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tsugai no torikago
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
Ωを隠して医師をしている受け『玲先生』と
αの攻め『川原 空』玲先生の担当MR(医薬品営業)のお話しです。
最初の『攻め』の登場の仕方、ホントにヤな感じでねぇ~~~、ウワッ最悪なヤツ!と思いましたよ!!
(でもワルは好き♡このカットに惹かれて買っちゃっただもーん♡)
病院中で誰にも知られていない『受け』である玲先生のΩを、唯一見抜いていたヤツですからね。
つまり、どんなに『抑制剤』を飲んでいても、お互いの匂いに気づいてしまう程に。
これって・・・・・・‼‼。
そしてここから物語は紡がれて行きます!!
とっても良い感じに(*゚∇゚*)
何度も読み返したくなるくらいに♡♡
エロもガッツリ!
いきなりかよっ!おいおいここでかよ!
ですが、まぁそれがないと物語も始まらないわけで。
少しネタバレしちゃちますが、タイトルの『鳥籠』
この『鳥籠』は『受け』にとって自由を制限される檻でしか無かった。
でも『攻め』と心を通わせてからは『檻』だけではなく、危険から守ってくれる『絶対安全地帯』なのだと気付く。そして母も護られて幸せではなかったのかと。
少年の頃の『受け』はただそれが嫌で外に飛び出してしまう!何の心構えもないままに。
そこでいきなり『発情』が始まってしまい、襲われそうになっていた所を、『攻め』(勿論無垢な少年)に助けられたのね。
ようやく二人はそれに気付く!
しかーし、ここで二人の心の方向が大きく変わる!!
シロートの私は「これでハッピーエンドね」とか思ったけど大間違い!
えっ!そっちに行っちゃうの!えぇーーーっっ!!!でしてね。
なるほどなるほど、今の(チャラい?!)『攻め』はこうして出来上がったのか!と物凄く納得。
これが無けりゃ、「ふーん、へー」なお話で終わってたんじゃないかな。
この辺りが作家先生の腕ですよね!
そして大きく羽を拡げたお話がグイグイとゴールへ向かって行きます。
やっぱ一冊まるまるのストーリーは読み応えがあって良いですねぇ(*´∀`*)ノ。+゚ *。。
絵も綺麗ですし、二人の表情がなんとも可愛かったりエロかったり、カッコよかったり。
やっぱオメガバースって萌えるよねぇ♡♡
オメガバース大好物です。
特にα×Ωものがツボです❣
最近はひと味違った設定も多いのですがやはりオメガバースはこの攻め受け関係が王道ではありますが1番しっくりくるのではないかと思います。
オメガバース2作目という事で、さすがαとΩの社会的立場や世界観を無駄な説明なしで分かりやすくストーリーに織り込み上手く作られていると思います。
出会い→特別な匂い=運命の番だ=結ばれるっとオメガバースものは2人が惹かれる理由と言うのが、運命だ!だけであっという間にすましてしまうところがあるのですが、両想いになるまでの受けの感情を細かく表現していたので新鮮でした。
惹かれたのは単に性によるものなのかそれとも愛があるからなのか‥
オメガバースでは卵が先かニワトリが先かってぐらいのなかなか難しい問題だと思うのだけど、運命の番に出会えるなんて奇跡のような事なのだからそこは素直に喜んでおけばいいのに2人の生真面目さでぐるぐると悩みこじらせます。
そういったところで、攻めは確かに最初はひどい奴なのですが、受けへの愛情に素直になったら180度の変わりよう‥あまりの変貌ぶりにまあ、微笑ましい事(⌒_⌒)
ちょっと、その変わりようにはびっくりですが、好きな人を大事にする事は良い事です。
鳥籠ですが‥囲われるという事にもうひとつ別の意味があった事を玲さんは気づくのです。
それは読んでのお楽しみ。
結局、とってもいい人たちじゃん。
何にしてもハッピーエンドは良い♡
エロ度はそこそこ高いですが、オメガバースではそこも重要なシーンなので仕方ないかな。
頸の咬み跡のみで番った事を分からすお話もありますが、ここはしっかりそのシーンがあり、オメガバースの醍醐味といいますか‥満足出来ました!
何にしても、正統派のストーリーですので、オメガバース初心者さんにも入門編としても良いのではないでしょうか?
長月先生の絵柄も綺麗なので読みやすいと思いますよ。
こちら、オメガバースで「運命のキスはおあずけ」と世界観を同じくする作品になります。
とは言え、完全に独立したお話なので、今作だけで問題無く読めます。
ちなみに、「運命~」の二人もちょろっとだけ出演してますが、親子三人でと、とても幸せそうだったりします。
無表情に子供をあやす有坂が笑える・・・。
内容ですが、腹黒MR(α)・河原×エリート医師(Ω)・玲による、オメガバースでエロ多めの初恋再会ものです。
自身がΩだと言う事を隠して、他のΩ達の為にと医師をしている玲。
担当MRである河原にその事を知られ、脅されて身体の関係を持ちます。
そんな中、河原に対しては何故か抑制剤が効かず、発情して乱れてしまう玲ー。
更に、河原に、過去に玲を救ってくれた少年の面影が重なりー・・・と言うものです。
で、とても甘くてキュンキュンだった「運命~」の方ですが、今作はややシリアス寄り。
オメガバースのキモとも言える「運命の番」に、正面から斬り込んである作品なんですね。
惹かれるのは、果たして身体(Ω)か、それとも私(心)なのかー。
このへんがしっかり掘り下げてあるため、読み応えがあると思うんですけど。
あと、エロが多めな上に、超エロい・・・!
