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doukyo shite moraimasu
お話のほうは超定番なんだけど、大人の男描かせたらピカイチなんだよねー
毎度のことながら、宗間作品読むと、そう思う。
某ハーレクインロマンス漫画では、
かなり安定したクオリティで、良質なセレブ紳士画像をUPしてるんだよねぇ。
(↑そういえば…BLとハーレクインって、どちらの漫画絵も、
オトコのガタイが、やたらと良いんだよねぇ。とくに大人の男☆)
表題作はもとより、同時収録のリーマンものも、セフレものも、
とにかくストーリーそっちのけで…美形キャラ共の美貌に眼を奪われてしまったわ。
うん、やっぱり…この人の作品は、素直に絵に見入るに限りますねぇ。
…で、お話のほうはどうかと言えば…主役兄弟カップルそのものよりも、
性格の悪い脇役共に、腹が立ってしまった。
昭和のテレビドラマには割と登場する、名ばかりの友人とか、
軽薄な取り巻きとか…子悪党にも満たないヤなタイプの人達だった…。
セレブからいきなり(汚部屋)解消無しに転落した美貌の義兄様とか、
母を無くしてもけなげに教師を目指す生真面目な義弟とか…。
そんなちょい昔のドラマ的な素敵カップルの横で、
こういう子悪党達は、見てると、正直…あまり気分の良いものではない。
イイ男もいれば、ヤな奴もいる。
これはもう、世の中の縮図みたいなもんだけどねー
でも主役が色男だから、まぁいいか。
初読み作家さんです。
全部で3つのお話が収録されているのですが、表題作は100ページ以上の描き下ろし作品です。
絵柄は特にとても好きだというわけではないのですが、綺麗な絵で見やすかったです。
表題作は腹違いの年の離れた兄と普通の大学生とのお話。
父親が大手のホテル経営者で贅沢な暮らしになれている遼は、一人暮らしのマンションで自由気ままに暮らしています。
もちろんセックスに関しても不自由をしたことはなく、男女問わず気の向くままに…という状態。
そこへ父親に引き取られた母親を突然亡くした芳紀がやってくるのですが、芳紀は愛人の子なので、流石に本宅へ住ますわけにはいかない。ということで遼のマンションで一緒に暮らすことになります。
ノンケのはずの芳紀が美しい義兄を次第に独占したくなるという王道展開なのですが、途中で波乱がいくつかあります。
そういう過程が描かれているのは丁寧な展開で良かったと思います。
攻め様が何人もセフレがいる状況なので、途中切ない展開がお好きな方にはいいかも。
同時収録作は同じ会社に勤める同期のカプと、バーで知り合ったリーマンxデザイナーのお話。
同期のカプの受け様は仕事ができるクールな美人系で、クーデレさん。
でも見かけはツレないんですが、なんか甘い空気が2人の間に感じられるのに萌えました。
リーマンxデザイナーのお話はセフレな関係で、攻め様視点なんですが、こちらも受け様はツレない美人。
受け様のキャラ設定が似ているのですが、展開は全く違うので楽しめました。
義理の兄弟ものです。ですが住んでる世界が違うアンバランスな兄弟。
母親をなくし、義理の兄と同居することになったものの庶民感の抜けない弟・芳紀とセレブな兄・遼。
ただ、遼の生活能力はほとんどなく、完璧な人間というよりは美形で仕事もできるのにどこか抜けててかわいい面もあります。
芳紀にもベタ甘なので、甘甘、ベタベタの兄弟ものが好きなかたにはよいかもしれません。
義理で大人になってからの同居なのでどこか他人ぽいからか、兄弟だからよくある葛藤みたいなものはなくてわりとあっさりくっつきます。
ただ、遼が芳紀を庇護するお話なのかとおもたら、途中で立場が逆転するんですよね。
遼の会社がマズイことになり遼が解雇になるのですが、解雇はまぁ仕方なくても貯金がないって^^;
単に生活能力がない片付けられないキャラから一気に情けないキャラに。
最初からこういう設定だとは思うのですが、しかもその後なかなか働き始めないし。
カッコイイお兄ちゃんが弟を守る…ようなお話を期待するとあれっ?てなると思います。
情けないお兄ちゃんを弟が甘やかすお話になりつつ、でも幸せに終わるならそれでいいのかな。
個人的にはも少し「お兄ちゃん」はしっかりしてるほうが好みでしたが・・・。
だた、最後に小学生の先生になった芳紀が遼の事を「うちのクラスの子供みたい」だと言ってるので、そんなお兄ちゃんもそれはそれでかわいいとは思いました。
絵柄は昔の少女漫画のようなので好みが別れそうです。ベッドシーンは色っぽくて綺麗だと思いました。