前巻で「シリーズ化してもっと沢山読ませて欲しい」ってレビューを書いて、見事に叶いました。もうすぐ3巻発売ですね。久々に1巻も読み返しましたが、やっぱり面白かった!萌2にしてたけど、神でもよかったな。
さて2巻の感想。結婚とか言っちゃってる溺愛攻め作品は本当にいいです。安心して読める。いや、冒頭から完全に清行に対して安心できない始まり方だけど。豪傑の攻めが愛故に暴走する作品が好きな自分には美味しい。一方で受けにはいじいじ悩んで欲しいので、この2人の性格は好みストライク。清行のどエロい背中ど真ん中ストレートですよ本当に全くけしからん。
キス1日5回しようって約束してる2人が可愛すぎる。清行が言うのはわかる。善次か受け入れてるのが…きみらほんとらぶらぶね。ラブラブはいいけど4限と5限の間に学校で致すなよ。ま、攻めの性欲なんて強けりゃ強い方がいいですから!!!
途中までは割とニコニコ読んでましたが、「10年後までカウントダウン始めた」辺りからやや狂気を感じてちょっと距離をとりたくなったけど。
10巻読まないとね!とか思ったりもしましたが、うん、読んでも読まなくても例の如く唐突にワールドが展開されるので、もはや読み返すとかそういう問題ではありませんでした。
類を見ないクズ男に絆されちゃったシマちゃん登場。大将×シマCPはこの作品2番目の推しです。嬉しい。子供たちが相変わらずチマチマで可愛い。自分の1番の推しCPも顔面のみちっちゃく登場してます。登場とは言えない登場の仕方だしひどい言われようだ笑(むっつり潔癖&頭どうかしてる根明)
そしてついに国政×ノリリンパートに戻ってきた!戻ってきた…のか?さんざっぱら焦らされた挙句に読者非公開の初貫通。で、戻ってきたかと思ったら長尺のマキオとカレン…いや、好きだけど。彼女らも好きだけどさ!!
見事にこの作品に振り回されてます。今までシリーズ神評価を貫いてきましたが、この巻で完結する萌を手に入れられなかったのもありはじめての萌2です。かといって寿たらこ先生にこちらから求めるものなどないのだ…好きにやってくれ…
連載を追いかけてここに到達するカタルシスを得られていないのも良くないんだろうなぁと思いつつ、軒並みの神評価の中で萌評価をつけることに申し訳なさすらある。
もともとウノハナ先生の作品とは相性が良い方ではないので、そんな人のレビューだなと思ってください。
過去と現在行き来する構成や情報の出し方はとても好きで、起承転結の美しさなど含め3巻まで萌2評価にしてます。
突発性難聴や突然のイギリス行き、日本から出てったり帰ってきたりって情報があった割には、現在パートはぬるっと解決しちゃったなという印象。イギリスで何してたかが気になってしまう。難聴は根本的に解決(良くはならないが悪くもならない落とし所とかね)の道筋は見えてるのか?宗純の人物像があまり自分に落ちてなくて、彼に魅力を感じられないまま4巻までいっちゃったのも良くなかったかな。折に触れて読み返してみます。
デビュー作でかなり好感をもったオオタコマメ先生の二作目。
絵柄は、一般的なとっつきやすさは増していましたが、セクシーさは話の内容の影響もありデビュー作に軍配。どちらかというと以前の方が好みだったけど、沢山の方に読んでもらえる絵柄は断然こちら。それにしても車内を描くのはなかなか難しいのに、構図で工夫してるところもあり、お上手です。
デビュー作で気になっていた二人の箱庭感は変わらず。どちらも話の軸を考えると特に世界を広げる必要はないんだけど、カバー下の康太の父なんか非常にいい感じなので、もっと登場人物多めの作品が読んでみたいなぁ。
康太が図書館司書補で、八月一日がその利用者という主役2人なだけあって、作品全体に文学っぽさが漂ってました。邦画っぽさもある。気怠さがいいです。
自分は総じてデビュー作の方が好きだけど、今後も気になる作家さんです。