キスと小鳥

kiss to kotori

キスと小鳥
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×249
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
19
得点
413
評価数
107
平均
4 / 5
神率
34.6%
著者
間之あまの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
キスと小鳥
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344842977

あらすじ

六年前の夏休み、日向は人懐っこい小鳥を通じて不思議な青年リヒトと出会い、恋に落ちる。しかし、初めてのキスをした夜を最後に彼は消えてしまい―。月日が流れ、大学生になった日向が見つけたのは日向のことを覚えていない「利仁」だった。過去とは別人のような彼と同居して「夜のお世話」まですることになり…!?書き下ろし付き新装版!

表題作キスと小鳥

28歳,家具メーカー社長
21歳,大学三年生

その他の収録作品

  • 白い羽根と小鳥
  • リヒトと利仁
  • 鷹と小鳥とことり(書き下ろし)
  • あとがき
  • 鷹と小鳥とキス(あとがき内掌編)

レビュー投稿数19

甘い…(*´▽`*)

作家様買いです。

再会モノなのですが、攻めの利仁には日向と過ごした1ヶ月の記憶だけが無くなっており、日向のことがわかりません。

そんな何もない関係から徐々に近づく心の距離に、もどかしくもきゅんきゅんしました。
日向に対する執着心が剥き出しなところが凄く良かったです。

でも日向は利仁が自分のことを好きになるはずはないと考えてて
利仁の、明らかに嫉妬からくるイラつきに気づかず
気持ちがすれ違ってしまうところがあって、そこがほんとにもどかしかったです。
泣いている日向も可哀想でした。

でも、そんな時に相模原さんですよ!
ほんとに彼は最初から最後まで素晴らしかったです。
彼が居ないと二人が結ばれることはきっとなかったと思います。
彼が居てくれてほんとに良かった…!(*´▽`*)

スピンオフ作品の『恋とうさぎ』で相模原さんの恋のお話も読めるようなので
近日中にそちらも読みたいと思います(*´▽`*)


すれ違いもあったけど基本的に利仁が日向に甘かったのはすごく良かったし
気持ちが通じ合ってからも甘いので、とても幸せな気持ちになれる作品でした♪

0

出会いの話は可愛いくて期待したのに残念です

辛口ですみません。評価高くて期待してたので。病院での出会いのお話最高に可愛くて期待したのに。就活の学生と大企業の社長がいきなりいたすとか…ありえないですよね?記憶がなくてもいいから納得感がある同居にして欲しかった。いきなりエッチする必要なかったですよね…。
入り込めなくなってしまって、悲しかったです。社長秘書のいとこがなんでも手回しして有能らしいですが、肝心の事を攻めよりもこの人から聞かされる。
攻めも受けもかわいそう。
あの素敵な小鳥の話からの続きがこんなめちゃくちゃな就活生を襲う話になってしまうとは…

3

ポジティブは最強で甘い

緊事宣自粛生活で若干閉塞気味だったので、明るく甘いお話をと思い購入しました。
少年同士の病室でのやりとり、再開してから過去の記憶が無い為起こる食い違いや嫉妬、切ないのだけど相思相愛(両片想い?)なので悲観的にならないのが良かったです。

日向と家族のやりとりがポジティブ。
骨折したところで「受験時期じゃなくて良かった」「頭じゃなくて足で良かった」とか。もっともっとそのポジティブを浴びたい…と思いましたが、そのシーンが一番MAXかな。

糖度確約の間之さんの作品、何作か読ませていただきましたがこの作品が一番床が早くて多いような(笑・嬉)
中学生だった日向は大学生になり、社長になった利仁に再会。見つめていて「誘ってるのか」と問われれば、後悔しない為に頷く。そこから事務兼ハウスキーパー同居へ。
嫉妬にかられて手酷く(でも甘く)抱くのも、両思いだと分かってからの感極まるベッドシーンも長くて最高でした〜。膝枕中にはむはむするとかエロオヤジっぽい言葉責めも良き。日向の敏感さの表現も素晴らしかったです。

環境の過酷さから性格が変わってしまった利仁は、対応は傲慢なのに、嫉妬したり触れる手は優しかったり、感謝や謝罪は言えないけど朝食買ってきたりと、過去の繊細さは無く別人のようなのに愛嬌があります。
機嫌悪い寝起きの「うるせえっつってんだろ」「牛乳入ってんじゃねえか。勝手に入れんな」とかコミカルで笑えました。

