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mousou tantei no nichijou
元刑事の竜二とイギリス帰りでワケあり富豪令息の一条和人。
「事務所にうってつけの窓がある物件が見つかったから探偵事務所をやろうと思う」という突拍子もない和人の一言で、2人の探偵事務所がスタートします。
発表されている24話分をおおまかにまとめると
① メインの登場人物紹介 1〜5話
② 幽霊屋敷の謎 6、7話
③ 過去の回想 8〜11話
④ 新キャラ(オックスフォード時代の先輩)登場と一条家とのゴタゴタ 12話
⑤ 金庫の鍵の謎 13〜15話
⑥ 新キャラ登場(別事務所の探偵)と一条家とのゴタゴタ 16、17話
⑦ 温泉宿の謎 18〜24話
という感じです。
あっさりとクセのない画風なので謎解きの筋を追う邪魔にならないし、「苦手」と思う方もいないんじゃないかなとは思うものの、逆に登場人物のビジュアルに何か思い入れができることもないかな。
メインは竜ちゃん×和人ですが、竜ちゃんの野球部からの後輩で記者の太田がちょこちょこ絡んできます。
この太田が若干面倒な存在で、長年の竜二への片思いを途中からすごい勢いで拗らせ始めます。
最初は「男もいけたなんて…。でも和人さんだったからかな」という感じで2人の関係を認めているのに、温泉宿から急激に間に入ろうと奮闘?画策?し始めるのが面倒臭い。
ここまでBLはスパイス的に竜ちゃんと和人のえろすシーンもキスは何度かあるけど後はあっさりめ、恋人関係は2人の絆の強さを示すための設定のような感じで描いてきたのに、当て馬くんが突然やる気を出してしまったのがびっくりでした。
どう見ても盤石な竜×和のどこに隙を見出したのか分からないけれど、竜二を諦めきれない太田に誰かいいひとを見つけてあげてほしいです…。
謎解きは本格的でしっかり筋も練ってあるので読み応えありです。
ただ本当に最後の太田の心の葛藤、いらなかった…。
当て馬を無理に出さなくてもいいんです。
この作品はそういうまったりした良さがあったのに、太田が欲を出したせいでいらないヤキモキが増えたのがわたしは残念でした。