tomohi0501
羅城恋月夜
シリーズ作品ですが、こちらだけでも楽しめます。
世界観がしっかりあって、魅了されるファンタジーです。
とにかく絵が美しいです。
鬼と陰陽師という敵対する関係なのに惹かれる王道ストーリーなのですが、世界観がしっかりとあって、二人の気持ちがとても繊細に丁寧に描かれているので響きます。
ハッピーエンドまでしっかり描かれていないので、これからの二人の時間はまたどこかで読みたいです。
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君の、纏う光に焦がれて。
まず。フェロモンが結晶化して視える、というのが新しい。それは、纏う人によって違い、フェロモンが色濃く現れて。持つ人の心の内を詳らかにするという。
だから、やましい気持ちはドロドロとした不快な色を放ち、そのそれぞれの沢山の色と光はチカチカと朱音の視界を刺す。
フェロモン、人の欲情が視えるというのは気持ちが悪い。それは朱音をずっと苦しめて来た。ただ1人、穏やかに無色透明の結晶を放つマキ先生だけが。…
