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発情妊娠×オメガバース お尻の奥が、ジンジンしちゃう
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
赤星先生の作品といえば、テーマを深く掘り下げて練り上げた世界観と特化したエロが特徴的。
独特な画のタッチや文字数の多さが読み手を選ぶことや、
テーマによっては当たり外れのある作家さんだなぁ…と個人的には思っているんですが、
「オメガ春機」は当たりでした!
しかも、アンソロ2本(パリピ・民族)とおまけ(Free kisses番外編)の内容が濃くて
紙購入してほんと大満足の一冊でした~~~!!
ケモミミ×オメガバース。
読み進めていくと細かい設定が入って来ず、確認で読み返している内にメチャクチャはまってた…。
生命力の強い子孫を残す為、ヒトと動物が性交し築いた新たな文明。
イヌ科とネコ科は大きく分類され、ネコ科種族が稀に覚醒する性別種オメガ(男オメガは更に稀少)は
特別区で保護され子孫繁栄に貢献しているという設定。
家猫族のキンに助けられた山犬族の九守。
キンの切り盛りする喫茶店で一緒に生活し、医者であるオオカミ族の伊勢に見守られて成長する。
小物や風景描写の細やかさが秀逸で、香りや匂いが漂ってくるかのようで…
始まりのキンモクセイでやられてしまいました~。
成長する二人の様子を、言葉でなく季節の移り変わる画で流していく見せ方も好きです。
当たり前にキンと九守が番になると思って二人のおもしろ成長エピソードを楽しんでたんですが
春機を迎えたキン…ずっと伊勢が好きだった…そんな気はしてたけど…。
伊勢にとってキンは恋愛対象でなく、きちんとキンに伝える伊勢が少しも期待を持たせないのがいい。
春機を迎えた時に伊勢から処方された「発情セット」でヒートを静めるキンがこれまたせつない><
ずっとワンコに尽くす健気な九守がいじらしくて、じれじれして悶えますが
溺愛ワンコ攻めに愛される健気受けキンが初めて通じ合うシーンは
赤星ワールドの中でもお気に入りトップ3に入るアホエロ…エロいのに面白いってエロ増し?!
番になってからの二人のHもツッコミどころ満載、久守はHでキャラ違いになってる~><
いろんなフェチも盛り込んであり、みつけるとニヤッとしてしまう。
キンと久守の子、橙と伊勢のほのぼのエピソードが癒されるんですが、
イヌネコ混じりの6つ子きょうだい誕生からは更にワチャワチャでかわいい。
伊勢はキンの父となる男オメガ桂に拾われて育ち想いを寄せていた過去があった…
橙が成長するほど桂の面影が重なり動揺している。
この作品のシリアスな部分…
特別区で守られて生活できるのは子孫繁栄の為…そこで保護されて生活する為に厳しい現実もある。
産まれた子は役場に預ける決まりで、預けられた子は特別区地域で里子にされ育てる。
キンの両親は男オメガ同性愛で、αに見つからない場所で生涯を終えたいと言って
キンを預けて出て行った経緯がある。
安全な生活の代償として繁殖力の強いオメガの子を差し出す…あ、嫌な言い方かも。
大事な子どもを地域で育てて増やしていくという発想かな。
群れからはぐれたり、捨てられたりした時もその特別区で助けられて育つ…
そうやって命を繋ぐ、命が繋がっていく…。
よそから来た伊勢も橙と番となり、成長した橙の弟(キャラが濃い)は伊勢の病院で働く…。
あとがきの1P、里子に出された6つ子の成長した姿が
イヌ・ネコ・オス・メス・オメガ・職種もそれぞれで面白い!
悲喜交々、深いメッセージ性のある作品でした。
同時収録のアンソロ「民族」熱焚べる男たちが予想外に面白くてよかった!
特別な粉を身体をのリンパにそって模様を描き、終着点に力を集中させることができる呪術を使い
病気で種付けが出来ない部族の若頭ラミがレコと絡んで元気になるお話。
日本人撮影隊クルーの一人が呪術をかけて二人のお手伝いをするので3Pになるんですが
ラミとレコの呪術の模様が絡み合って美しい!丁寧で細かい描写とコミカルシーンはさすがです。
Free kissesの番外編アンフリーキシーズ…たった2Pなんですがインパクトがスゴイ!