玲は、普段はキッチリ髪を分け、とてもストイックな印象なんですよね。
それが、エロになると髪が乱れ、そしてめっちゃ色っぽい・・・!
エッチの時の構図なんかがすっごい事になってて「おおっ!!」って感じなんですけど、とにかく表情がエロ可愛いんですよ。
普段とのギャップで、より色っぽく感じちゃうと言うか。
いや、心と裏腹に身体は流されて、苦悩する様まで萌えてしまう・・・。
と、エロいしストーリーも面白いし、素敵な作品だと思うのです。
が、どうしても攻めが好きになれない・・・!
河原ですが、ただの下衆にしか思えないんですよね。
脅して無理矢理身体の関係を持ち、更に副作用のある新薬を玲で試す。
そして玲の身体を好きにしながら、エッチの最中にΩ(玲)を蔑む言葉。
あと、実は二人ですが、過去に出会ってたりします。
玲がその男の子だと気付いた河原の態度が酷い・・・。
えーと、これ、完全に自己中で理不尽な怒りを玲にぶつけてるよね?
何だろう・・・。
河原が出てくる度に、イラついてイラついて死にそうなんですよ。
こいつ、本当ただの下衆だよねと。
正直、玲が彼に惹かれてゆく理由もサッパリ分からない・・・。
いや、運命の番だからだろうけど。
河原ですが、最終的にはスパダリになるんですよ。
これまでの事を玲に謝り、最初からやり直させて欲しいと、ここからは超甘酸っぱい展開なんですよ。
キュンキュンさせてくれるんですよ。
でも、個人的にはこれまでが酷すぎて、結局河原を好きにはなれなかった。
彼が変わったキッカケだって、結局は玲の男前な行動があってこそだしね。
せめて、自分で変われよ!!
そんなワケで、ちょっと個人的には合いませんでした。
受けは凄くいい子なんだけどなぁ。
攻めを許してあげられる、心の広い姐さんは楽しく読めると思います。
営業α×医者Ω
出だしから高圧的な感じのMR河原が、玲がΩだと分かると態度が悪化。
完全に玲の事オモチャ感覚。
新薬の治験を理由に休日家に呼ばれた玲が副作用で発情が起こると勿論セックス。
河原の玲を見下し馬鹿にした態度は心底イライラしましたね。
体を重ねるうちに玲は心許して(?)河原を求めるようになるけど。
過去に初の発情期が外で起きてしまい襲われかけた玲を少年だった河原が助けていたことが判明するけど、助けた直後に玲の発情に誘発されて河原も発情してしまい急いでその場から逃げた河原は「自分も襲ってた輩と同じ」と自覚させられた嫌な思い出。
そんな思いを過去にしたのに大人になって結局Ω見下して襲ってんじゃん・・・と若干の突っ込みはしたけど(汗)
河原は結局玲の事をちゃんと好きになってたので後半のラブラブに向かいだしたところは萌えました!
オメガバの大命題「この発情は、本能か、恋か」に真っ向から取り組んだ作品。
少なくとも後半の方は、間違いなくそうだと思うんだけど、、、
これ、最初の方は結構読むの辛いタイプのオメガバだった。
河原とか、須下井教授(この名前絶対誤読狙ってるよね)とか、他にも名もないモブαにしても、この手の攻めキャラが出てくるからオメガバはなぁって、この手の攻めは苦手なのよ。
まあ、最終的には、現代物オメガバのお約束的に、ハッピーエンドというか、終わり良ければ総て良しで終わるので、これが好きな人には良い作品なんだと思う。
表紙に惹かれて買いましたが、ごめん合わなかった‥結構エロがガッツリあるのに。私はエロ厨なのに。1ミリも抜けなかった。
皆さんがおっしゃるように特に攻めが嫌な奴だった。4話までとそれ以降と別人のようだった。
私の恋愛モノの最重要事項が、お互いがお互いを好きになった経緯の積み重ねに説得力があることなんですよ‥
この二人は何で惚れたんですかね‥運命の番だからですか‥。この惹かれ合った理由が「運命」のみなのも地雷で。
私を置いてけぼりにしてエロいことしないでほしい‥ちゃんと連れて行ってほしい物語の世界へ。
4話までほんとイライラしました。攻めにも受けにも。
あとがき読むと、先生の苦労が偲ばれます。設定をもりもりに盛り難産だったと書かれており、物語作りの大変さが垣間見えました。
ディスって申し訳ないですが、表紙は魅力的で絵も綺麗。ラストのラブラブな二人はとても素敵です。
エロいハッピーエンドのΩを読みたい方にオススメします。