陵々さんのマイページ

レビューした作品

女性陵々さん

レビュー数239

ポイント数1549

今年度18位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

まさに獣のような激しい想い

幾がお先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
言葉責め 4
エロ 4
執着 3
オメガバース 2
な感じだと思います。

士朗さん×櫂理さんのカプです。

オオカミでアルファの士朗さんとマーゲイというネコ科でオメガの櫂理さんによる獣人オメガバース作品です。

オメガと隠しモデルの仕事をしている櫂理さん。そんな櫂理さんの金銭的援助をしてくれる作曲家の士朗さん。2人は番同士だけど、それはただの契約での番。
しかし、士朗さんに想いを寄せている櫂理さんと、やたらと子作りや孕ませようとする士朗さん。

読んでいて分かるのですが、士朗さんの方も櫂理さんに対しての好意や執着が垣間見えるし、絡み中での櫂理さんを孕ませようとする言動が凄まじいです。
他にも、櫂理さんの胸から母乳が出たり、子宮とか孕んで、とかの発言が多いので、ある種の言葉責めになってます。でも、そこまでの言動が描かれていますが、本編や描き下ろしでは、赤ちゃんは出来ていません。せっかくなら2人の赤ちゃんが見たかったですね。

今作はオメガバース作品の設定であるビッチングが描かれていますが、そこまでオメガバース要素満載ではなかったのと、獣人要素ももう少し読みたかったですね。
でも個人的に、士朗さんの亀頭球描写があったのは良かったです。

契約で番となった士朗さんと櫂理さん。だけど、それでは抑えられない執着や愛欲が絡み描写での激しさとして物語っているので、とても濃厚で濃密なので、是非とも読んでほしいです。

甘くて優しい癒しの関係

ずつうやく先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 3
しんみり 2
甘い 2
溺愛 2
な感じだと思います。

五ノ井さん×槙さんのカプです。

寂しさと日々のストレスで不眠症の槙さん。しかし、行きつけのバーで出会ったイノさんと身体を重ね更にはぐっすり眠ることも出来た。しかし、会社に行くと、一夜を共にしたイノさんが、会社の後輩の五ノ井さんとして再会してしまう。

イノさんの時は少し強引に、五ノ井さんの時はワンコ系で、槙さんにアプローチしてきます。でもそのどちらの時も優しさと甘さが垣間見えるのでとても好感が持てます。
槙さんも、イノさんが五ノ井さんだと判明した時は少し警戒しますが、五ノ井さんの言動にドキドキ絆されちゃって、槙さんの方から「まだねむくない」など、煽っちゃう姿がエロ可愛いです。

出張で暫く会えないという会話の時に、五ノ井さんが料理をしたり、お風呂を用意してくれたりと、槙さんの身の回りのことをしていたことが判明しますが、その描写が殆ど無かったので、そういう溺愛っぷりが、個人的にはもっと見たかったですね。
あと、終盤の展開には、ここでこの展開をぶち込むの?とちょっと戸惑いましたね。

全体的に、終始甘くて良い雰囲気の五ノ井さんと槙さんなので、是非とも読んでほしいです。

処女ビッチ描写をもっと味わいたかった

ノノダイツミ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
甘々 3
ビッチ 2
エロ 2
な感じだと思います。

ユウトさん×カナデさんのカプです。

理想のモノで脱処女を夢見て、出会い系を利用しているカナデさん。そしてマッチングしたユウトさんとデートからのホテルに連れ込み、ユウトさんのモノを確認すると…。

お尻でのオナニーが大好きで開発済みだけど、処女なカナデさん。そして遂に理想のモノを持つユウトさんに出会うが、初めてのデートでは最後まで出来ず仕舞い。しかし次のデートを約束するが、ユウトさんに交際を申し込まれてしまいます。
脱処女が目的のカナデさんと恋人を探してるユウトさん。出会い系を利用する目的で2人共違うので、その後のやり取りがちぐはぐになっちゃいます。

もっとカナデさんのビッチ感が描かれていて、身体を繋げた後に何かしらの波乱があるのかと思ったら、それ以前の所で立ち往生してる展開だったり、ユウトさんの性格などもちょっと掴み辛かったり、物語りとしても少し物足りなかったですね。
でもカナデさんが持ってるおもちゃに対してのユウトさんの執着めいた言動は良かったです。そういう言動をもっとしてほしかったな。

本編その後、恋人同士となったユウトさんとカナデさんのやり取りは甘々で可愛かったので、個人的にはその後のお話がもっと読みたかったですね。

展開的に王道寄りで、カナデさんのビッチっぽさが過激ではないので、比較的読み易いので、読んでみては如何ですか。

危うくも甘い支配

待望の未熟な僕は支配を乞うの2巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
ツンデレ 4
ヤンデレ 3
エロ 3
健気 2
な感じだと思います。

