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bad children
思いっきりネタバレです。
二人は恐らく異母兄弟なので、苦手な方はご注意ください。
また死人が出ます。
ハピエンですが、地雷多数、お気をつけを!
以下ネタバレ。
たまたま電車で出会い、惹かれ合う二人。
前半は不穏な雰囲気がありつつも、徐々に関係進めていくのかな?と思っていましたが、
半分ちょっと過ぎたくらいのところで、攻めが受けは自分の弟かもしれない、と気づく急展開。
また受けも父親が口論となり、口論の末突き飛ばしたら、運悪く階段から転落死。
このあと、一気にダークな展開に。
逃げ出した受けは攻めを頼り、二人で逃避行、しかし罪悪感が拭いきれず自首。
7年後、出所した受けを攻めが迎えに行くところでハッピーエンド。
kindle版は202ページ。エロなし(キスまで)
天涯孤独の攻めは、人を殺してしまった受けを諭すでもなく、建設的な道を示すでもなく、電車に飛び乗り適当にホテルに入り、一生支える、と抱きしめる……攻めもあまり冷静ではないんですね。
自首しても支える、というよりはどこまでも一緒に逃げてやる、一緒に地獄に落ちてもいい、みたいなニュアンスなんです。
このままだとうまくいかず、メリバになりそうだな、とハラハラしましたが、
受けは逆にこんな自分でも受け入れてもらえるとわかって、自首する決意ができたので良かったです。
自首したことで出所後は二人で穏やかに暮らせそうだし。
結果的に収まるところに収まり、幸せになれそうなので、まぁいっかという感じ。
父親殺しと実は兄弟っていう2つのテーマを取り扱うには若干短く、特に後半は急ぎ足の印象。
故意ではないので事故だし、未成年と考えると懲役7年?はちょっと長い気がします。
二人は恐らく兄弟ですが、名前が同じことには特に意味はなさそうで、紛らわしい……なぜ同じ名前にした??とちょっと謎でした。
一目惚れしてしまった相手はもしかしたら弟かもしれない(ほぼ確)、弟とは付き合えない!と悩んでいるのも、人死が出てるのにそれどころではないのでは?と思ってしまいました。
弟がゲイである兄に、男同士はいいのに兄弟はなんでだめなのか?と問い、自首するから〜のあとの数ページは非常に萌えるので、兄弟モノお好きな方にはぜひ読んでもらいたいです。