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最初読んだ時の感想は「???」でした。
あれ?私何ページか飛ばして読んだ?おかしいな、話が飛び飛びで意味不明…。
取りあえずR●nta!さんのレビューを見ると、やはり戸惑っている方多数。
まず主人公・香上類。寿命が150歳ぐらい、限られた力が満月近くに使えるだけで、見た目や食べ物は人間と変わらず。発情期があり、少子高齢化が進んでいるので早く子供を作れと親から催促されているという状態。「ある一族」としか書かれておらず、なんとなく人外ですよ~というフワッとした設定しかありません。
自分が60歳の頃出会った瞳の美しい少年に「また会いにくる」と約束するも、結局その約束は果たせずにいましたが、ある日大学生になった少年・羽倉和真が9年の時を経て会いに来ます。
そこで突然発情期の発作に襲われる類。先程再会したばかりの和真を無理矢理レイプ。
…え?え?え?
我に帰った類は「許されないことをした」と反省しますが、目を覚ました和真は「ケツいてぇ」と普通の反応。さらに、「これって、俺達恋人同士になったってことだよな」と笑顔で頬を染めます。
…え?え?え?え?
なんで、なんで怒らないの?それ強姦だよ?
しかもなにも慣らさず突然突っ込んでたけど、「ケツいてぇ」で済む?
まだ18歳。多分初めてなのに。早く肛門科行って~!!とツッコミを入れ続ける私。
ちょいちょい類の世話を焼きに来るオネエ言葉の花染賢。彼も最初から当然のように居たので類と親戚なのか、どういった関係なのか不明。普通簡単でいいから説明して欲しかったです。
そして、自分の発情期をうっかり忘れ、和真とデートに出かけてしまう類。「誰彼襲ったらどうすんのよ」と賢に嗜められます。最初、そろそろ発情期だから暫く外出は控えなくてはと言っていたハズなのに、彼はうっかりさんなのでしょうか…。
そして、夜、和真から苦しそうな声の電話が。急いで駆け付けるとまるで発情期の発作を起こしたような類が助けを求めていました。類、再びぐらっと来て和真とHしまくり。真剣な顔で「どうしたらいいんだ」と悩む類。それを読み、やはり「この本、どうしたらいいんだ…」と同じく悩む私。
頼むから読者が理解出来るように描いて~!!なんで和真までそんなになってるの??普通の人間だったよね~?
それからも何度か和真から電話が入り、その度獣のように交わってしまう2人。
さらには「類との子供が欲しい」と言いだす和真。
…自分、頭抱えていいですか?
ちょうどそこにタイミング良く男性でも人間でも妊娠出来る「類限定の妊娠薬」を持って現れる賢。自分たちは人間ではないと初めて和真に打ち明けますが、「そっか」で終わり。今すぐその薬を飲むと言う和真を落ち着かせ、なんとか大学に通わせようとする類。
ようやく大学のレクリエーションに出かけた和真ですが、書類を忘れたと電話があり、和真の部屋を訪れた類の前に、類と同族で、和真の友人だと聞いていた桐生凱が現れ、「和真は俺限定の妊娠薬を飲んだよ」と衝撃発言をして3話終了。
4話では何故か和真の双子ちゃんのお宮参りからお話がスタート。
…あれ、私何話か飛ばしたんだろうか。不安いっぱいの急展開です。
その後モノローグが入り、凱のおかげで和真との未来を真剣に考え始める類の姿がさらっと描かれますが、和真が妊娠薬を飲んだ描写や、大学に通ったのかどうかは全く描かれないまま、物語はハッピーエンドを迎えます。
あれ、もしかしたらこれ何かのスピンオフだった?私の理解力足りない??
寝る前に読んだのに、びっくりして目が冴えてしまった珍しい一冊でした。
なんとなく雰囲気で読むことは出来るんですよ。でも、あまりに展開が急すぎるし、説明が全くないから意味がわからない。
こちらでレビューを読んで、もう一回読み直してみてようやく、「ああ、なるほど」と(笑)。
同時収録の「〜3Pieces〜」は、さっきお宮参りしてた双子が大きくなって、和真の友人・凱と3Pするお話。
…だから展開は早過ぎなんだって。いつの間にか産まれてただけでびっくりだったのに、なんでもう19歳になってるの???
エロは確かに多かったです。
でもあまりのお話の飛ばし具合に振り回されてしまい、ついていくのがやっとだったので、エロ満喫している暇はありませんでした(笑)。
いや~、ギャグじゃないのに、こんなに疲れた作品久々…。
マンガって、誰が読んでも最低限お話がわかるように描くのが普通だと思うんですよ。
盛り込みたいだけ盛り込んで説明を削るんじゃなく、読む側に立って「これなら理解しやすいな」っていう作品が読みたいです。
絵は綺麗だったので今回は中立寄りの萌評価とさせて頂きました。
(※辛口評価申し訳ありません。)
上川きち先生の久しぶりの新刊〜!最近の作品はスピンオフ、スピンオフで、既刊の作品の関連作品が多かったので、今回はどの作品世界から来たのかと思っていたら…全くの新作でした。
人外は以前にも「はじまりはさよなら」や「さよならバイバイ」で描かれているけれど、それとはまた違う種族ということらしい。特に人間と変わるところは無く。寿命が少し長く、発情期があり、満月の夜にだけ、念動力や発火能力が使えるという。(超能力⁈)そして、オメガバースのように、「運命の相手」というのがあって。出逢えば直ぐに見つけることが出来たり、男でも妊娠出来たりする。…もぅ、オメガバースにしてもいいじゃん!と、思うのに。何だかその設定に抗おうとしているみたいなのだ。
人外である類は、普通の人間である和真を愛おしく思って、彼を巻き込みたくないと悩むのだが、和真にそんな葛藤は全くと言っていいほど無く、あっさりと受け入れる。類がドン引くほどに、それはもぅアッサリと。めでたし!っていう…。
なので、ちょっとだけラスト周辺にはギミックを挟んで、ちょっとだけ読み手側を驚かせるが、予定調和で物語は終わる。
エチは、上川先生らしい綺麗さです♡ ですが、発情期任せに激しいという設定なので…、激し過ぎて、運動みたくなっていて。エロさは半減かしら。
それよりも、同時収録の「〜3Pieces〜」がビックリなエロさ。和真の幼馴染で、やはり人外である凱は、事もあろうか‼︎ 類と和真の間に生まれた双子の息子たちと3P に及ぶのだ‼︎ 衝撃的な事実に誰も葛藤しない。もちろん、凱はいい大人なので、ちょっとだけ葛藤していたみたい…。あくまでちょっとだけ。美しく育った双子たちのお誘いに抗えるワケもなく、アッサリと3P に及ぶ。また、この双子たちが常にシャツいっちょで、下を履かないっていう…。エロエロボーイズなのだ。
あとがきで、先生自身もおっしゃってる様に、ファンタジー要素を活かしきれなくて、消化不良な感じは否めないかも。この世界観を続けて行けるかどうかも怪しいかな。けれど、久しぶりに上川きち先生の綺麗なカップルを見れて嬉しかった。『ヘタレ攻めと能天気受け』というのも可愛い♡
せっかくのエロなのに、肝心の箇所は発光している…かの様な全面白抜き。厳しめの修正ありです。