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kibunshidai de semeteii
はじめは軽いノリだった。
どうしてもいりような金ができた。
借りる代わりの担保。それが恋人契約。自分の身体だった。
一週間だけの恋人。身体から始まった関係は・・?!
決して甘いだけのお話ではない。
拘束、暴力。そして他の人間からの性的攻撃もろもろあります。
チャラい感じの受が、どんどん従順にしつけられていくというか・・まぁ、最終的には、凝らせるためにやってるんじゃないかと思うくらい。
一時の金欲しさに売った身体。それが・・・な流れが面白い。
まぁ・・・とかいいつつ、受も女を攻の部屋に連れ込んでヤルことやってたりするらしいので・・・怒られても自業自得というかww
―傷がついてもいいからもっと酷くして―――
それが本心ならば。
読み返して見るとすごくおくが深い作品に思えて仕方ないのです。
初読み作家さんです。
今まで読んできたBLの中では痛い部類に入ると思います。
SM、浮気、強制的な3Pが苦手な方は要注意です。
メインカプの雅也と尚之は高校時代の同級生で、どうも雅也は高校の頃から尚之を好きだった雰囲気はあるのですが、自分の本心を決して口に出さない性格なのです。
尚之はノンケなのですが、仕事のためにお金が入用になって、雅也に工面をお願いしに行くと、雅也から「愛人契約」するならいい条件でお金を貸すと言われて、期間限定付きの契約を結ぶ…まぁ、お話としてはこんな感じで始まります。
こういうお話の始まり方はむしろ好きだし、上記に上げた3つの要注意点も展開次第では私はOKなんですが、話を読んでいく過程で評価が「しゅみじゃない」→「もしかして萌えかも?w」→「しゅみじゃない」に戻ってしまいました^^;
まず、序盤の受け様のデリカシーのなさにゲンナリ(汗)。
雅也に対する特別な気持ちを自覚したにもかかわらず、他の人とも寝て、それを雅也に見つかっても全く悪気がない(雅也の自分に対する執着心を知っているのに)。
セフレと同じような状況なのでそういう態度はまぁ当然なのかもしれないですが、ワザと雅也を怒らせようとしているみたいで、そこに萌を感じる要素があるというのは理解できますが、私には合いませんでした。
最後まで読んでも、やっぱりこの二人、ずっとこの調子でいくんだろうと思うと、かなり疲れる関係です(苦笑)。
なんだかセフレ以上に発展するようには思えない…読んでいる間も、なんで一緒にいるんだ?という疑問が付き纏って離れない作品でした。
でも、こういうのに萌を感じる人がいるんだろうということは想像できなくはないですけれど…。