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攻めざまぁを読みたい時に手に取る1冊です。
受け様の蒼と攻め様の優吾は高校の同級生。
蒼の描く絵に優吾が目を留めた事で、親しくなっていく2人。
でも、優吾の気付けなかった自分の恋心と、幼稚な独占欲で、傷付けられる蒼。
くそー、なんだコイツめ( º言º)
家の都合で、何も言わず、優吾の前から姿を消す蒼。
それを知って後悔と懺悔の念に捕らわれる優吾ですよ!
心の底からざまぁwwww(‘д‘ )
最初は蒼視点。
蒼が居なくなってからは優吾視点。
蒼の存在が、心の棘くらいになっていた時、優吾は蒼と再会。
気になっていただけに、再会が嬉しいばかりで、過去の事、蒼の気持ちを蔑ろにしている優吾の姿に、あなたは変わらないわねぇ、とやれやれですよ┐(´д`)┌
だもんで、また逃げられた挙句、追い詰めて。
優吾が覚えてさえいなかった言葉が、こんなにも蒼を縛り付けて苦しめていたなんて。
許さんぞ、このー(#゚Д゚)
そして、蒼視点へ。
優吾には関係ない、という蒼の言葉が、内心辛いのであろう優吾に、何度もざまぁの萌え(°∀°`)
そんな、自分の気持ちは推し隠して蒼に寄り添おうとする優吾の姿に、やっと見守る気持ちになれました。
ようやく「好き」だと告げる事ができて、心と身体を通い合わせることが出来て、本当によかった。
大手ゼネコンの社長の息子、という優吾の立場を考えると、辛いこともあるかもだけど、今後こそ一緒に乗り越えておくれよ。
それにしても、高校時代、あんなに蒼に嫌がらせをしていた優吾の従兄弟の双子は、今どうしてるのかしら。
あいつらにもざまぁwwww(#゚Д゚)見たかったなぁ。
遠くに〜、隣に〜の後に読みましたが、全体的にはこちらの方が好みかも。
遠くに〜の方の小田島があんまりにも包容力がないので、こちらの攻めのざまぁ後の態度に真摯さを感じました。
クラスの人気者というか、人格者というか、人を惹きつける雰囲気を持った人って居ると思うんですけれども、だからと言って傲慢な訳でもなく、こちらの攻めはとても賢くて、大事な物は大事にできるいい子だったと思います。
けれども年齢故か、やっぱり持て余すエネルギーがあるお年頃な訳で、受けにしても攻めにしても、ちょっと不憫すぎるくらい行き違いがあります。
かと言って攻めを擁護できるかというと別なんですけれども、切なさ100%、最後は本当に良かったねぇとうるうるしてしまいました。
攻め受けともに切ないけれど、やっぱり受けは本当に不憫だし不幸だし、もう中盤は痛くて痛くて、けれど心地よい痛さでした。
BLの不憫受け、不幸受けが好きな方にはとっても刺さるお話だったと思います。
そして、カバーイラスト!
なんといってもこれです。
最後の場面なんでしょうが、もう読み終えてなるほど、となった今、悶絶ものでした。
yoco先生素晴らしい〜
「遠くにいる人」「隣にいる人」を読んでから、こちらの作品を読みました。
大好きな不憫受けものでした。
高校生の時に優吾に放たれた言葉が、呪いのように蒼を縛りつけていてとても痛々しかったです。言った方の優吾は蒼との事を後悔しつつも、細かい点は覚えてないんですよね。理不尽だわ。
そして優吾だけが再会を喜んでて、蒼との温度差に気が付いていないのです。
だからちょっと忙しくているうちに蒼が消えてしまってて…。
でもそこからの優吾の行動はとても良かったです。
捜し出した蒼の元に行ったタイミングは最悪だったけど、あれが無ければ蒼を手に入れる事は出来なかったと思います。
二度と同じ間違いを犯さないように、蒼との距離をゆっくり詰めて行く姿に離れていた歳月は無駄で無かった事を知りました。
あの別荘での2人の日々がとても良くて、読んでいてじんわり来ました。
残念だったのはようやく蒼が心から優吾を受け入れて、2人の思いが通じあったところで終わった点でした。
だからとっても物足りないです。
これからの蒼の再出発も読みたかったし、優吾が実家や家業とどう折り合いを付けて行くか読みたかったです。でないと蒼が心配過ぎます!
