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sweetish happiness
表題作にお兄ちゃんの方の話を持ってきたか…って感じです。
年下攻好きとしては弟の話の方が好きかな。
この御方の最遊記時代の同人作品を知っているので、相変わらず絵柄が丁寧、髪の描き方が繊細だなぁと思いました。トーンワークもベタベタって程じゃないし、絵柄と合っている程度に貼られていてポップで可愛い。
優しい嘘と、好きになって欲しくてついた嘘が交錯しています。
弟の話は兄の親友に惚れてしまって、ライバルは兄だと思ってガーっと大好きですと突っ走っていく話。しかし兄の本命は血の繋がった弟、ブラコンの域を超えて兄は弟を愛していた。だから要さんの真のライバルは恋人の兄で親友。そういう複雑な関係だけど、ドロドロしているワケじゃないのでネタとしてサラっと読めます。
兄の話は、長年隠していた弟への恋心。だけど弟には恋人が出来た。お兄ちゃんハートブレイク。そんな時、弟のクラスメイトと出会う。その子がものすっごいゴーゴーでこれもまた青く一生懸命に兄にラブコール!
その一生懸命さに、弟への失恋でハートブレイクだった兄もほっこりと胸が温かくなり惹かれていく。
幼いから勘違いをする。本気で好きだから疑心暗鬼になる。兄の話も弟の話もそういうもどかしさがあります。
歳の差好きさんにオススメ!兄と弟、ジャンルの違う歳の差話が読めますよ!
声フェチとしては弟の惚れたキッカケってのが凄く良く判る。良い声の人は、良いよね!
初読み作家さんです。
評価は「中立」にしてますが、「しゅみじゃない」に近い「中立」です。
最初は好みのお話だと思ったんですが、終わりになればなるほど私のツボからは遠く離れてしまいました。
坂上家の兄と弟それぞれの恋愛話が収録されています。
最初に収録されているのは弟の方のお話。
間違い電話から始まる大人な年上の相手とのお話。
弟の兄が絡む三角関係になって、落ち着いた切なげなお話だったのですが、兄の本意が分かって暫く経った頃から雰囲気がコミカルになりました。
明らかに大人だと思われた要のキャラが変わっているような…。
兄と弟の同級生、渡辺君のお話になってからは完全にドタバタ・ギャグに近い雰囲気に…。
渡辺君が明るいのはいいのですが、かなりキャーキャー言うタイプで私はどちらかというと苦手でした。
この渡辺君と落ち着いた兄がどうしてもカップルとして合っているようには思えなくて、兄カップルについては終始疑問が付き纏いました。
兄も最初はもっとクレバーな印象だったんですが、実の弟に懸想しているのを結構あっさり要や渡辺君に言ったり…う~ん。普通、こういう事を知り合ってまだ日が浅い人に言うかな?と色々モヤモヤが多い作品でした。
ブラコンで年上のお兄さんに恋してしまうのは、その弟の同級生です。
この表題作よりも先に、弟の敦志の恋の話が入っています。
どちらも声がきっかけで、恋に落ちていきます。
声に触れたい、声の届く距離
弟・坂上敦志(高校生)ヤンチャ一途攻め×リーマン・相良要(22)誘い受け
携帯に間違い電話がきて声の主の怒鳴られながらも、その綺麗な声に惹かれてしまう。
また電話してもいいかと聞かれて、子供っぽいと思われたくなくて兄の身分と年齢を言って偽ってしまった。
その日から声だけのやり取りが始まって、なぜだか素直に話せる要の事が好きになって。
兄に恋している事を話していると、兄にも気になる人がいるようで。
声と会話だけで人に惚れるって、近年稀にない純愛です。
兄から狙われているって言う事もありますし、泣いたり可愛い感じが受けみたいなので、敦志が攻めなのが意外でした。
スウィーティッシュ・ハピネス
ブラコンの兄・坂上卓×敦志の同級生・渡辺麻衣人 元気健気受け
足を捻った所を助けられて、お姫様抱っこされて保健室まで連れていかれて、声もよくてカッコイイ人に惚れてしまう。
その人が同級生の敦志の兄で、おまけにブラコン。実の弟を愛しているということで、渡辺の恋は前途多難で。
明らかに下なのに、自分は上だと思って押せ押せな所とか、とにかく卓の事を思って、明るく健気な所が好きでした。
顔は女の子のように可愛いのに、ヤンチャな所が男の子らしくて良かったです。
弟に手を出したくても出せない卓の何十年分の切ない気持ちがよく伝わってくるだけに、無自覚&無防備な弟の敦志が腹立たしい気持ちになってしまいました。
弟の極度の鈍感さが苛立つのと、受けの要の方は、とにかく敦志を自分のものにしたいというガツガツした所が苦手でした。
坂上兄弟は、どちらも受け攻め出来そうなリバっぽい雰囲気が漂うので、その点が個人的好みと外れたみたいです。