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migawari hanayome
これは、、、まぁ何とも正統派と言っていいのでしょうか……切なくも胸がキュッとなる恋のお話しでした
どう正統派か?という点はネタバレにはなってしまいますが所謂「悲恋」かな、、、と思います
悲恋だけれど同時に情念も感じるゾクっとする読後も味わえます
時代物でとりわけ江戸の町人BLだと粋や鯔背な心意気や情緒を感じる人物達のカッコ良さを感じるお話しが多い中、この作品の2人は江戸の時代に生きた生粋の叶わぬ恋に翻弄された時間を魅せてくれました
その方法が赦される行為なのか……?という点に関しては承服しかねる人も居るかも知れません(特に攻めですね。。。)
でも、この作品タイトルの「身代わり花嫁」は誰視点での身代わりなのか?を考えた時に私はこの2人に与えられた少ない幸せな時間を愛おしく感じてしまわずにはいられなかったです
奇跡のように常に最後にはどうにかうまくいく癒されるBLをウハウハして読んでいる私ですが、こういうお話しを読むとウハウハさせてくれるお話しの存在が当たり前じゃないよね、、、ってつくづく思わせてくれますね
最後の一之助(受け)のセリフが何とも切ない。。。
そして精気を感じぬ畳目で終わる1コマがまた何とも言えぬ読後でございました
短いからの余韻もありますがもう少し長くても良かったなぁ、、、と後ろ髪引かれるお話しでした
修正|anlへの指入れ描写時に白短冊(シーモア)