yoko先生の挿絵がぴったりの作品でした。
お金持ちが通う高校に編入してきた蒼はクラスの中で浮いていたが、クラスの人気者優吾が自分の絵を褒めて話しかけてきてくれたことで、友だちの輪が広がる。夏、学園の保養所に四人で泊まりにいくことになったが、アクシデントで優吾と蒼はラブホに泊まることに。。。
主人公は自己肯定感が低く、垢抜けてない高校生。自分の気持ちが恋であることにも気付かず、部活の先輩に相談して気付く。優吾も同じく自分の感情に気付けないまま、蒼を傷付けてしまう。
はっきり言って3分の2まで読んでいるのが辛かった。蒼が不憫で泣けてくる。優吾の鈍感さが腹立たしくなります。無理矢理蒼を抱いた上に罵倒し、その事を謝る勇気さえ持てないお子ちゃま!
8年後に再会する2人ですが、もうその時には蒼はボロボロ状態。可哀想過ぎる。
ひどい扱いを受けたのに、ツライ時に優吾を思い浮かべながらやり過ごしてきた蒼の健気さ。
成長した優吾が助けてくれるのが、やっとだ!と思えました。
ハッピーエンドですよ!でもそこに至るまでがしんどい。物語の中の儚さや、光がホントにyoko先生の挿絵と合っていて、美しかったです。
表紙は、yoco さんの絵。
とっても目を引く綺麗な絵です。繊細で臆病な蒼の顔。
よーく見ると、蒼の瞳に「窓を背景にした優吾」が映っている。・・ラストシーンの蒼の顔だと思う。電子版だから、拡大して確認できる瞳の絵。
繊細で優しい蒼は、小説の中で独り忍び泣きする場面が多い。
著者の萌えは「10年愛」、この小説には「著者の萌え」のほとんどを詰めこんだそうです。著者の萌え部分の心理描写は特に細やか。
マイノリティの恋は、こんな風に相手を想って片方が身を引いて終わる場合が多いのかもしれない。マイノリティの恋は、蒼のように忍んで消えることが多そう。
優吾のように、何もかもを動かす力を備えている場合は、特殊な例外。
誰にも相談できない堪えて解決する性格の蒼が、どんどん追い詰められて圧し潰されていく様子が凄く不憫です。
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★読後記憶に残った粗筋と感想
中途入学、編入生の蒼は、いつも向日葵のように優吾に意識を向けて見つめていた。
美術部の先輩に蒼は秘めた恋の相談をする。
先輩と蒼の関係を勘違いした優吾は、蒼を傷つける。
優吾が謝る機会がないまま、蒼は家庭の事情で退学していた。
社会人になって、再会する二人。
優吾は10年前のやり直しをしたいけど、優吾の行動が迫力ありすぎて、蒼は怯える。
蒼はまた黙って消息を絶つ。蒼には優吾に知られたくない事があった。
優吾は、過去の暴力を謝りたいと蒼に積極的にアプローチ。
興信所を使い、調べた蒼の自宅へ優吾は訪れる。
蒼が一番見られたくない場面に突然優吾が現れて、蒼は混乱。衝動的に手首を切ってしまう。
優吾の誠意が裏目に出てしまうのが気の毒。
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恋愛の最初のプロセスが乱暴だったので、蒼は優吾の気持ちが理解できない。理解し合う機会が無いまま、時間の経過と共にすれ違いの角度がどんどん広がっていた二人。
やっと最後の場面・事件の後に、やっと二人の思い違いを互いに解消。
優吾は、蒼を押し切る形で一緒に暮らす同意を得る。
おずおずと蒼が承諾する場面の蒼の顔が表紙の絵。
・・でも蒼の性格だと、大丈夫なのか不安。また黙って消えそう。
暫くは、二人は幸せだと思う。
情交シーン少な目。
想いの交錯を楽しむ心理攻め構成。
あとがきあり。
イラストが綺麗。この作品は、情景描写をかなり挿絵がフォローしています。
★★『kiss you,kiss me』SSまとめがpixivにありました。★★
