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blister
お互い、ゲイなんだけど、ずっと友達の由成。なんか、そんな名前の野球選手がいたような。
トラウマを与えた兄がアメリカから帰ってくる。
ストレスのあまり、行きずりの男の子と初Hしてしまったジロー。
一方、5年も前から行きずりでHしまくっている由成。
それまではお互いに良い友達だったはず。
でも、ジローの一晩の相手は同級生で、なにかと絡んでくるし、兄もジローにちょっかいをかけてくる。
モテるジローを見て、ようやく素直気持ちを吐露した由成。ジローも自覚。
ということで、幼馴染が恋に発展するお話でした。
短編なので短く、あっさり終わってしまうのが残念。
続けて2作のハードゲイものを読んだ由良環先生の、高校生もの。
絵柄はハードゲイものとはタッチが違い、可愛らしいお目目デッカい系の絵柄になっています。
内容は…
設定は高校生なんだけど、逆に子供っぽくてなんだかショタものっぽくなってる。
幼馴染のジローと由成はお互いちっちゃい頃から同性が好き。そのことでより仲良くなってずっとつるんでいる。
ところが、ジローが同じ学校の1年生と寝ちゃって…
そう。由成は本当はジローが好きだったんですね〜。
何と言っても本当はまだコドモ。自分でもジローへの揺れる想いを持て余してジローを振り回す。
だってジローが誰かと寝るなんて思ってもみなかった。取られちゃうの?自分ではダメだったの?そんな嫉妬心や悔しさや絶望感、自分を見て、という焦がれる気持ち…
さて、タイトルの「ブリスター」とはジローが大好きで集めているアメリカンプロレスのレスラーフィギュアと関係しています。ジローはフィギュアで遊ぶわけではなく、買ったそのまま、ブリスターパック(PET素材の透明包材)を開けずに飾っておくのが趣味。
由成に告白されて、初めて由成を抱く…それは「友達」というブリスターを開封するような気持ち…
絵柄のせいなのか話の進行パターンのせいなのか、やはりどうしてもイマ風ではない…いにしえのBL感を感じますが、繊細なところもあってそんなに長い話じゃないけど読み応えはあり。