前作に引き続き、行瑠さん×律路さんのカプです。

今作は前作よりもハードプレイや血表現は少なめですが、相変わらず行瑠さんと律路さんの危うくも甘くて濃厚な絡みや、かなり危険な言動や思想などをサラッと描写されているので、世界観や展開は間違いなく堪能出来ます。

前作の終わり方が、不穏な感じだったらので、どうなるかと思われましたが、物語り序盤で何とか上手くいくのでご安心を。
しかし、せっかくパートナーになった行瑠さんと律路さんだけど、欲求を解消するパートナーであって、恋人ではないと一蹴する律路さん。その時の行瑠さんのリアクションが流石にちょっと可哀想だなと思ってしまいました。抑制剤の副作用も来ちゃったりして、ヤンデレよりも行瑠さんって健気なのかもと思いました。

でも大丈夫。ちゃんとヤンデレ描写もあります。それだけでなく、他のDomである宇津木さんに対しての威嚇や律路さんへの想いと執着が言わずもがな凄まじいです。
それなのに、律路さんも首輪を買いに行った時の言動がまた健気さと可愛さがあって、あれ?数ページ前まで、あんなに凄まじいDomを発揮させてた同一人物なの?とギャップが凄かったですね。

行瑠さんをパートナーと認めたが、恋人ではないと言い切った律路さん。それなのに、サブスペースに入っている時は、行瑠さんに好きだと言ってグズグズのフニャフニャになってる姿が、ほんとツンデレ過ぎるよ!ってなりますね。

律路さんが望んでいるような支配、行瑠さんが抱いているような支配、それぞれの想いが危うくも、それがピッタリハマったとこが少し怖さもあるが、きっとドロっとした甘さだと思うし見てみたいので、次巻も買わせて頂きます。

確かに得意なこと

相変わらず細田さんのお世話をしている楢崎さん。そんな楢崎さんの料理を食べながら、得意なモンってなんなんだ?と、問い掛ける細田さん。

話の流れから、料理のことを問い掛けている細田さんと、ちゃんと料理の事だと分かったうえで、返答をする楢崎さん。
でもその返答が、料理じゃなくて、細田さんにオヤジか…と突っ込まれちゃうようなことを言います。

しかし、楢崎さんの返答にドキッとした満更でもない細田さん。相変わらずのチョロさが可愛いです。

ただの世話焼きスパダリと侮るなかれ

晴屋うまこ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
チョロい 3
エロ 3
溺愛 3
な感じだと思います。

楢崎さん×細田さんのカプです。

大学生時代、お互い干渉しないことを条件にルームシェアをしていた楢崎さんと細田さん。そして時は経き、7年振りに会社の取引相手として再会する。

大学生の時は友達とも呼べない関係だったけど、実は楢崎さんで抜いたことがある細田さん。更にはゲイであることも隠していて。再会した楢崎さんに後ろめたさがありながらも、本当は学生時代に仲良くなりたかったと思っていた細田さんがいじらしくも可愛いです。
そして再会後は、楢崎さんの言動に翻弄されたり、ドキドキしちゃう細田さんがやっぱりチョロ可愛いです。

世話焼きスパダリな楢崎さん。ただの世話焼き好きってだけでなく、勿論細田さんのことを想っている言動が垣間見えるまさにスパダリですね。でも色々と開き直って、物語り終盤の意外な問題点が、策士っぽくてゾクッとしました。

思わずお世話したくなっちゃうちょっとだらし無くてチョロくて可愛い細田さんと世話焼きスパダリ、だけどただ甘くて優しいだけじゃない楢崎さんとのやり取りにドキドキキュンとするので、是非とも読んでほしいです。

BL的萌えが少なくて

水原とほる先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
オカルト 2
仄暗い 2
エロ 1
な感じだと思います。

公則さん×充紀さんのカプです。

研究資料を受け取る為に訪れて村で、特別な祭事期間はよそ者は入村出来ない筈だったのに、何故か巫女神楽を舞うことを強制させられた充紀さん。

少しオカルト要素もあり仄暗い雰囲気ではありますが、結局一番怖いのは人だな、と再確認出来た気がします。話が通じない、手のひら返しの村のオッサン達の気持ち悪さとイラつきが凄かったです。

そして、疑問や不安を抱えたまま「イヅナ舞」の練習をする公則さんと充紀さん。舞いや殺陣、弓矢のやり方など、色々なことが細かく書かれているので、読み応えはあると思うのですが、イヅナ舞の練習などが多くて公則さんと充紀さんのBLや恋愛的なやり取りが少なくて萌えに繋がらなかったですね。

