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uso to rakuen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
沙野風結子さん原案、心理描写がしっかり描かれているサスペンス。
イラストは 高緒拾さん。可愛らしいけど、表情にとても色気がある。
養護施設に入る子達の過去は、色々。
啓人は、「親に愛されていた」と語るけれど、
アガタには啓人の辛そうな表情が気になっていた。
父親が自殺をした啓人は、嘘で何事もなかったように繕う癖がある。
アガタは、啓人が好き。
啓人が気になる気持ちを素直に出せなくて、ちょっかいが意地悪。
突然の失踪も、実は大好きな啓人を守る為だと啓人が分かるまでの物語。
啓人は人の好意に随分鈍いのは、嘘で自分を守っていたからかも。
ハピエン。
沙野風結子さんの原作ということで、結構ハードなのを想像していたんですが、どちらかというとドロドロではなく、純粋なお話に思えました。
弁護士の啓人、情報屋の吾形、教師の孝二、Webデザイナーの郁太。
四人は養護施設で出会い、同じ部屋で過ごす仲間でした。後から入ってきた啓人は、生い立ちを嘘をついて誤魔化しながらも真面目に過ごしていたのですが、吾形は啓人の嘘に気づいています。啓人の引き取り先の父親に性的搾取をされていることにも気づき、縁組を破談に。
その後、吾形は姿を消していたのですが、ある日啓人の前に現れて…
少年時代のそれぞれの思惑が重なったり交差しながら、今の彼らは彼らなりの道を模索していくのですが、啓人は嘘だらけの自分を変えようとします。
そして良心に従った行動を取ることで吾形と結ばれる。
小説をコミックス化した訳ではなくストーリーを書かれたのかな、と思いますが、ちょっと物足りないかな。単行本一冊の尺だったからだと思いますが、彼らの関係や深さがちょっと入り込みにくい感じで。
結局吾形は啓人に一目惚れで、ずっと守りたかった、その守り方がちょっとわかりづらくて遠回りしたって事なのかも知れませんが…ましてや、孝二と郁太のCP?までいるので、彼らのポジションも宙ぶらりんに見えました。
巻末に小説でアフターストーリー?があるのですお得な気持ちにはなりますが。
なんと沙野さん原作のコミックです!作画は高緖拾さん。
なんとも迫力のある絵です。
小学校6年生の時に施設で出会った吾形と啓人。
啓人視点で話は進みますがなんとも辛い境遇です。
後出しでさらに出てくる啓人の辛い過去。
でも彼は自分を責めて嘘で防御して。自分の居場所を見つけるんだって無理して。
吾形は最初からつっかかりますね。性欲をぶつけたり。
高校一年生の時に突然消えた吾形。置いて行かれて悲しむ啓人。
そして14年後突然啓人の家に乗り込んできて。刑務所に入ってたようで…。
でもでも実は今までのことみんな啓人が好きだからだったんですね!
啓人の里親からの性的虐待を止めたり、ネットに啓人の写真を上げられるのを止めたり、啓人のストーカーから守って逆に刺してつかまったり。
刑務所の中で啓人を恨む元被告の親から守るために14年ぶりに姿を現したり。
啓人の法廷デビューからずっと見守ってたんですね。泣けます。
啓人が嘘をつくのを、居場所を得るために手段を選ばないところを止めさせたかったんですね。
本人も自覚があるのにどうしても止められなくて。
吾形が啓人を絶対に殴らないのもちゃんと理由があって。
吾形!運命の二人だよ。人生かけて命懸けで好きな人を守り続けて。
しかしコミックなので駆け足で。
絵がとても迫力があってこちらもハラハラそわそわしました。
やっとお互い素直に一緒にいられて良かったね。
最後に番外編が。
吾形は人の本質をきちんと見抜いてたんですね。
イクくんにしても啓人にしても。
父親に殴られてきた啓人は優しくされるだけじゃイケないんですねえ。うーん、本人同士がそれでいいなら幸せですね。
めちゃ良かった!
