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sonoude ni shibararete
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前作(『その腕に捕われて』)よりはずっとマシでした。
これは・・・望の逆襲編?いやあ、竜大が振り回される様子に(ちょっとだけ)スカッとしましたね。
でも個人的には、竜大(攻)のような奴にはもっと痛い目見せてくれないと、と思ってしまいました。前作は、竜大のキャラクターがとにかく嫌でたまらなかったので続編でまたアイツか~って躊躇していたのですが、、頑張ってこちらを読んで少しは気分が浮上しました。
ようやく、望が竜大と対等の立場に(少なくとも、そのための準備段階には)立てたのかな?
美形で気が強い望の恋人は、大企業の御曹司で、パーフェクトなカリスマ・竜大。
NYに同棲中の仲とはいえ、望のために将来継ぐはずだった会社の権利も捨て、望と過ごす時間を確保するために仕事の量も最小限に絞ってしまう竜大のあまりに過剰な愛情に、望はこのままでいいのか、という疑問を抱き、竜大に内緒でこっそりひとり日本へ帰る。
その足で、弟である恵の元に姿を見せると、それっきりふっつり消息を絶ってしまう。
そうやって、竜大から距離を置くことで、二人の関係を見つめ直す望。
一方、NYから望を追いかけてきた竜大は、突然、いなくなった望を探しまわる日々。
けれど突然、そんな竜大の元に望がふらっと現れ、体を重ね合わせる。
「喧嘩してるのか?」との問いに「してない」と答え、「俺と別れたいのか?」との問いに「まさか」と答える望。
そんな訳のわからない望の態度に竜大は混乱する。
というような話。
今までは無理やり連れ去られた形で、望が竜大のそばにいて、うやむやのうちに望は竜大のことが「好きだ」ということを認めちゃったけれど、結局のところそれで満足しないのが望らしい……んだろうな。
大人カップルの二人がもう一段上に行くための話……でした。
なんというか、この方が個人的にはしっくりくるなー……と思いながら。
今までは割と望が竜大に振り回されているような形になっていましたが、やっぱり最後は主導権は望にほしいなーと思うし、竜大に飼われているような状況は望らしくないとも思うんですよね。
なので、個人的にはここまで読んで、ようやく超・すっきりしました。
竜大&望が好きな人は、読むといいと思います!