充紀さんは、既婚者である教授の戸上さんと関係を持っています。戸上さんは、奥さんへの愛情はもう無いが、世間体を気にして離婚はしないが、愛しているのは充紀さんだけという発言に、充紀さん自身は不安と抱いています。
公則さんの方も、忘れられない想い人がいて。充紀さんも公則さんも気持ちや想いの種類は違うけど、お互い違う相手はいるような状態なのでイヅナ舞をする間だけの関係性という、所謂吊り橋効果というやつなのか…そこまで萌えは感じなかったですね。

ほんのり仄暗くてオカルト要素もある、不思議な雰囲気。でも最後はバッドエンドにはならないのでご安心を。弓を引く時のやり方など、細かく書かれているので、興味を引かれる人はいると思うので、読んでみては如何ですか。

甘く意地悪なギャップ

晴屋うまこ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
言葉責め 3
エロ 3
ギャップ 2
な感じだと思います。

結城さん×松川さんのカプです。

外見や身嗜み、言動や人当たりまで日々努力し気を遣っている松川さん。そんな松川さんだが、会社の後輩の結城さんが見た目がとにかく良いのに、その手入れや人間関係に無頓着な為、内心嫌っていて…。

攻めの結城さんは、女子社員などに対して無愛想だけど、松川さんにはグイグイ来るし、松川さんの言動で一喜一憂したり、絡みでの甘くて意地悪な言葉責めをしてきたりなど、無愛想な時とのギャップが堪らないです。

受けの松川さんは、先輩として後輩の結城さんの無愛想を直そうとして、徐々に結城さんの周りに人が集まるようになると、モヤモヤして辛くなっちゃう、あるある展開だけど、松川さんのチョロさが可愛いです。

レトロBLの短編も同時収録されていて、どちらのカプもしんみりさと甘さが絶妙なので、是非とも読んでほしいです。

本編とは違った味わいの面白さ

待望の美しい彼の番外編集、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
笑い 3
甘さ 2
エロ 1
な感じだと思います。

前作に引き続き、平良くん×清居くんのカプです。

今作は美しい彼シリーズの番外編集で、バースデーフェア小冊子や店舗特典などの様々な短編集と書き下ろしが同時収録されています。なので、読者によっては半分程、読んだことがある内容となっていると思います。

まず、美しい彼シリーズ本編は比較的、大学生になってる平良くんと清居くんのお話なので、番外編集で一番最初に収録されていたのが、平良くん達が高校生の時のお話だったので、あれ?っと一瞬戸惑ってしまいました。

あと小冊子に収録されてた短編物が多いので、少ないページで平良くんの気持ち悪さや奇行の濃度が高くて、これでもかと味わえるので、思わず笑ってしまうシーンが多々ありました。

収録されてるお話の年代の順番がバラバラに収録されているので、お話での時系列もバラバラで、個人的にはそこは順序通りにしてくれた方が分かり易かったかなと思いました。

番外編集では、本編でのしんみりさや焦れったさなどよりも、比較的にコミカルでシュールなやり取りが堪能出来るので、本編ではなかなかお目見え出来ない笑いの面での面白さがありましたので、是非とも読んでほしいです。

あなたの存在が悩ましくも愛おしい

待望の美しい彼の3巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
メンタル 3
甘さ 2
エロ 1
な感じだと思います。

前作に引き続き、平良くん×清居くんのカプです。

念願だった、演出家の舞台に立つことが出来た清居くん。しかし、配役された役は似ても似つかない、売れないお笑い芸人役。その所為か演技は上手くいかず、更には美形が邪魔をしているようで…。平良くんの方も周りの期待に押し潰されそうになってて…。

作中での清居くんは鬼メンタルだと表現されていますが、今作はある意味読者も強メンタルが必要なのかなと思うくらい、メンタルが削られたり、気が滅入ったり、どんよりする描写もあります。

元々、登場人物の心理描写が細やかに書かれているからこそ、今作は舞台の演技が上手くいかず、演出家からバッサリ言われる清居くんに、感情移入とまではいかないが、自分自身の立場だったらと錯覚して読んでてメンタルが削られる気がして、ちょっとしんどかったですね。

今作は舞台の為、体重を増量することを決意した清居くんと、その姿を見られたくないと、平良くんと別居するので、2人のやり取りは少なめかなと思いました。
でも離れていた分、募らせていく想いや伝えられた言葉の甘さが堪らなく胸に響きました。

SNSで蔓延るアンチの誹謗中傷。それにも負けない鬼メンタルの清居くんも勿論格好良いですが、物語り終盤で清居くんに向けた不審くんの発言には思わず涙が溢れましたので、是非とも読んでほしいです。