過去を思い出そうとすると苦しくなる利仁を思い、説明せず昔貰ったパズルを大事にする日向が切なさ大爆発でした。日向が困った時に揶揄いながらも助けてくれる秘書相模原さんがいてくれて良かった。

しかしどうも間之さんのキャラクターって萌え偶像というか、完璧過ぎて現実味がなくいまいち入り込めないのです。20代社長で手広くやり過ぎな才色兼備?攻めだったり、可愛い黒髪敏感受けだったり。欠点も可愛く書いてあるからかな。お話と甘さは大大好きなのですが。

他の方も仰るとおり、あとがきの「ご機嫌さんはうまくいく」強くて良い言葉だなと思います。

2

明るく前向きプラス思考の受けちゃん

ハッピーエンドバンザイ。
主人公の日向が名前の通り明るくて前向きで、読んでる方も明るい気持ちになれる。
こんなプラス思考、そして聡いのに純情。
こんないい子なのに相手はやや俺様暴君。
でも日向と付き合ううちに...。
ずっと気持ちよく読めて凄く良かった。
ちょっと落ち込んだ時に元気を貰えそうな本です。
えっちもしっかりあって素晴らしい。

2

甘い運命

可愛くてちょっぴり切なくて、甘い中にもところどころピリッと刺激がある、そんなバランスのよい萌え作品でした。

記憶喪失の絡んだ再会もの。
入院先の田舎の病院で不思議な美青年リヒトに恋をした中学生の日向。
しかし恋に落ちた2人をリヒトの病が切り裂いてしまう。
数年後再会を果たすも、利仁(リヒト)は日向の記憶を失くしてしまっていた…。

記憶喪失ということで、切なくてもどかしいシーンはもちろん多々あるんですが、前向きで明るく強い心を持つ受けの日向の性格のせいか?読感はほのぼのスッキリ。
何年も変わらずリヒトを想い続けている、一途で健気、なおかつ少年の頃のままの可愛らしいルックスの日向ですが、決して弱々しく流されたりせず、しっかりと自分の意志を貫く子で、とても好感が持てます。
幸せを引き寄せる思考ってこういうものなんだろうなぁーというお手本のよう。

再会後は昔とは性格の違う俺様な利仁に抱かれ、家政婦兼愛人のような関係になってしまう日向ですが、切なさはあってもそこに悲壮感は不思議とないんですよね。
むしろ日向の方がしっかり者の妻(時々かあちゃん)的ポジションで、利仁をコントロールしてる感があって。
性的にウブなのに感じやすくてエロいところも最高でした。利仁がエロ社長と化すのも無理ないわ。

白いジグソーパズルという小道具が効いていて、2人の過去が明らかになる瞬間は胸が熱くなりました。
例え相手に忘れられても、相手の性格が変わってしまっても、愛を更新していく日向ってすごいし、記憶を失ってもまた同じ人に恋する利仁って素敵。


重要なサブキャラの相模原は、策略家といった感じで2人を刺激しつつ上手いことキューピッド役になってくれたお方ですが…
セクハラ発言が多いよ、相模原さん(´ω`)

※口絵エロすぎ注意です。可愛い表紙捲ってからの〜いきなりのあの絵で心臓バックンですわ。
(そのシーンはよ来い!とウキウキで読んでました、すみません)

3

可愛い+切ない=?

あらすじは皆さん書いて下さっているので割愛。

こちら新装版なんですね。
表紙イラストは過去作もこちらも、どちらも素敵です。
タイトルにピッタリのイメージでした。

お話は甘く可愛く切ない。
受けのキャラの前向きな性格が心地よく、ふんわりと優しい雰囲気でお話が進みます。脇のキャラも魅力的で最後まで楽しく読めました。

たまにはこういう王道BLもいいな~と思いました。
オススメです!

