中原一也さんのレビュー一覧

「つごもりの夜にもういちど」コミコミ特典SS小冊子「きっと、いつか」 グッズ

想いは時空を超えて

本品は『つごもりの夜にもういちど』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編幕間、吉乃が土地代理となった後のお話です。

吉乃が神様代理としてこの地を再び納め始めてから10年、
未だに愛する人との再会は叶いません。
以前は山から降りられたのに戻ってからは
ここからでられなくなっていたのです。

2度と吉野が役目を放棄しないようにと道が閉じても
向葵はいつも吉乃に向かって歩い…

0

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

すごい結末だった…!

本人の意思ではなく、不老不死の薬を飲み、死ねない体になってしまった司波と何故か暗闇と閉所が恐ろしい矢代が七夕の霧雨の夜に出会う。

司波はある一人の男への思いを引きずり約150年も孤独に耐えて生きていた。矢代はそんな司波を不憫に思い、司波が死ねる方法を一緒に探す決意をする。

司波が不老不死の薬を飲んでしまった経緯や、矢代が暗闇と閉所を怖がる理由が重なり、全ての謎が解ける。

あとがき…

1

僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

爽やかな青い表紙だけど、シリアス!

現代を舞台にしているけれどあくまでファンタジーで、小説の世界の出来事。そう思いでもしないと、受けと攻めの置かれている環境がしんどすぎて重い。

受けのお母さんがひどいんです。ですが悪役じゃないので憎めず・・・もやもや。心の病気とはいえ、受けくんだって自分の息子なのにこれは辛い。

でも、後半にちゃんと間違いを正して、家族が立ち直っていく様が描写されていてすっきりしました。攻めの方の問題はミ…

1

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

ネタバレ無しで読んで欲しい

と言いつつあらすじからもしかして号泣の展開になるのではと警戒して、先に皆さまのレビューを読みながらある程度を予想してから読み始めました。

ちょっと身体の為に余計なストレスをかけない様に過ごしているので、いつも心を平坦にしようと心がけているんです。www

で読み始めて吉乃パートはレビューでヒントを貰ってたこともあり、吉乃を慕う向葵の少年から青年にかけての恋心を楽しむ事が出来ました。2人が…

4

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

世界を変える出会い

今回は別荘で養生中の青年と成長速度が速い青年のお話です。 

養生中の受様が出会った攻様と友となり、恋仲になり、
ともに未来へと向かうまで。

受様は病気療養で両親と離れて別荘暮らしています。
受様の周りには世話役である執事をはじめとする
使用人しかおらず、時間は穏やかに流れています。

受様は23才の誕生日を迎えたものの
色白ではかなげな雰囲気で細身の体ゆえか
もう少し若く…

4

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

つごもりの日に会いに来る

先生買い。これも忘れ無さそうと思ったので萌2にしました。都合よくバラ色って感じの終わり方ではないので、超お気楽ハピエンが好きなの♡という方は少しご確認ください。本編240P超+あとがき。泣き虫な方はおうちで読まれる方がよいかもです。つごもり=月末。

病気療養のため山の中腹にある別荘で、執事や仕える者たちとゆったり暮らしている吉乃(よしの)。ある日、どこからか子供の声が聞こえてきたので、探して…

3

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

最後の最後まで読めない展開

えーーー…これは衝撃。
めちゃくちゃに二転三転するストーリーです。
想像の斜め上をいくというか、予想がどんどん裏切られていく感じ。先の展開が全く読めなくて、この結末を予想できる人はいないんじゃないでしょうか。


物語冒頭は、素敵なイケメン(向葵)と美しい青年(吉乃)がお祭りでいい雰囲気な場面で始まります。
ちょっとおかしな部分というのは、どうやら2人の時間の流れ…歳の取り方が違うよう…

5

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

二転三転するストーリーに翻弄されっぱなし。

作家買い。

中原作品に、小椋さんが挿絵を描かれているとか、めっちゃ最高やん…!と思いつつ手に取った今作品。普段ネタバレ上等でレビューを書いていますが、いやいやいや。これはあまりネタバレしたらダメな作品。と思ったので、なるべくネタバレなしでのレビューを書こうと思います。





主人公は吉乃。
25歳の彼は身体が弱く、田舎の山中にある別荘で暮らしている青年だ。彼の世話をしてくれ…

7

シャレード文庫25周年記念小冊子 グッズ

らごらごが好きすぎる

シャレード文庫さん25周年記念に出された小冊子。
総勢17名の先生方が、ご自身の作品の後日談等を6Pぐらいずつ書かれているものになります。以下コメント。
3と17が好き!17、神!!!!!!

1.葵居ゆゆ先生 運命のベータはアルファの溺愛に咲く
 アレクシスが明希の羽づくろいをしてあげるお話

2.稲月しん先生 ヤクザから貞操をしつこく狙われています
 柏木の誕生日をヒロが祝おう…

0

僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

絶妙なタイトルです

今回は死の匂いを纏う職人とおにぎり店オーナーのお話です。 

受様が攻様と関わった事で偽りの家族関係を正し、
攻様が"死の匂い"から解放されるまで。

受様には死の匂いを嗅ぎとる能力があります。

その香りは不快ではなく、心地いい爽やかさすら感じた為
受様は母から漂う匂いを感じた時に父に話しますが
気のせいだと断じられてしまいます。

その時の母は受様の兄…

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