キスサークルのメガネ高校生CPが目隠し、口にテープ、拘束でやってます…変態です。
オメガ春機は電子単話配信されていた作品なので、単行本は電子発売されるのかな?どうだろう。
なぜ評価が低いのかよくわからないですが、いろんな角度から楽しめる深い作品だと思います。
赤星ジェイクさんの本はこちらが初です
最初のお話はぼろぼろで死にかけで倒れていたα攻め犬族と、
攻めを拾ったΩ受け猫族がメインです。
αはΩのフェロモンに充てられて理性をなくし
襲ってしまったりがよくありますが、
受けを大事に思ってヒートの時は屋外で寝る攻め・・・・・・(いい子)
そのあとのお話は、上記α攻め犬とΩ受け猫の第一子(Ω)と
最初のお話の時に出てきた近所のお医者αのお話でした。
けもが好きなのでけもみみや!!!と思い買いましたが、
中身(お話)は単純なオメガバースのお話ではなく関係性や
性徴についての考え方や役割などほかのオメガバース作品とは
ちょっと違って細かく考えられているなと思いました。
えっちなところはもうしぶんないです。けも最高。
けも好きだと少し設定が重ためな感じですが、
オメガバース作品としては内容が細かいのでとてもおもしろかったです。
絵の感じは好き嫌いが分かれる感じがしますが
特徴的な絵で個性があるので私は好きでした。
ほかの作品もチェックしようと思います。
さらりと一読しただけではちょっとこの世界観は分かりにくい、と思う。
それだけ作りこまれているのだ。赤星先生が 好きなものを詰め込んだというだけあって、そんじょそこらのオメガバースとはまた違った趣き。
電子の単話版を少し読んだ事があって、可愛いケモ耳が大人になるにつれて恋をする、というラブリーな物語だと思っていた。前半は確かにそうだ。前半の主人公キンは 小さくて、赤ちゃん言葉「〜ニャ」と語尾につけるが、一人前にコーヒーショップを経営していたりする。
お婆さんに拾われ、獣医(獣人専門の医師)の伊勢に見守られながら育ち、優しい心を持っているキン。
ある日、群れからはぐれた山犬族、九守を拾い、医師に見せ、次第に懐く九守の面倒を見ながら 共に生活することになる。互いに発情期を迎え、2人はめでたく結ばれる。
途中、キンが幼ない頃から憧れていたのは獣医の伊勢であって。ところが彼は当て馬でも何でもなく、静かに彼らを見守っているだけなので。キンの淡い失恋となるエピソードを挟んだりする。
キンと九守の間には小さな命が生まれる。手のひらサイズのその子供達は、産まれたては動物だ。
ミーミーと鳴きながらウロウロする。
物語は実はここからが本題であると思う。彼らの第一子である橙は、だいぶ大きくなってから弟妹たちが生まれるので、キンに代わって甲斐甲斐しく子供達の面倒を見ていた。けれど、橙もまたまだ子供なので、ある日ままならない弟妹たちの世話に追われて、小さな弟を怪我させてしまう。
弟妹たちを連れて医師の伊勢を訪ねると、伊勢はセックスの最中だった…。
この世界では。人工の減少を食い止める為にΩ性はαと番になって出産を推奨されている。産まれた子供を里子に出し、生活も保護される。伊勢は昔、淡い恋心を募らせていた桂というΩが、Ω同士で恋をして、キンを産んだ後、集落を捨てて駆け落ちした事を知っている。α性とは本能のままにΩを妊娠させてしまう性なのか。自分は恋が出来ないのか。伊勢はそれを怖れている。自分のα性を怖れている。片恋の相手、焦がれていた桂に似ている橙に惹かれながらも怖れている。
伊勢が訪ねて来るΩとセックスしているのは Ω性のヒートを慰める為だけ。だから子供として慈しんで来たキンを抱くことは無かったのだ。という事がここで分かる。
ところがそのキンの子供である橙のフェロモンには引きつけられてしまう。これは恋なのか、欲なのか。葛藤する伊勢が切ないです。
そう、いつしか物語の主役は伊勢になってしまっている。橙の想いの強さが伊勢を救う物語にもなっていて。しみじみと温かい結末を迎えるのです。
キンと九守は産まれた子供達を里子に出さなければならない寂しさを迎えますが、どの子達もちゃんときちんとした里親達に育てられ、後に立派に育っているという事が分かります。
