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―回避方法は、自分と正反対の幸運の持ち主と一緒にいる事―
ore no lucky star
作家買いです。
この作品が一番高評価だったので読むのが楽しみでした。
正直これは高評価なの納得…!!私もすごく好きでした。
ノンケなのに男に触られて感じてしまう受けも可愛くて好きでしたが攻めがすごく好きです。イケメンでスパダリなんですよね。モテるのでめちゃくちゃリードしてくれます。毎話濡れ場があります。最高です。
簡単に言ってしまうと、受けが不幸体質なのでめちゃくちゃ運の良い攻めに守ってもらうお話です。
後半、攻めは「受けにとっての一番は自分」と思っていたのに、受けが他の運の良い男に近づこうとして執着攻めの一面が…。受けは攻めのことを思っての行動だったのですが裏目に出てしまいます。読み手としてはこういう展開は大好きなので万々歳です。
少し攻めが強引に迫るのですが、受けが優しい子なので攻めを強く突き放すようなことはなくて安心しました。
ハピハピストーリーで大満足です。表紙も好き。
攻め 幸村成海
受け 福本幸雄
ある日福本は占い師に明日から1年間100人に1人出るか出ないかというこの上なく最っっ悪な運勢と言われ、本人は信じていなかったが、0時になった途端部屋にカナヅチが飛んできたり、頭上にプランターが落ちてきたりと散々な目に。もう一度占い師の元に行くと、「幸運の星」を持つ人を見つけて一緒にいることで不幸を相殺できる言われる。そして大学内で幸村に助けられて紆余曲折ありながらも同居することに。物語は順調に進んでいると思いきや…
実は幸村は占い師の言っていた「幸運の星」ではなかった!(それでも幸村は相当なパワーを持っている。)幸村が退室した後福本は自分と一緒にいると幸村に悪影響が出ると知ってしまい距離を置こうとします。そんなことを知らない幸村は…
って感じです!誤解溶けてからはもう甘々ですね〜
試し読みで面白かったので、初めての作者さんでしたが読んでみました。
占い師に1年間最悪の運勢だと言われた福本と、そのマイナスの運気を相殺するだけのプラスの運気を持つ幸村のお話でした。
幸村のそばに居ないと、命の危険があるほどの不運に見舞われるため常に一緒に行動し、一緒に住み始める。
もうそうなれば、BL界では…ねぇ?
早々にキスされ擦りあいもしますが、そこから福本が幸村を好きになる過程はゆっくりと丁寧に心理描写がされていたのが良かったです。
ちょっとチョロくて、幸村に振り回されてる様子が可愛らしい。
幸村がイケメンで、ややエロに関しては強引ですが、何でもできるチートキャラです。
終盤に見せた執着も良かったです。
こんな人に「俺じゃなきゃダメになって!」とか言われたい人生でした。
とんでもなくついてない大学生、幸村。占い師にみてもらったら、幸運の持ち主と一緒にいるのがよい、といわれて、探し当てたのが同じ大学の福本だった。
一緒にいると自分のアンラッキーが消され、まるで守られているよう。で、次第に仲良くなるのですが。
実は福本は幸運の主ではなく、自分のことを好きな人、というだけだった。それでもどうやら守ってくれているようで、というその当たりよく分からない解説だった。占い師に電車で会って声をかけられる、というのはあり得ないと思うので、その辺のお話がもっと作り込まれていれば、と思います。
100年に一度あるかないかのアンラッキー期間を迎えてしまった受け、福本。
占いなんて信じないタチだが、次々と自分を襲う不運。命の危険を感じて、自分のアンラッキーを解消してくれる存在、逆にラッキーな人間のそばにいればOKで、そのラッキーな人間っていうのが攻めの幸村。
ほんとに命の危機に晒されてるので、もう後には引けず、福本は幸村に近づく。
合コンについていって、幸村のことチラチラ見まくる。その後泥酔して、幸村にお持ち帰りされて、夢現で「幸村のそばにいたくて、お前と一緒にいないと死んじゃう」だなんて、言っちゃった日にはもう幸村に食われちゃうって寸法です。
幸村も幸村で「かわいい」って、福本のこと襲っちゃうわけですが、別にゲイってわけじゃないのに男に初っ端手を出しちゃうのが、私的には急展開のご都合主義的に見えて萌えなかった。
前から幸村が福本のことかわいいって思ってたなら話は別だけど、そうでもなさそう。同じ学部で同じ講義を取っている。そこしか接点はない。
攻めの気持ちが、まるで見えない。
福本が幸村に近づいた理由は、上記の通り、命の危機を感じて自分と真反対なラッキーな人物・幸村に保護してもらうためだ。
だが、幸村はどうだろう。異性愛者である彼が男から告白(勘違いだったが)を受けて、突然「かわいい、オッケー、とりあえずヤろう」ってなるかな。
BL=ファンタジー、ありえないことが普通に起こるよ!っていっても限度があるかな、と。
2度目のえっちしーんも、一緒にシャワー浴びながらだったが、幸村が盛り上がった理由が「さっきの一言がかわいかったから」だったし。
ほぼ何も知らなかった相手に対する気持ちの盛り上がり方がドドンパすぎる。
受けの気持ちのアップダウンは攻めに感化されていく。(だいぶ、流されやすい、嫌いじゃない)
だけど攻めは?そこまで受けを溺愛する理由がまるで思い当たらなくて、始終頭を捻りながら読んでしまった。
考えすぎって言われれば、そうかもしれない。
ただ、始終ラッキーアンラッキー、占いという非科学的だが人の人生を左右する不確かな存在をテーマに一本書き上げたのは、賞賛したい。