kurinn
もう少し波乱があるのかなと想像していましたが、隠されたシーアをすぐにゼンが見つけ、2人は気持ちが通じ合って無事正式な番に、とトントン拍子で進んでいきました。残りは甘々後日談かな?と思いきや、後半はスウェイとリーカーの物語に。上巻で既にこの2人が特別な関係性なのは匂わされていましたが、リーカーがここまで弱さや怯えを押し殺したキャラだとは思わず驚きました。何かを口に含んで吸うことで安心感を得る、理解…
神性によって獣の部位が人間の姿に近づいていく、というちょっと不思議な世界観。奥田先生のタッチは線がはっきりしているのでこういうファンタジー作品でも、幻想的というより地に足ついた雰囲気があります。雌の番として王の隣に紛れ込んだシーアと、その正体に気付かないふりをしながら喜ぶゼン。最初はトントン拍子で進んでいくので世界観に反して随分軽いなぁと思いましたが、後半になるにつれ少しずつシリアスさも増してい…