0

楽天的な小鳥

私が読んだ間之あまのさんの作品の中で一番好きです。
かわいいタイトルの割りに、あまりかわいく感じなかったのは、利仁の性格が傲慢で尊大で横暴なことと、小鳥のような日向が実は強くしっかりしている為。
あとがきによると作品のテーマのひとつは「楽天的な」だそうで、それが日向の選択する行動によく現れていた。
利仁の記憶に留めてもらうために誘惑したり、ベッドの相手込のバイトを引き受けたり、無謀に感じるほど楽天的。
続けてスピンオフの「恋とうさぎ」も読んだけど、ちょっと甘すぎて胸焼けしました。

0

忘れても何度でも恋をする

可愛らしいお話という印象です。

悪人も大きな事件もない日常の中で
攻めが想いを自覚するまでの受けの切ない恋心を描いていきます。

記憶喪失もののカテゴリーといってもいいのでしょうか。
脳の病の治療後数か月間の記憶を失った家具メーカー社長鷹司。
その期間に知り合い恋をした相手は忘れられ…というお話です

忘れられても好き
覚えていなくても何故か惹かれる想い

忘れてしまっても何度でも恋をするという展開が萌えまポイントであるらしい自分には欠かせない作品です。
旧版は未読でしたが知っていたら絶対読んだのになんで未読だったのかなあと思うくらい楽しめました。

『覚えていなくても好きになったっちゃったんだからしょうがない、
あの頃の想いは想いとして大切にしたいけれど目の前にいるのこ人が好きだ』という想いが溢れていました。
そして、今だけでもいい、割り切れる関係でもいいからという刹那的な想いとが交差してじれったくも切ない展開でした。

攻めの幼馴染であり従兄の秘書が優しくて思いやりがあって素敵です。
思いっきり腹黒で裏の裏を読んでいつも先を見てあれこれしてしまう人なんですけど、悪い人じゃないし日向にとってはとてもいい人でした。
彼の恋物語なんてないのかな
複雑な生い立ちそうで攻めと同じくらい何かありそうな雰囲気でした。
スピンオフがあるような気がしなくもないかな…

1

辛かった

このレビューを書いている私は攻め贔屓、攻め推し、(例え受け一人称だとしても)徹底的に攻めの目線で作品を楽しむ人なんです。
相模原について相当キツいこと言ってるので、こんなレビューが苦手な方はスルーしてもらえると幸いです。


*


私は疲れた時、間之あまの先生の「嘘つき溺愛ダーリン」を手に取るんです。読むたびに癒されるし幸せな気持ちになれる良い作品だと思います。今回も「嘘つき溺愛ダーリン」みたいに先生の優しい作風で、最初はつらくても最後には笑ってる二人を見守りながら、私も幸せな気持ちを満喫したいと思ったんですが残念ながらそうはいかなかったんです。

何故なら、

1.相模原、お前マジで出しゃばるなよ。いい加減にしてくれる?

そして最後の最後までいい加減にしてくれなかった(笑)
ssまで出るとは…… はあああ……
私は相模原が初登場したとき、イラストが蓮川愛先生だったので先生の作品「恋愛操作」の式さんを思い出しました。式さんは攻めさんの秘書で、身内で、イジメ上手な方なので相模原も式さんみたいな人なのかなって思いました。
結果、本当に式さんに大変失礼な考えでしたね。

式さんのイジメはいつも「嫉妬を煽る」、「適材適所なツッコミ」という分かりやすくてはっきりとした<理由>があります。そしてスムーズに役を果たして、またスムーズに離れる。本当に理想的な味方ですね。
相模原の場合、<理由>が見えない。つまり<イジメの名分>が立たない。ただ自分勝手なやり取りを楽しんでるだけに見える。もはや味方じゃない。

じゃあ当て馬?私にとっては当て馬でもないと思います。当て馬は恋のスパイシー役目が終わったら存在感が薄くなるはずなんですが相模原は薄くなるどころかむしろ利仁さんよりもますます存在感が強くなる。攻め味方な私にとってはとんでもない邪魔者としか考えられない。目障りにも程がある。
利仁さんよりも出番多いんじゃない?これは私の気のせいだけじゃないと思います。それほと相模原の出番が呆れるほどすごい。利仁さんと日向のツーショットより、日向と相模原のツーショットが多いと感じられるほどに。

