まさに神作品と言っても過言ではない作品です。
不幸を栄養素として生命を維持している男と不幸体質の男の話で、最初はどんなストーリー展開になっていくんだろうと思っていましたが、最後はハッピーエンドでうまくまとめられていたと思います。
幸せな気持ちになったり悲しい気持ちになったり、感情がジェットコースターのようでした。
お互い不幸しかしらない2人が共に暮らしていくうちに平凡な幸せを一つ一つ見つけていく様子は心温まりました。
小さいキッチンで体を縮こませながら料理を作る、それが幸せ。
幸せになることは死を意味すること。
自分にとっては毒でも相手の笑顔を見るためなら耐えられる。
愛してしまえば自分は消えてしまう。
愛は毒、それでも愛が欲しい。
命を削ってまで相手を愛す愛情の深さに涙しました。
絵も綺麗だしストーリー展開もシリアスな映画のようでとても引き込まれる作品でした。
言葉にならないくらいの神作品です。
今まであるようでなかった物語。
まるでRPGの中に入ったような感覚。
孤独な覡様と一人の少年の物語。
覡様の周りは常に死と隣り合わで暗い世界。
人々を守るため、一人暗い海と戦う覡様。
覡様の風貌は周囲の人間とは異なっていた。
幽霊みたいに白くて、手足だけが黒い。
周りの人間とちがう覡様を村人たちは恐れていた。
孤独な覡様の元に現れた一人の少年と出会ったことで覡様の世界が徐々に変わり始めた。
真っ暗な孤独な世界しか知らなかった覡様にとって、明るく優しい少年は覡様にとってたった一つの灯りのような存在。
二人の醸し出す温かい雰囲気に心が満たされる。
覡様の悲しい運命に涙するシーンや、ハラハラドキドキさせられる場面もある。
両想いのはずなのに、なかなかくっつかない二人にムズムズ…。
どうして二人は幸せになれないんだろう。
どうか二人が幸せになれますようにと願うばかりです。
読み応え抜群。ストーリー重視の方は是非オススメします。
最初からコメディ感半端なくて、ただのエロだろうと思ってたけど、内容が充実していて読み応え120点でした!
笑える場面も多く、エロも充実してて楽しく読ませてもらいました。
αとΩの関係性だけではなく、キツネ(捕食者)とネズミ(被食者)の関係性も入れてストーリー構成を作っているので、シリアスな場面もあり、思わず泣いちゃいました。
本能が好きな人を欲する(捕食)する気持ちに打ち勝とうとするキツネがかっこいいと思いました。
表紙だけ見ればエロ重視の本に見えるかもしれませんが、中身はとても温かみのある作品でした。
捕食者と被食者の恋愛って素晴らしいですねw
キツネさんの一途さに神評価差し上げたいですw
お互い目が合うが話したことがない2人が、とあるきっかけで話すようになる。
聞き上手の陽に自分の言えない心のうちを話すうちに徐々に徐々に関係が深くなっていく陽と翔太。
翔太には過去に深い傷があり、陽に出会ったことで前向きに人生を歩むようになる。
陽にも暗い過去があり、それを翔太に知られたくないけど知られてしまい、一度は自ら離れようとするけど翔太がその過去ごと受け入れてくれた。
翔太の過去を知りながらも友人たちは翔太を立ち直らせようと必死になっていたり、陽と翔太が付き合うとかも1番に喜んでくれていたところをみて、読み手の私まで嬉しくなりました。
内容的には王道だけど、トラウマに葛藤して立ち向かっていく前向きさに心打たれました。
個人的に思うのは、神田さんはいい人すぎて報われないタイプの人間だなと思った。
あと瑞稀ちゃん可愛い♡私の推しですw
エロはないけれどストーリー重視の人にはオススメですよ。
私のレビューは、こんな意見もあるんだなと参考程度に流し見して下さい。
絵津鼓さんの作品好きで購入しました。
結果から言うと微妙でした。
受けはゲイで攻めはノンケ。
お互い付き合ってた相手とうまくいかなくてくっついた感じです。
それはわかった。
お互いストレスもなく付き合える相手を探していて、攻めは過去のトラウマで精神疾患になったのはわかる…。
でも、あの咳はなんだろう。なんで咳してたの?
精神疾患で咳でるの?と思いながら見てしまいました…。
薬や疾患の知識がある人は、そこに意識が向いて途中から話が入ってこないかもしれない…。
(てか、そもそも精神疾患は治る表現がちょっと…。薬で症状は改善できるけど、完治はしない)
まだまだ突っ込みどころ満載…。
読んでてつっこみたくなり、話が入ってこない…。
関係性も曖昧に進行し、最後には家族になろう…。←え?展開はやくない?
マイナス意見すみませんでした。
オールドファッションカップケーキの続編です。
最初は甘々なカップルの朝から始まります。
年下の恋人が可愛くて仕方がなく、どんどん外川さんを好きになっていく野末さん。
40歳なのに可愛い…♡←私の感想
外川さんと付き合ううちに現れた障害。
それは、男同士が付き合うという世間の目に野末さんは悩まされていきます。
外川さんは結婚したいくらい野末さんが好きなのに、野末さんは周りの目が気になって好きなのに深く踏み込めない。
そのせいでどんどんすれ違っていきます。
空回りして喧嘩して疎遠になるも、やっぱり外川さんが好きだと自覚する。
好きなのに避けられていると感じ、やめていたタバコを吸い始めたり酒の量が増えたりとメンタル的にもボロボロ。
その後、仲直りした2人は話し合いお互いに幸せになれる方法を探していきます。
喧嘩して吹っ切れた様子の野末さんから外川さんへプロポーズする瞬間はきゅん♡としました。
納豆の横に結婚指輪とか平和…♡
誰にも思いつかないような発想が素敵だなと思いました。
この世にこんな可愛い40歳がいるのかというほど野末さんは可愛かった。
世界中探しても野末さんほど可愛い40歳はいないと断言できるほど可愛かった‼︎
喧嘩したり笑ったり当たり前なことが2人にとっては幸せなこと。
ほんわかしていて程よく切ないいい話でした。
まだ読んだことのない人は是非読んでほしいです。
最初からお互いを意識して恋愛関係になるBLは多いとは思いますが、この作品は前半仕事メインで後半が恋愛メインです。
絵がとても綺麗で心理描写など、鮮明に描かれていると思います。
甘々なべたべたな恋愛というわけではなく、大人の恋愛。恋人になりますが、あることがきっかけで別れることに…。攻めが受けを大切にしていなかったと気づき、別れてからも受けとヨリを戻したくて攻めが毎日贈り物をする姿勢も良かったと思いました。
最初は受けのほうが惚れてたのに、後半になるにつれて攻めのほうが受けにベタ惚れになっていたのも萌ましたね。
甘くてきゅんっとする場面もあれば、切なくて胸が苦しくなる場面もあり、飽きずに最後まで楽しく読ませて頂きました。
可能であれば続編が読んでみたいと思えた作品でした。
言葉にできないくらい素晴らしいの言葉でしか表せられない。切ない映画を見ているような作品でした。
例えるならBANANA FISHのアッシュと英二のようなお互いがいなくてはならならい存在のような淡く切ない関係。二人の少年の短くて濃い恋愛物語でした。
ラストは悲しい結末でしたが、二人にとってはあれが一番幸せな選択だったんだと感じました。
久々にこんな心に響くような作品に巡り合いました。余韻でしばらく動けませんでした。
もし、二人が生まれ変わり再び出逢えたら今度こそ幸せになってほしいと思います。
「素晴らしい作品をありがとうございました」と作者様にお礼を言いたいです。