購入したんですが原作が砂原糖子先生の作品だったんですね。原作は未読なのでコミカライズだけ読んでの感想になります。
澄一と可音の噛み合わなさを楽しむ作品なのだと思いますが、澄一の揺るぎない一途さと愛情に読んでてスカッとしました。呆れるほどの可音バカですね。
一方で「もしかして」と思いつつも期待しないように自分を律する可音がとても切なかったです。
澄一に近づく幼なじみ女性の性格の悪さが、絵に描いたような分かり易さでした。澄一は最初から眼中になかったようですが、あんな性格の悪さじゃ嫁の貰い手はないでしょうね。
個人的にはもっと鼻っ柱を折って会社を辞めるくらい恥をかいて欲しかったです。
それと気になったのは可音を引き取った爺さんですね。いかに朱鷺川家に忠実であろうと児童虐待ではと思いました。
細部がとても気になったので、時間があったなら原作も読んでみようと思いました。