一番腹立つのが利仁さんが自ら言ってほしかった話はほとんど相模原が横取りする。家族との関係や今の立場と状況、そして「ことり」のことまで。利仁さんはクライマックス前までちょっとHして、ちょっといちゃついて、ちょっと拗ねるだけ。二人の関係で本当に大切で大事な話は愛の告白を除いて(笑)ほぼ相模原の口から出てる。いや…… 違った。愛の告白さえも相模原に追い越されてしまった。
この作品で一番インパクト感が欲しかった場面(市民ケーンのケースで例のアレとか、元カレ誤解とか)はなんとも言えないイマイチな流れだったのに、相模原が「好きです」から「冗談です」につながる場面は本当にもう…… 相模原がふざけてる場面でこの作品の一番のクライマックスを感じさせられてしまうなんて。実はただの「冗談」では見えないですが、もう散々疲れてしまって冗談だと信じていたい……

いい加減にしてくれる?とか言ってもしょうがなかった。
この男は<加減>自体を知らない人のようで。


2.曖昧な態度が本当に寂しくて悲しい

日向は私が期待していた王道の健気受けとはちょっと違いました。まあこれはいい。利仁さんが愛する人だから、この時点で私は文句を言いたくない(笑)ただ、攻め目線で話を読んでると時々悲しくてしょうがない気持ちになっちゃう。辛かった。

一番辛かったのが相模原が「好きです」と「冗談です」を吐かすところ。日向は利仁さんには結構嫌味も言えるのになぜ相模原相手じゃこんなにも控え目なのかな。利仁さんじゃなくて相模原と恋愛してるの?だから「好きです」とか「冗談です」なんて聞いても一言もいえないのかな。
ここでは怒ってほしかった。 「敵だらけな利仁さんが一番頼ってる貴方だからこそ、これはどうかと思います。言っていいことと冗談でも言っちゃいけないことくらい分別してください」とかマジで言ってほしかった。せめて「こんな冗談は好きじゃないんです」でもいいから。

日向のことはここまでにしておきます。
利仁さんに本当に申し訳ない気持ちになる前にこのへんで。


*


本来なら「しゅみじゃない」ですが、心に残る場面もあったし、利仁さんのことを応援する気持ちを込めて「中立」にしました。相模原が出てくる前、特に過去の話は本当によかったんです。二人だけの穏やかな時間、二人しか存在していない病室が目に見えるようでした。

利仁さんはこれから、たぶんこの先ずっと大変そうですね。恋人に告白した男が、その恋人のことを「小鳥さん」と愛称で呼ぶ。相模原が「小鳥さん」と呼ぶたび私はマジでぶっ切れそうになったんですね(笑)相模原のいたずらネタのために過去の話が存在してたのかって…… 過去の透明感ある好きな場面が「小鳥さん」一言でいきなり穢れてしまいそうな、本当に嫌な感覚が……
私が利仁さんだったら絶対に耐えられない。キツすぎる。

利仁さんはこれを毎日見る羽目になるんですね。
応援したくもなるんじゃないですか。

3

MINA5

私も秘書にイラついたのでコメントしました。そもそも大企業の社長がいきなり学生襲うとかそこが納得できなくて最後まで我慢して読み終えました

癒されました

以前、間之あまの先生の他作品が読了できなかったので「合わないな~」と敬遠してました。
レビューがかなり高かったので手を出してみました。
読んで正解でした!
日向がけなげでかわいいです。内容については他の方が書かれているのでやめておきます。
ふんわりと幸せ気分になれました。
読んでよかったです。

1

完全版


別レーベルのお話の新装版です。
そちらの方は紙書籍で購入しましたので今作は電子書籍で購入。挿絵付き。
本編に加え、旧版の時の特典ペーパーSS2編と書き下ろし2編。
この書き下ろし2編が付いたことで作者様のお言葉通り完全版といった感じです。

