笠井あゆみさんのレビュー一覧

きつねに嫁入り -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

やっと甘さが出て更に面白く…


シリーズ二巻目です。

やっと攻めのデレがやってきました!
不器用でつっけんどんな態度で分かりにくかった攻めの愛。
子狸と周りの人だけがそれに気づいている状況が面白い!

また、恋愛ばかりだけではなく何かと事件に巻き込まれてしまいピンチに陥るエピソードがいい!
その中で愛が育まれる…これは夜光花先生だからこそできる作風ですよね…。

二巻も安定に面白い。
これは失速知らずで…

0

気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

厚い本ですが、スラスラ読めました

最初、王子の性格の悪さが「気難しい」どころじゃなくてどうしようかと思いましたが、わりと早めにターニングポイントが来て助かりました。
謎の老人に見せられた最悪な未来を回避するために奔走する王子。
身近な人々への接し方を改める姿は好感が持てました。(庭師たちとのエピソードが好きです)
恋愛面は、すれ違い両片想いな状況が長く少し切なかったです。
物語の主軸は政治的な奔走で、先が気になってスラスラ…

3

王様と王様の初恋 隣国王家の年の差求愛譚 小説

名倉和希  笠井あゆみ 

王様2人が恋に落ちたら…

おおっっ。これは目からウロコな設定!
国王同士BLは初めて読んだかも知れません。
読んだそばから、この物語のオチはどうなるんだろうと気になって仕方ありませんでした。2国間の未来に関わる問題なので、統合するのかなとか誰かに跡目を譲るのかなとか。
国王2人と2ヵ国の行く末はとりあえず置いといて……国交を結ぶために出会った2人のキングが一目で恋に落ちる物語は、ドキドキに満たされていて面白かったです…

7

王様と王様の初恋 隣国王家の年の差求愛譚 小説

名倉和希  笠井あゆみ 

バカップル、のお話かと思いきや。

笠井さんホイホイされてお買い上げ。
名倉さんというとほのぼので温かなお話を書かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品もそのイメージを損なうことのないほのぼの系なお話でした。





主人公は、1000年という長い歴史を持つ大国・ヴェステルルンド王国48代目国王に就いたばかりの若干18歳の若き国王であるユリウス。祖先にエルフの血筋があるその名残を強く受け継いだのか、線の…

6

アフェア ~人でなしの恋~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

沼に共連れで墜ちていく話

タイトルの「アフェア(affair)」は1 仕事 2 出来事 3 情事 の意味。
ここでは、The affair;情事。

こんな男と知らずに結婚してしまった奥さん、お気の毒、

二人とも美男。
斎藤絢斗:28歳 妻帯
雪野友哉:30歳 妻子持ち 

性癖を隠す世を偽る女性との結婚、
その裏で性癖を満たす情事を重ねる二人の男。

最初は、ひと時の火遊びで心を満たすだけのはず…

1

少年竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ9 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

表紙の通り重めの展開…9巻

(少々ネタバレしますので未読の方はご注意を。)
8巻で無事に潤が可畏達の元に戻り、幸せそうに終わりましたが…。9巻は表紙が不穏な雰囲気ですね、可畏が苦しそうな表情。

8巻ラストの潤の胃痛などで、卵について匂わせていましたが、やはり卵ができていましたね!

すごく幸せな家族水入らずの誕生パーティーで始まりますが、直後に可畏父クリスがやってきて、その態度から実は卵ができていたことを可畏が察…

1

嫁入り先は坂の上の白狐 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

コミュニケーションは大切



先祖からの因縁で妖狐に嫁ぐことになった弁護士

弁護士の雪原(受け)は一族の取り決めで、異界の門番を務める妖狐の白鷹(攻め)の元へ嫁ぐことになります。
嫁ぐといっても形式だけで、異界との境門にある屋敷に住むこと。好きな人と結婚出来ないということだけで、上げ膳据え膳で仕事も続けて良いということなので、他に一族に適齢期の候補もいないし結婚願望もないので、受け入れることにするのです。
し…

1

皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

とにかく可畏が頑張った!8巻

7〜8巻は上下巻といった内容なので、7巻の続きになります。こちらは表紙がハピエン保証みたいになってますねw

7巻でツァーリに潤が攫われてしまいました。
8巻では、可畏が双子の面倒を見ながら潤を探し出そうと奮闘します。可畏がメインで、いつもより潤の登場が少ない巻となっています。

可畏は最強の暴君竜ではありますが、潤がいなければ生きてはいけないような、心の弱さも持っています。
でも今回…

0

桜の園の蜜愛 ~強面の旦那様は絶倫でした~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

色んなイき方を覚えさせられてて、ニヤニヤ

西野花先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 5
絶倫 5
攻めフェラ 4
健気 4
な感じだと思います。

勇猛果敢な武将×清らかで美しい神子のカプです。受けの紫蘭くんは「芍薬」と呼ばれる国の祭祀を取り仕切る機関に神子として、奉納の舞いなどを務めていた。しかし20歳になると神子の任を解かれてしまう。俗世と切り離されて生…

1

渇愛 下 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

縛恋、祝・ノベライズ化

縛恋、ノベライズ化ですってよ!
これに尽きる。
あとがきに全て持ってかれたよー。

でも、中身も触れますよ。

上巻に続き、白泉社版との違いのみ書きます。

和也の日常が加筆されてて、あぁちゃんと大学生してるな、とニンマリできます。

レンタルビデオ屋でのバイトは、ファミレスに変更。配信の時代ですからね。

エッジは金髪に。白泉社版でも、ボブ〜セミロングだったけど、今回、金…

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