さがのひをさんのレビュー一覧

花嫁蒼介、ダーリンを激愛中 ~幼馴染とのむつまじき新婚生活~ 小説

逢西ひな  さがのひを 

明るいけどかなりのヤンデレ攻め

「激愛」のタイトル通り、攻めの愛がめちゃくちゃ重いです。
明るいヤンデレさんって感じで、笑えます。

攻め>>>>>>>>受けかと思いきや、受けも実は相当なもんで、たいがい!な二人。

愛がめちゃくちゃ重い攻めは好きなもんでなかなか楽しく読めたのだけど、萌どまりなのは、受けと受け家族の無神経ぶりが気に障ったから。

共通の友達の結婚式に参加した際に、相手の親から、攻めの薬指の指輪を指…

1

狼だなんて聞いてない! 小説

きたざわ尋子  さがのひを 

5人も兄弟要らないよね

きたざわ先生の文章はとても読みやすいのです。
今回は誰も血の繋がりの無い5人兄弟のお話で、1番下の2人がカップルになるのです。

那瑠が煌冴を拾ってと書いてあって、どんな例えだと思っていたら本当に拾ってたのには驚きました。でも凄く小さい訳では無くて中学生なんです。そしてゲイの養父が色々手続きしてくれて、一緒に暮らすようになります。いつも一緒で大学生になるまで同じベッドで寝ている関係に萌えまし…

1

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

心が洗われる

高校生モノ、と思って読んでとても良い意味で裏切られました。すごくすごく透明で、苦しいくらい清々しかったです。
出てくる子たちが、人として本当に爽やかで、自分はこんな正しく生きることができるのか!?て自分のヨゴレ加減がいたたまれなくなるほどでした…。

先のレビューにも書いてらっしゃいますが、
読み終わって口絵と表紙を見返すと意味がわかって「ああぁあー!!」て胸をかきむしられます切ないです。…

5

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

高校生

先生買い。高校生ものは得意ではないのですが母校をとても懐かしく思い出したので萌にしました。1カプの高校生→就職あたりぐらいまでの成長を追いかけていくお話です。特に前半が好きだったなあ。

訳あって一緒の学校に通うことになった幼馴染の洋平とトヨ(豊樹)。5月にようやく学校に来れるようになった伊吹と仲良くなります。伊吹は高校入試の頃に交通事故にあっていて、洋平がその時の恩人だったから、伊吹は「遅れ…

6

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

きらきらと眩しい、背筋が伸びるような作品

まずタイトルが美しい。

作中ゆったりと時は流れ、主人公たちは成長し、読み終えると余計、「ドロップス」という名詞の、その溶けてなくなる儚さや甘酸っぱさ、鮮やかな色合いが、青春物にしっくり来すぎて切なさを喚起されてしまう。

短編毎のタイトルも絶妙で、学生生活のイベントや四季の移り変わりがきらきら色とりどりに描かれています。

それにしても主人公たちの清らかさ!
人として恥じない生き方…

6

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

心が若葉の頃になる

まず大声で言いたいのは、
「この尾上さんは痛くない!」
……ってことなんです。
全作品を読んではいませんが、どうしても尾上さん作品は『死のかほり』がするイメージが強くて。その、ギリギリのところで燃え上がる恋が、儚くもきらきらと美しいのが魅力だと思ってきたんですね。
今作は『きらきらと美しい』部分はそのままに、ちゃんと生きて、生活していく恋が書かれていますよ。
モブの女の子たちも含めて、登…

10

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

赤いドロップは《恋が叶う》!

あー胸いっぱい(*ฅ́˘ฅ̀*)♡
トヨと伊吹の出会いから10年以上の年月を見守ることができて幸せです。

初めは勘違いから始まった恋でした。
受験の日、交通事故に遭ったところを助けてくれた男の子に恋をした伊吹。
その子と高校で再会してーー…という展開。
助けてくれたのは洋平だと思っている伊吹ですが、
本当の恩人は洋平の友人・トヨでした……

トヨ→伊吹→洋平という恋の矢印
伊…

9

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

甘酸っぱい、まさに「アオハル」。

作家買い。
尾上さんて、シリアスで痛い作品を描かれる作家さま、のイメージですが、今作品はそのイメージを大きく覆す、甘酸っぱくて、優しくって、まさに「アオハル」といった作品でした。

今までの作品と作風こそ大きく異なりますが、作品の造り、っていうのかな。
まず本篇があって、そこを補足する小話で脇を固めていく描き方は変わらず。読んでいてすんなりストーリーに入り込めますし、何より理解しやすい展開…

11

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

色とりどりにきらめく、甘くて切ない日々

表紙やタイトルから受ける印象どおりの、繊細で透明感がある作品。
高校生同士の、等身大の恋や友情を丁寧に綴った物語です。

もうこれ、めっちゃピュア!
甘酸っぱくて、時に切なくほんのり痛い。
そんな彼等の日常に、ひたすら萌え転がっちゃいましたよ。

ちなみに、表題作が雑誌掲載作に加筆修正したもの。
そこに、特典ペーパーのSSや個人サイト掲載作品が収録され、更に書き下ろしで二人のその後…

14

こわがり君にキスの雨 コミック

さがのひを 

初めから終わりまで素敵な1冊

いつも素敵な表紙に目を奪われます。

お話は、好きだからこそつく嘘。ゲイだか、終わりが見える恋なら今だけは・・・相手の負担に、重くならない様に心配をかけまいと・・・そしてその嘘も相手のために気が付かないフリをする。でも、それではだめだとこわがりな2人が、歩み寄っていく恋愛過程を描いたものでした。

もう本当に絵が素敵でわ表情が可愛くて、関西弁年下リーマン攻めが優しさと愛に溢れてました。かっ…

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