こんなに幸せな続編あるかと思いました。
もちろんトラブルはありましたが、それでも幸せなふたりの姿、夢を追い続ける姿が見られて本当に幸せです。
前作、ボクたちはまだ青くよりも、もっと懐いている新内が本当に可愛くて可愛くて可愛かったですね。
七種も新内にどんどん甘くなっていくしなんて相性の良いカップルなのだろうとにこにこしながら読みました。
前作はまさに青春!ってかんじで青く青く、夏のイメージが強いですが、今作は夏だけでは無く、これから先の季節もずっと一緒にいるんだろうなという安心感がありました。(言いたいことが纏まらない)
これから先も、ふたりが幸せに夢を追い続けられますように。
1度さーっと読んだだけでは「ちょっと暗い系ね」と思うだけでした
しかしちゃんと読み直すと、受けも攻めも心の傷があり、2人で傷付けた相手を憎んでいるけど憎まないフリをしながらやり過ごしているんだと分かりました
傷と向き合わないことは傷を見ないことと一緒で、傷が膿んでも知らないフリをし続けるどころか、自分で傷口を開いてもとの痛みを見ないようにしたんだなあと思いました
受けの子は攻めの子にどうにか傷を受け止めて欲しかったけど、似たもの同士の2人は互いの傷を受け止め切れる筈がないし、でも最後の最後にちゃんと向き合って、受けの子に対してもちゃんと向き合うように背中を押せたのが良かったです
あと先生は結局なんなの?って気持ちにはなりました
何度も読み返したくなる作品です
上司がダウナー系かと問われると、深く頷くことは出来ないのかもしれない。
しかし、クール系上司がデレていく可愛さ、犬系後輩がひたすら尻尾を振って上司を追いかけていく可愛さ、まずこれがとても可愛かった。
お互いにすれ違ってしまったときはちゃんと、反省出来ているというか、振り返りが出来ていたので、「これはちゃんとハピエンになるやつやなあ」と微笑ましく読めました。(これが出来るか出来ないかでその先の関係性が一気に変わることを私は知っている)
絵が大変綺麗で好みなのと、可愛い綺麗受けが好きな私としましてはとてもタイプな受けであったこと、攻めが可愛すぎずヘタレでもなく好みのカップリングであったことが、今回の評価に繋がりました。
栗原カナさんの漫画、絵が好み+キャラクターが好み+カップリングが好み過ぎて、栗原さんを見付けてから心が安定しております。
神に感謝です。
短編集です。
暮田先生の作品は初めて読みますが、絵が綺麗で読みやすいです。
表題である還らずの夏を読んで、「ヴッ…」と少し落ち込んで、でも大丈夫、わたしは彼らの幸せな時間をほとんど知らないからつらくてもすぐ立ち直れるよ!と、メリバ読書特有の謎ポジティブが発動しました。
しかし、読み進めていくと、なんということでしょう。
あったのです。幸せな夏の時間の漫画。
「ずっと一緒にいような」
このセリフを読んだ私は、このレビュータイトル通りの言葉が口をついて出ました。
「ひ、酷すぎる…」
順番って大事だと思うんです。
例えば、幸せな過去の時間→辛い現実だったら、まだその後泣くだけで終わります。
しかし、この作品では、幸せな過去の時間(少量)→辛い現実→幸せな過去の時間(少量だけどどれだけ2人が愛し合っていたかわかる)という、メンタル潰しにかかってるのかな?疑問に思ってしまうような攻撃を受けました。(でもそれが良い)(涙の数だけ強くなれるよ)
ちなみに、現実時間で受けの子が死亡エンドだったらこの攻撃は幸せみを増させるものになると思いますが、作者さんがあとがきで言っていた通り、多分受けの子は幸せになれないので、一生なつのことを思い出しながら生きていくんだと思うと、「ずっと一緒にいような」の言葉のしんどみが変わってきますよね。
泣ける分には泣けますし、後日談含めとても良い作品なので、地雷でなければぜひ読んでいただきたいです。
他の4編は心中していたり束縛エンドだったり、幸せオメガバースだったりするので、割と読みながらメンタルは保たれました。(後日談で崩れましたが)
つらいけど、乗り越えてこその幸せがあることを知っている腐女子、腐男子の皆様に、是非ともおすすめしたい一冊です。