特に橙の弟、香は 医師になって伊勢の病院に採用されている。これからも命は繋がり、大切に育まれて行く。産んだ子供を里子に出さなければならないという決まりは切なかったり、最初に産まれた橙だけは手放せないと土下座して頼む 九守とキンの健気さに泣けたり。
その絵柄の可愛らしさからは想像もつかない重たい命と愛情のストーリーでした。
同時収録はいずれも甘い短編だったりエロかったり、アハハと笑い飛ばせるものだったり。本編の重たさをいくらか緩和してくれる。ボリュームたっぷり。読み応えある作品でした。
何度か読み返す事をお勧めしたい。読めば読むほど味わい深いと思います。
オメガバースの上に、人口減少対策のために人と動物が交配して犬族や猫族だのあるとか、設定が複雑なので、ちょっと戸惑いますが、ざっくりと言っちゃうとメインは、健気なネコちゃんと年下わんこ攻めの、ほのぼの&ちょっとシリアスなラブストーリーかな。
男性出産と子世代の成長が早いところが、オメガバース+獣人設定由来。
色々設定は盛りだくさんですが、作者さんの中で細部がしっかり固まっているからか、この世界観の中でのストーリーの切なさとかがしっかり伝わってくるし、エロは文句なくエロ可愛いかったです。
セルフツッコミ
これ、表題作だけだったら神。
少し趣旨の変わったオメガバースで面白かったです。
獣人というか、異種交配によって生まれた動物人間!?
猫系はΩに、犬系はαになる可能性があり、
何も起こらずβで一生を終える者もいるそう。
本作は、家猫族のΩ・キンと山犬族のα・九守が出会い、
家族になっていくお話です。
そして、キンと九守の子・橙がΩ覚醒し、
医師の狼族でαの伊勢と結ばれます。
少し複雑で難しそうなのですが、
なんとなくで読めてしまう軽さもあります。
性別・種族・理性・本能…色々な苦悩や気持ちを乗り越え、
それぞれが家族になっていくところが良かったです。
伊勢後継者の香が、少しアホっぽいのが面白かったです。
子供たちでスピンオフ作り放題ですね!
よくあるΩバースの世界にさらに犬と猫、狼などの動物設定がプラスされています。きちんと読もうと思うと、なかなか複雑ですが読み始めるとそれぞれのキャラがその動物特有のキャラを出してくれるのでその世界観にすーっと入っていけました。
主人公のくも、キンそして、もう一人の主役である伊勢がそれぞれ思いやりと責任感に溢れていて好感が持てますね。くもとキンが果たして運命の番なのかと言うとそこははっきりとは書かれませんでしたが二人のイチャイチャを見ていると結局そうなったのかな。伊勢の仕事が特殊で燈が惚れてしまった時には、え?!苦労するよー!と心の中で反対しましたが交尾の部分だけを引き継ぐシステムにしたんですね。斬新。
生まれてきた赤ちゃんを里子に出してしまったり、伊勢の仕事が番のいなくなったΩの発情を止めるためにセックスしてあげることだったり、発情期にフェロモンがだだもれになるのでお尻に栓をするってことがなんかちょっと突っ込みたくなる気もしますがその後収録されている三本の作品を読むと、これが赤星ジェイクワールドなんだなと納得しました。
子孫繁栄の為に人間と動物で性交して築いた獣人の世界。
そこにオメガバースも。
種族が違うことでオメガバース設定も独特だったので若干分かりづらい設定でしたが、読み終わった頃には何となく理解できてました。(多分)
キン(家猫)が九守(山犬)を拾って、自分の喫茶店で働かせながら一緒に住むお話。
九守はキンを好きになるけどキンは獣医の伊勢(狼)が好きで・・・。
キンが成長して「ネコ科第二次性徴期」で極稀に起こる「オス猫のオメガ」となり妊娠出産が可能になる。
獣医である伊勢に避妊手術も可能であることを教えてもらうもそこで「俺はキンを抱く気はない」とはっきり言われる・・・。
九守×キンストーリーは妊娠出産ネタがあります。
オメガバース好きな方には問題ないでしょうけど、一応。
後半は九守とキンの間に生まれた子・燈と伊勢のお話!
伊勢が”純血アルファの狼”なので自分も母親のようにオメガになりたいと思う燈。
一人寂しく弟妹の面倒を見てる燈には胸がキューってなりました。。。
燈のお話になってから”父親”として伊勢と話してる九守はかわいかったぁー!!