幸田みうさんのレビュー一覧

君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

さらっと読み終えてしまった

8月に刊行された、大好きな幸田みう先生の新刊。
繊細な作画、表紙の色使いにうっとり。

先生の作品は全作集めるほど大好きなのですが、、
こちらの作品は、特に”ぐっ”と心に響くポイントがなく(いや、いいストーリーではあるんです!)さらっと読み終えてしまいました。

生徒→先生への恋心は切ないし理解もできてうんうん、と思いながら読めたのですが、逆に先生の気持ちは再会したところで体を許すほど…

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リトルローズハウスへようこそ コミック

幸田みう 

一本の短編映画を見ているよう

幸田みう先生の作品大好きなんですが、その中でも『十年後にあがった、あの日の雨。』に次いで好きなのが、こちらの作品。

バラ咲き誇る庭が描かれた表紙からして、目を惹きつけられます・:*+.

なんといっても、ノアがリューイチへ注ぐ目線、その表情に、憧れや恋する気持ちが溢れていて、読んでいるこちらもたまらない気持ちになります。

海外(スコットランドとかかな?雰囲気的に…)が舞台の美しい短…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

お互いを見る目線の表現が良いです

高校生の湊が先生の吉岡に恋する話。いつも一人で他人とあまり関わらない湊。イケメン紳士で完璧な大人として振る舞っている教師の吉岡を湊は信用できない人間と思っていました。が、吉岡が実は隠れて校内でタバコ吸っていたり、シャツもヨレヨレしていたりを見つけて、湊は自分だけが知る吉岡の姿を知り彼に惹かれていきます。
真っ直ぐに吉岡に近づいて行く湊の目が、初々しいのに、その真っ直ぐな真剣さで、危うい色っぽさが…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

しんみりと良い…

昨今の漫画のデジタルな線や背景が結構苦手で、幸田さんの繊細な紙面を見ているだけでじんわり腑(?)が満たされます…
カッコ良い姿や仕草ではなく、ふとしただらしないところや抜けたところが気になって好きになるなんて、しかも授業が山月記で、最高の始まりでした!!!笑

気の迷いだと言われても激情で突っ走る生徒と困る先生の図は鉄板だけど、二人ともが家に誰もいない孤独を感じていて、度合いはあれどお互いを…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

素敵!!!!!

読み終えた時の爽快感&余韻が凄かったです!
めちゃくちゃ素敵でした!
最後まで2人の様子が分かりやすく描かれていて邪魔者や無駄なエピソードがないので集中して読めました。なので黒沢が告白して流された時にはもうこっちまで悲しくて泣いてしまいました。
ストーリーの構成がいいし先生の絵がぴったりでこの世界に浸っていたい、そんな気持ちになりました。笑


いくら居心地が良く気も合い好意が…

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マイスイートホーム コミック

幸田みう 

標準語に染まらない秋田弁にきゅん

 義理の従兄弟って現実でもBLでも珍しい関係性ですね。従兄弟自体兄弟に比べると少し遠い存在で、さらに血縁もなく年も離れているとなると、顔を合わさなければほぼ他人。でも、悠は幼い頃旗彦にたくさん遊んでもらったので、すっかり懐いていて。東京で再会してからも過去と変わらない真っ直ぐな態度で旗彦に接する悠が、とても可愛くて応援したくなりました。田舎出身者が皆こうなわけではないと思うんです。本人の生まれ持っ…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

湊くんのまっすぐな眼に射貫かれる

「でも僕は
こーゆー完璧そうな大人は
あまり
信用してない」

に思わず、分かる〜と唸ってしまいました。
高校時代は遥か昔ですが…湊くんからはこの年代の、まだ自分の育ってきた環境以外の世界を知らず狭く純粋で青い視点がまざまざと感じられました。

ただ、先生の
「このラインを超えたらいけない」
「俺は黒沢の純粋さが怖い」
も分かってしまいます。
どちらの視点も心情も丁寧に描か…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

受け攻め合致

もう描き尽くされた設定とはわかっていても、
毎度惹かれてしまう教師と生徒の恋。

退屈で孤独な日々を過ごしていた高校生の黒沢湊。
完璧で人当たりもいい担任の吉岡は苦手なタイプでしたが、
ある日、彼の意外な一面を目撃してしまい…。

好奇心から、やがて恋へ。
冷めた見かけによらず、惚れこんだらまっしぐらな黒沢が
ちょっと意外でした。
どこまでもピュアで、若さゆえの痛々しさがあって…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

甘酸っぱくてリアル

黒沢くんが吉岡先生を好きになる過程がしっかりと描かれていて感情移入しながら読むことができました。
先生の以外とヌケているところに気づいたり、特別扱いされたんじゃないかと嬉しくなったり、一喜一憂するのが可愛かったです。
そんな可愛らしかった黒沢くんの垢抜け具合に驚きました。かっこよくなったな~!!

先生と生徒の関係じゃなくなったら吉岡先生が今まで言ってなかったことをサラっと伝えたりするのも…

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君の初恋が終わる コミック

幸田みう 

初恋の描き方がすごく素敵

水彩絵の具がじわりと滲むような淡い初恋の物語。
幸田先生のアナログっぽさのある線と絶妙にマッチした、派手ではないのだけれど雰囲気のある、静かで青みを感じる恋のお話です。
湊視点で始まる物語だというのに、「僕の」ではなく「君の初恋が終わる」というタイトルがまた良いんですよね。

まだ年若い高校生の学校生活といえば、鮮やかなブルーや水色だとか、レモン色だとか、爽やかな色合いの青春が似合いそうな…

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