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shiawase ni narina
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
電子版で読みました。
電子版の表紙、すごく繊細な感じで綺麗なんですよ。
これは好きな感じの作画!と思って、気合を入れて読み始めたのですが…。
本編は表紙と全く違う印象でした。
どちらかと言うと青年漫画か少年漫画の主人公のようなタッチで。
主人公がお祭り騒ぎなうるさいタイプなのも相俟って、苦手なタイプでした。
だけど、ストーリー自体は刺さりました。
書店のバイトに入って、指導係になった海(かい)に一目惚れ。
「付き合ってください!」と言ったら、あっさりOKされて、そこから大地の受難が始まります。
かつて海には忘れられない恋人がいて、そのひとと大地を重ねて見てしまう。
この理由が何とも切ない。
回想で出てくる恋人はいつも快活で、本当に太陽のような人。
大地も元気で、インドア派の海をその人と同じように外に連れ出そうとする。
大地の言葉や表情、ふとした瞬間に、かつての恋人の姿を見ては驚く展開に、嫌な予感がふつふつと。
この先は読んでください。
わたしは何だかやるせない気持ちになってしまいました。
読み終わったあとも、ちょっと消化しきれない気持ちでいっぱいです。
物語に引っ張られがちな方は、気分を切り替えられる作品を用意しておいた方がいいかも。
いい話なんだけど、どうしようもないつらさが消えないんだよなあ。
海にとって恋人が素敵なひとだったんだろうなあって思えるだけに、つらい。
主人公があっけらかんとして前向きだけど、このつらさを払拭してくれはしないんだよなあ。
胸に何かがまだ刺さってます。
萌えというのとはちょっと違うかも。
未読の方は、入り込みすぎないようにご注意を。