pixiv.net/artworks/72651085
心が疲れている時にはオススメ出来ません。
……が。
受けの不憫さに頼むからもうやめたげて(泣)と懇願したくなる気持ちでいっぱいになりつつ、何が悲しいかな【攻めの心ない行動に傷つく→不憫受けがズタボロに傷つく→それをみて攻めが己の不甲斐なさに落ち込む】のセットにめちゃくちゃ萌える質でして…(∩´///`;)
あ、あと【受けが忽然と消えて探し回る攻め】もすごく好き。これも盛り込まれてて指先ビリビリさせながら悶えて読みました(;///;)
受け視点・攻め視点を交互に進むのも良かったです。(受け視点だけだと攻めの心を察することが出来ずただただ責め立てる気持ちで読んでしまったかもしれない…)受け視点→攻め視点→受け視点と間に挟まることで、後半の受けが誤解してる部分が見て取れ、すれ違いに悶えました。
私の感覚がおかしいのかもしれませんが、個人的には思ってたほど酷い攻めじゃなくて安心しました。(ネタバレを踏まない程度にザザッと感想をナナメ読みして最悪な攻めを覚悟して読んだからかな…?)高校時代のやったことは確かに悪い。けど。若さだよなぁ…とも思っちゃうんですね。独占欲の裏返しで素直になれないところがもどかしいなぁ…と。「受けは自分のもんなのに…!」と所有欲を発揮する攻めを見るのも萌えるせいかもしれません。自分を正当化しようとするクセも人間臭さがあって嫌いじゃなかったです。
大人になって再会後も一瞬同じ轍を踏みかけたけれど、反省した後は優しく穏やかに受けを癒やす姿にジンワリ。何も言わずに寄り添って過ごす時間はとても温かくて、ホントにホントに受けが可哀想過ぎたからホッとしました。
受けはとにかくもどかしかった。高校時代なら無知でも仕方ないんです。けれど大人になってからは…そんな無茶な…と言いたくなる。借金にしても返済の資金繰りにしても。まさに転落人生で痛々しいシーンが多いんですが【無意識に自分を大事に出来なくなっていた】事実が一番辛かったです。愛されることを知ってたらまた違ったでしょう。多感な思春期にそれを踏みにじったのは攻めなんです。その業が攻めにのしかかるのがもうね…切な痛いんですよ…(;///;)
初めて恋した相手は攻め、
傷つけられた相手も攻め、
宝物のような思い出も攻めとの時間で、
死にたいほど絶望させてくるのも攻め。
受けは攻めへの想いで溢れていて、幸せに出来るのもやっぱり攻めしかいないんです。攻めも攻めで自分が幸せにしたいんだと強く願って接しているのがとても良かった。躓いた過去は変えられないけれど今から変えていこうとする受けの強さも見られて涙・涙でした。
正直細かい部分をツッコむと展開が唐突だなぁと感じる部分が無きにしも非ず…。思わず「んん!?」となって読み返す作業を何度かしました。(小説読み慣れていないせいかも…)それを踏まえ評価は神寄りの萌え×2であげます。めっちゃ萌えたけど気軽に読み返せないシンドさもあり。でもすっごい好きな設定だったの。それは神。
まず文章が読みにくいです、あと建築業界が好きで良く舞台にしているらしいですがあまり調べず雰囲気で書いているのが伝わってきました。
出てくるキャラに関しては全てテンプレです、なので受けがいくら可哀相な目に遭おうがどーでもいいという感想しか持てませんでした。
肝心のストーリーですが「王子の様な攻め」が「薄幸な受け」を最初は可愛がるけど後にレイプして突き放しそのショックで受けはおかしくなる。
やがておかしくなった受けと攻めが出会い立ち直らせる、これで終了です。
申し訳ないですが「お金取っていいの?」と思うレベルでした。
一目見てyoco先生のカバーイラストにやられた!!と思いました。
この子は何を見ているんだろう