単巻なのであっさりしているのですが、本編後の描き下ろし漫画と書き下ろし小説が萌えの不足分をちゃんと補ってくれてます。
嘘で塗り固められた啓人。
でも、それは啓人の本質ではなく、環境による後天的なもの。
啓人の本質と本音を見抜き、誰よりも献身的に愛してきたのがアガタ。
「一目惚れ」なんて言ってるけど、そんな簡単な言葉では言い表せないほどの自己犠牲と大きな愛を感じました。
多くを語らずアピールもせず、ヒール役をかって出るアガタがとても魅力的でした。
破れ鍋に綴じ蓋とは、まさにこの二人のこと。
お互いの孤独を埋めあえる相手は、他にはいないと思う。
高緒先生の描き下ろし漫画は、雰囲気が変わって一気に可愛くなります。
友人の孝二とユキの話。この二人も好きです^^
小説の方は官能的なんだけど、啓人に甘えるアガタが可愛すぎて余韻がヤバい♡
同じ施設で育ち、行方がわからなくなった吾形との再会は
啓人もどこかで望んでいたはずですが
態度が悪くて嫌な感じで微笑む吾形が個人的に苦手でした。最初は。
施設の頃も、正論を言ってはいるものの
啓人に優しくしてはくれなくて
おまけにいなくなってしまうだなんて酷い男だなぁと。
でも小さかった頃も今も、ひたすら啓人の為だったとは意外でした。
自分に嘘をつき続けている啓人を振り回してばかりかと思っていたので
こういう愛もあるのか…としみじみしてしまいました。
人ってどうしても目に見える優しさに縋りたくなるようなところがあるかもしれませんが
わかりにくくても吾形の愛は一途でした。
施設で同室だった孝二が、ずっと啓人を好きだったのに言えず仕舞いで気の毒…。
穏やかで世話焼きで良いヤツだったのでもう少し当て馬として頑張って欲しかったのですが
そもそも良いヤツなら啓人の気持ちも考えずにガツガツいきませんものね。
郁太も奔放なタイプのわりに孝二が昔から好きだったなんて
可愛いところもありましたが
元嫁に離婚されて追い出されたとはいえ勝手に孝二の部屋に荷物を運ぶとか無いわー…ww
孝二は絆されてしまうんだろうけど。
原作の沙野さんの書き下ろしSSも収録して下さってお得!
やっぱり幸せな甘いSSって満たされますね。
二人とも、お互いの過去込みでこれからも愛し合うんだろうなぁ。
原作者もコミカライズされた高緒さんも好きなので期待して読みました。
主役の二人は、再会もの。
うじうじしてなかなか自分の気持ちを認められない弁護士、啓人と、情報屋になった同級生、吾形。
ある日突然、吾形が啓人のところへやってくる。そして無理矢理住み込んでしまう。
口が悪く、前科もある吾形。傍若無人を気取りながら、啓人への想いが見え隠れする。でも種明かしは最後。このへんは小説にある展開。
啓人の方は、そんな吾形を迷惑に思いながらも、惹かれる。そしてそれを認められない困ったちゃん。この辺の素直じゃない感じが今一つ好みじゃなかった。
しかし、吾形の妄執的な愛の粘り勝ちかな。
同じく同級生の二人の方がいい。孝二は啓人に想いを寄せるが、告白はせず面倒を見るいい人どまり。啓人もそれを利用している。この辺、啓人はずるいなあ。
孝二を好きなイクは、あっけらかんとしつつも一途。そして周りがよく見えている。
こっちは幸せになってよかったね、という、片思い同士だったカップルでした。
私の、沙野風結子先生に対するイメージは、シリアスで陵辱とか執着、ドエロくキツい展開で…というもの。
そこからすると本作はすごく読みやすいです。
と言っても、実の親からの暴力、親の自殺、施設入り、里親の闇、など、それなりにシリアス「すぎる」舞台は用意されています。
このような生い立ちは確かに主人公・啓人の暗い過去ではあるし、現在の弁護士としての強引なやり方の根底に巣食ってはいるけれど。
本作で描かれる「施設」は、悪い場所ではありません。年の近い子たちとのごく普通の交流もある。
しかし一人鋭い観察眼を持つ吾形(あがた)だけは、いい子でいようとする啓人に突っかかる…
吾形が何を考え、どう行動していたのか。それは終盤まで明かされず非常にミステリアスで、啓人同様読者である私も翻弄されました。
また、高緒拾先生の絵がいいんですよー!
