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月東湊 円陣闇丸
みざき
ネタバレ
ああー、またひとつ素敵な作品と出逢えてすごくうれしいです。 読み始めた途端にグッと惹かれ、少しずつ楽しむつもりが一気に読み終え今にいたります。 呪われた王と小さな花嫁が繰り広げる、おとぎ話のような物語を読んでいるうちに、気が付けばなんだか非常に心地の良い多幸感でいっぱいになれる。 作中にころんと転がっている小さな幸せをひとつずつ広い集めていたら、最後には手のひらいっぱいに大きな幸せを抱え…
月東湊 テクノサマタ
umeair
キャラ文庫さんのフェアで購入したこちら、350P超えと大ボリュームのお話。 そのボリュームにも納得!!の重厚壮大なファンタジーに、心震えました。 黒い霧に滅ぼされた王国の唯一の生き残りであるシルヴィエル(エル・受け)。 逃亡の末に師である神官と最後の王子を失い、敵討ちを誓って7年。 竜の村で勇者により570年前に剣で串刺しにされた竜(攻め)の伝説の剣を抜き、復讐を果たすために立ち去ろう…
月東湊 みずかねりょう
renachi
挿絵の角がとにかく素晴らしくて、いろんな角度から立体感を楽しめる角のイラストに見入ってしまった。ストーリーは不憫な健気受けがワケあり攻めと幸せになるファンタジー。善人すぎた学者魔人のキャラが一番魅力的だったかも。 生贄にするために育てられたフェイは、小鳥人の証になる翼を隠し続けて生き、獣魔王に捧げられる。経緯は胸糞だが、フェイ自身が目的をもって乗り込んでいたので良かった。怯えるだけの主人公じ…
165
ダルガートとリラが平和条約を結ぶために郭国を訪れるところから。 予想外の大歓迎を受けて戸惑う二人。 もう郭国の皇帝が偉いお人で。ダルガートに国を統べるとはと教え導き。祖国で忌み嫌われ続けたダルガートに、郭国ではこんなに敬われ愛されるところを見せてくれて。 ジーンと来ました。ずっと軟禁生活か戦場しか経験がなく王としての礼儀作法や帝王学も知らないダルガート。会話もリラや最小限の家臣のみだ…
月東湊 街子マドカ
siota
これはストーリーには関係ないセリフですが、非常に印象的なセリフでした。山神様との恋愛に戸惑う若草に向けた、鹿の言葉でした。 最初に読んだ時はめちゃくちゃ衝撃的で、一瞬思考が停止しました。ほんとに色んな可能性を秘めた言葉ですよね。この作品を読む気がない人にも、このセリフだけはどうしても読んでほしい。これがどの作品にも通じる設定ではないのは分かってるんですが、この衝撃だけは分かち合いたかったんです…
フランク
あらすじにもある「親の離婚、義父の蔑み、学校での性的虐めに傷つき、海に身を投げた高校生の優翔」という部分がかなりの過酷さ&具体的で、しかも彼らに制裁があったかどうか書かれていないのでちょっとモヤぁ…が残りましたが、全体的な雰囲気はとても優しくて好みでした。 なんといっても攻めが好み。 優翔は強姦されそうになったトラウマゆえに人に触られることに恐怖を覚えるようになってしまったんだけど、そんな…
月東湊 榊空也
みぃりぃ
渉が、幸せだと自分で思えるようになって良かったです(´つω・`) 彼の生い立ちと境遇には、もう辛いし切ない…!! 高野が憎たらしくなりました。 よく許されたな…。 もっと痛めつけてもいいんじゃないかって思えるぐらいの渉への仕打ちが私は許せなかった ಠ_ಠ でも、渉への異常な執着ゆえの愛情は渉にとっては唯一の自分自身へ初めて優しさと愛情をくれた人と思ってしまうのは仕方ないのかなぁ…と思…
あんバターパン
これは…BL版「美女と野獣」ですね!美女じゃないから「美男と野獣」でしょうか…。私、不憫受けのお話が大大大好きなのですが、これはその逆で不憫攻めという、ちょっと初体験な設定でした。結果、不憫は受けでも攻めでも私には刺さりまくるということが判明した次第です…。 そもそも、普通の王子として誕生するはずだったダルガートが黒獅子頭になったのは彼の父王の尊大な振る舞いのせい。そのツケをなぜ息子が受けな…
月東湊
碧雲
「旅の道づれは名もなき竜」の番外編4作 全部が、相愛を描いた暖かい内容だけに、 読後、花食いの優しい竜が、シルヴィエルが亡くなった後、 どうするんだろうかと思ってしまった。 数百年の間、ずっと独りで生きて、 仲間の花食い竜は絶滅、 夢を見ないはずの竜が、観た夢は、死んだ両親や、助けてくれた少年。 人間の寿命は短い。 竜に比べたら儚い寿命のシルヴィエルの ほんのちょっとの笑…
本編後シルヴィエルの故郷の神殿で暮らす二人。竜視点です。 毎日シルヴィエルは朝早く起きて神殿の精霊の泉を磨きます。 シルヴィエルを抱きしめて眠る竜は気づくものの後から起きてシルヴィエルの様子を見守り、彼の美しさにうっとり。 本当はシルヴィエルとイチャイチャやもっと先のこともしたいのに、シルヴィエルが精霊のいる場所では…とさせてくれなくて。 思わず竜は精霊たちが一晩旅行にでも行っ…