何で泣いているんだろう
いったい何があったの?とぜひ読まねばという思いに駆られました。
いつもながらいいイラストです。
健気でいい子なのに、次々襲い来る障害にますます不幸になる受けが最後には誤解が解けてハッピーエンドという展開は大好きです。
でもこの苦労知らずな優吾があまりにも楽観的でもうちょっと大人になれと言いたくなりました。
美術部の先輩がすごくいい人で、いろいろ訳ありな様子。
蒼が辛いときに優しくしてくれる唯一の人でした。
蒼の辛さを知っていて優吾にチクチクといじわるしたり
きついことを言っている場面ではもっと言ってやってと言いたくなりました。
先輩の物語も読んでみたいです。
スピンオフ熱望します。
まず本のサイズが微妙に小さめです。(この出版社はこのサイズなのかな?いつもは電書ばかりなのでわかりませんが…)
健気受け、不憫受け、すれ違い、誤解、再会、どれもこれも自分好みの設定が盛りだくさんだったこの作品。しかもイラストはyoco先生ときた日には!もうっもうっ!って感じだったのですが…
ストーリーの方は、なんだろう?あまり心に響かないというか、頭に入ってこない?みたいな。多分…不憫設定をいろいろ詰め込み過ぎて現実味がなくなってしまったかな。(BLがファンタジーということはわかっているのですが)
攻め側の御曹司設定もなんとなく無理矢理感が否めない。ハッピーエンドなのに何故かモヤモヤ…
でも攻めが受けに対してやっちまった失態に関して反省をし謝罪したシーンは印象に残りました。
これを書く直前に「私、ひのもとさんの本、何を読んだんだっけ?」と確かめたくなり検索したら『(作家の)傾向』の欄に「痛い」と書いてありまして……このお話も正にそう。蒼くんの転落ぶりは不憫を通り越して痛いのなんの。
それもね、多分この『転落』って、様々な制度を利用すればもう少しましな所で止められるはずだったんじゃないかって思うものなんですよ。
「親!とりあえず法テラスに行け!何をやっていたんだ、君たちは」とか「担任!生徒に急激な成績悪化があった場合は、指導と称して手を差し伸べろよ!」などと、これが『BLというエンタメ』であることを忘れてむかっ腹を立てちゃいました。……大人げない。
気を落ち着けて考えてみれば、2人とも高校生ですものねぇ。
子どもなんだもん。
スクールカーストの天辺にいるようなキラキラした同級生に、自分の世界(蒼の場合は絵なんですけれど)を誉められて、おまけにそれを共有出来ることで一気に近づけたら、それは恋心にも似た好感情を持つのも解ります。
また、自分に懐いてくる『才能があるのに、控えめで可愛らしい友人』に手を出した後、その行為が一体何だったのかを突き詰めて考えずに、それ以前と同じ様な友達関係を続けて行こうとする優吾についても「こいつ、高校生男子だもんな」と思えば、解るっちゃ解る(差別発言でしょうか?)。
ここまでの、高校生で人生経験が少ない故に上手くやれない2人の様子には、私、かなり萌えたんです。
問題はその後、蒼に起きる家庭の悲劇なのでありまして。
親の仕事が倒産、両親が離婚、高校中退、母の再婚で父の元に戻るけれどその父の死亡、借金等々、不幸のオンパレードです。
本当に申し訳ないのですけれども、ここがね、ちょっと『やり過ぎ感』を感じてしまって……
いや、確かにあるんですよ、こういうこと。
ただ、ちょっとだけ「幸せなラストとの落差を作るために?」という言葉が頭をよぎっちゃって(すみません、こんな風に思っちゃうのは私の心が汚い所為だと思います)。
こんな風にボロボロになっていない蒼だったとしたら、優吾はこれほど盛り上がってくれたでしょうか?
全くもって個人的な好みの問題なんですけれども、むしろそっちのシチュエーションの方を読みたかった様な気がします。