元々高緒先生のファンではありますが、吾形の強い視線とシニカルな笑み、啓人に対する優しさなのか攻撃性なのか判然としない執着心…
全てが完全に絵として表現されています。
また、施設の友だち4人のそれぞれの愛執のベクトル、特に孝二の啓人への想いは「小説」として掘り下げるとかなり複雑で切ない物語になり得るものだと思うのですが、例えばイクの小動物みたいな悪びれない造形や、孝二の自制の効いた優しい笑顔、イクへの鈍感さなどの表現で抜け感が出ましたね。
吾形と啓人の物語である、という中心がぶれずに、それでいてふくらみが増したと思います。
啓人の性的な感覚は、はっきり言ってまだ過去の呪縛に囚われていて痛かったり酷かったりを求めるのですが、吾形と2人でもっと優しく柔らかく温かい、そんな愛し方愛され方を時間をかけて築いていってほしい。
あ、あと孝二とイクもね。
巻末は沙野先生による小説での番外編。
あの強くて孤高な吾形の、キスの願い。2人だけの甘さが垣間見られて非常に萌えました。
原作が沙野風結子先生というだけあって、主役二人だけでなくその友人も含めた4人の過去や現在の思いがもれなく書かれています。友人同士なんだけど、その情を利用しているとか。
誠実そうなのに嘘だらけの主人公が、自分から語ることがなかった吾形の一途な思いを知るにつれ変わっていく様が胸にグッときました。
そんな本編の後に、番外編漫画「引っ越しと丼とご挨拶」で友人二人の今後を思わせ、ショートストーリー「あの子の望み」で吾形のささやかな望みを知るという素敵な内容でした。
沙野さんの作品は初めてなので、コミックだと入りやすいかも…と読んでみることに。高緒さんは、栗城偲さんの「玉の輿シリーズ」と木原音瀬さんの「FRAGILE」の挿絵で拝見したことがあり、気になっていました。
とても面白かったです!スリリングな展開に、高緒さんの人物の強い目力がぴったりでした。沙野さんと高緒さんのほかの作品も読んでみたくなりました。
物語は、やり手の若手弁護士・周藤啓人の元に、同じ養護施設出身の吾形勲(アガタ)が14年ぶりに現れて…というサスペンス。普通、サスペンスは読み返しても面白さは半減だと思うのですが、本作品は、読み返すほどに面白さを感じました。
アガタの乱暴なキスもレイプまがいのセックスも、実は、父親の虐待で歪んだ啓人の心を満たしてやりたいから。何より、啓人の嘘の鎧を壊してやりたかったからなのです。分かったうえで読み返すと、アガタの啓人への愛が伝わってきて、すごく萌えます。
そんなアガタに抱かれるたびに、啓人が少しずつ変わっていく描写が、とても良かった。アガタが感じていることが嬉しくて、啓人が自分から口づける姿は可愛く、嘘をやめようと決心した仕事ぶりは、これが啓人の本来の姿なのだろうな、と思いました。裁判に負けた啓人を所長さんが励ますのですが、彼がもっと早く嘘の弁護をやめるよう指導してもよかったのに、とちょっと思ったりして。でも、やっぱり、アガタがいたから啓人は変われたのでしょうね。
全てを打ち明け、想いが通じ合った後のセックスでも、啓人が「嫌だっ、強すぎるっ」、アガタが「嘘つけ、大喜びしてるくせに」と相変わらずなのが、可笑しくて。アガタの心から笑顔を初めて見て、キュンとしてしまいました。彼は本当にいい男ですね。
読み終わって一番強く思ったのは、いつか啓人が優しく触れられるだけで満たされたらいいな、ということ。乱暴なプレイがなくても、気持ちよくなれたらいいな。それは、そんなに先でもなさそうです。巻末の番外編小説で、啓人は自分もアガタに何かをあげたくて、「たくさん…キスされたい」という子どものようなアガタのリクエストに愛おしさでいっぱいになって、たくさんキスをします。与えられて、自分も与えて、そんな愛情に満たされたら、きっと啓人の昔の傷も癒えていくに違いありません。ひたすら優しい二人の触れ合いを見てみたいです。タイトルの「楽園」には、きっとそんな意味があるような気がします。
元となる小説が出版されているのではなく、
小説家さんが書き下ろしたストーリーを漫画化した作品です。(…でいいんですよね?;)
全体を通して重い雰囲気がさるのですが
漫画で表現されることにより良くも悪くも中和作用があった気がします。
バックボーンや落しどころは突き詰めて考えると闇をはらんでいるような…?
