ボタンを押すと即立ち読みできます!
oniichandatte amaetai wake de
はわわ〜。
多分ですけど「妹カフェ」とかはリアルにありそうですよね。哉太は、理想の弟を演じる「弟カフェ」でバイトして、「お兄ちゃん」に甘えてみる。という子供の頃に叶わなかった欲望をささやかながら叶えている。たった3歳しか変わらないのに、弟が生まれただけで「お兄ちゃんでしょ。」と、親に甘える事を許されなかった哉太。自分より大きく立派に育った弟の敬太は、貧相な哉太を嘲笑うかの様に尊大な態度で小遣いをたかったりする生意気な高校生。
19歳にもなるのに華奢で小柄な哉太は、「弟カフェ」では人気者。ゲイでは無いので、客である「お兄ちゃん」達の欲望を上手くかわしながら、そこそこ楽しんでいた。
中にはそんな哉太に本気になる客も居て…。
私は一見紳士な水原さんとの恋愛話になる展開かと思ってたんですけどね〜。
俺サマ弟の、実の兄に対する拗れた片恋の物語だったんですよね。びっくりですよ。もぅ。
しかも紳士な筈の水原さんは本気過ぎて、執着の度が過ぎて、危ない本性が見え隠れしている。
哉太の鈍さ、そのド天然ぶりに翻弄されちゃうのは弟の敬太。
彼は長年の想いを拗らせまくっているので、兄弟として一緒にベッドに入って寝入ってしまう兄に興奮しながらも葛藤する。「これは家族愛。」と言い聞かせてみたりして。募る欲情を抑え込む。
後半には、水原さんが敬太の部活の顧問だという事が明かされ、波乱の予感をさせて次巻へと続く。
え⁈ 完結してないの⁈ という驚き。
弟の敬太はもう自分の恋心を自覚してるけど、兄の哉太は鈍過ぎて。いつになったら気付くのか。
自分に自信が無くて、自分の可愛さに気付いていない、その無防備な可愛さにメロメロです。
これはイカンです。親も同居してるっていうのに。弟敬太のタガが外れるのをハラハラしながら続きを待ちます。
描き下ろしは「弟カフェ」でのコスプレの話。哉太の可愛さを妄想してカァァとなってる敬太が可笑しいです。夏季限定スクール水着って‼︎「は⁈ ほぼ裸じゃねぇか‼︎」ごもっとも‼︎