漫画のページ数では限界があり表面をサラッと撫でるだけに留まったので
読みやすかったような、少し残念なような、複雑な気分です。
補完の意味も含めて小説版も読みたいなと思いました。
性的虐待描写を含んでいたので苦手な方はご注意です。
ちょっとマイナスなことを書いてしまいましたが
漫画の良さといえば視覚情報からの萌え…!!!
子供が隠れてちょっとエッチなことをしている背徳感や
ふとしたときの表情の変化などなど萌え心に刺さるシーンがあり面白かったです。
スーツ姿が様になる受けの作画も良きだし、
個人的に一押しはACT.2の扉絵が最高。攻めの立ち絵からフェロモンがッッ…!
普段イラストでしか見る機会がないレーターさんを隅々楽しめるのはウキウキしますね(^///^)
「嘘にまみれたお前を俺が変えてやるーーー」(帯より)
ある日突然姿をくらました幼馴染みと14年ぶりの再会。
受け・啓人は過去が蘇り激しく揺さぶられるけれど
攻め・アガタは昔と変わらぬままの性格で何を考えているのかわからない。
過去に起こった出来事の回想を交えながら
啓人の嘘とアガタの目的がすこしずつ露わになっていくストーリーでした。
以下感想には大きなネタバレ含みますのでご注意。
(この作品は知らないまま読んだ方が面白いかもしれない)
子供時代のアガタの態度は愛情の裏返しなんだなーとわかるけれど、
大人になって再会したときの得体の知れ無さ・目的がわからない雰囲気がスリリング。
強気な態度と皮肉気な表情が…ううう鳩尾がモヤモヤする…。
かーらーのー!
消息を絶ったあとの14年間にはひぇぇぇ(∩´///`∩)となりました。
実はずっと見守ってたとか萌えしかないじゃないですか!!!
子供の頃からずっと啓人の知らないところで啓人のナイトしていたのに、
アガタの不器用な性格と啓人が素直になれなかったせいで14年もすれ違いですよ////
萌える、これめっちゃ萌えた。
啓人は自分の嘘を暴かれるのに怯えていたけれど、
嘘から解放させるのも啓人自身を思ってのことなんですよね。
弁護士の世界は「勝てば官軍」かもしれない。
けれど確実に蝕まれていくモノがある。
それを気付かせてあげたかったアガタの愛情にグッときた。
啓人自身がついてる嘘は嘘というよりただ現実から背けたかったのかな。
どこにも頼るべき場所がない子供にとって親はどんな親でも親なんですよね…。
親の死にまで自分にの責任を感じて、その後の人生で啓人は心を殺して生きているのが切ないです。
啓人の本来の性格から外れた枠に押し込まれてる息苦しさを感じました。
ハッピーエンドといえばハッピーエンドなんですが
回想で啓人が一瞬殴られるのを待ってるような表情を見せたシーンがひっかかる(;ω;)
漫画だからサラッと流されたけど小説でより深い描写になったら印象が変わりそうだと思いました。