小鳥遊日向(受け)と想いが通じ合った直後脳外科手術の後遺症で日向のことを忘れてしまった会社社長の鷹司利仁(攻め)の再会愛。

「キスと小鳥」日向視点
本編は旧版からの改変はないと思われます。そちらのレビューと同じになってしまうので省略ということで。


「白い羽根と小鳥」特典ペーパーSS 相模原(利仁の従兄で秘書)視点 
ある日、いつもの時間に日向と利仁が出社してきません。
少し遅れて利仁だけ出社してきて、「日向は体調不良だ」と。
ピンときた相模原ですが、昨日は利仁を煽るようなことは言っていはずと不信にと思っていると、「お前のせいだ」と。
昨日、「フェーダーヴァイザー」という発酵途中のワイン(ほぼ葡萄ジュース)をおすそ分けしたのですが、それで酔ってしまったというのです。
可愛く酔ってしまった日向を前にたがが外れたらしい利仁に、日向をからかうネタを入手するべく、どんなふうに酔うのかと利仁の惚気話をきく黒い相模原でした。
本編で日向のことを「小鳥さん」呼びかけたとき、利仁の嫉妬心を煽るだろうと思って読んでいたのですが、実はというかやはりというかわざとだったというのがわかります。さばさばしていて鬼畜で利仁をからかうことにかけては右に出る者はいないと思われるこの食えない男が私は大好きで、読んでいてとても面白いです。もっと二人をからかってほしいと思いました。

「リヒトと利仁」特典ペーパーSS 利仁視点
ある休日の朝、狸寝入りをしている日向に記憶を無くしていたころのリヒトのふりをして日向を起こします。日向は本当にリヒトが戻ったのかと驚き・・・
本編で、自分だと知らずリヒトに嫉妬していた利仁でしたが、相変わらず記憶のないリヒトに嫉妬し、日向を試してしまう利仁でした。
日向に関してはとても狭量な利仁がとても微笑ましかったです。


「鷹と小鳥とことり」書き下ろし 利仁視点
ソファーでうとうとしながら、日向に再会したときのことを思い出していた利仁ですが、日向に揺り起こされ、真っ白なパズルに「ことり」の絵を描こうという記憶を無くしたときの約束を実行することになります。
いなくなってしまった「ことり」の話を避けていた日向ですが、実は見つかっていたと話す利仁。
引き取りにいった利仁でしたが、すでに愛鳥家にかわいがられており、「ことり」の幸せのため引き取るのを諦めたのです。会いに行かないのかときく日向に、一人で帰るのが寂しかったからというのですが、その時の利仁の寂しさを思ってくれる日向に、二人だと寂しくないから今度一緒に行こうと約束するのでした。
「ことり」のことはとても気になっていたので、生きていて実は居場所もわかっていたとわかってとてもよかったです。
連れて帰りたかっただろうに、保護してお世話していた双子姉妹のことや「ことり」自身のことも考えた優しい利仁の決断がとても切なかったです。

再会した時の利仁の心情が読めたのはよかったです。相模原でも驚くような行動を取った利仁がどんな心境だったのか気になっていたので。本能のような無意識下で日向を求めていたこと、忘れてたけど忘れてなかったというのが嬉しい気持ちになりました。


「鷹と小鳥とキス」書き下ろし 日向視点
「ことり」に会いに行った帰り、「ことり」が元気でうれしい、連れて帰れなくて寂しい、幸せならそれでいいという複雑な思いでいる二人。
新しい子をお迎えするかと聞く日向に、利仁は「日向がいるから寂しくない」と。
いろんな利仁を知るたびにますます好きになる一方だと素直に話す日向に煽られた利仁は行先を変えます。
「エロ彼氏になっている」という日向に、さりげなく「責任とって一生側にいろ」と。
本当に幸せそうな二人を幸せな気持ちで読み終えることができました。
この書き下ろしで、旧版での気がかりだった「ことり」のことがわかり残っていたつかえがとれた気がしました。
ありがとうございました。

イラストは、旧版のほんわかしたイラストもよかったし、今作の美しいイラストもよかったです。もちろん甲乙つけ難く、それぞれのイラストで読むと同じ話なのになんとなく読んだ印象が違った気がしました。
両方とも読めてよかったです。

3

自分にはちょっと物足りなかった

なんだか読んだ事あるなと思っていたら新装版でした。でも、書き下ろしもあったので良かったです。読んだのが大昔過ぎたので、初読みに近かったです。利仁が日向に初めから執着していたのは、記憶が無くても深層意識で失くしたく無いと思ってたからなんでしょうね。
特別に割り込んで来るような当て馬も、利仁の親族による妨害も無く、甘々に物語は進んで行きます。利仁が日向の初恋の人が自分だと言うのに、記憶が無いが為に嫉妬してのすれ違いがある程度です。最後に「ことり」の事もスッキリしたので大円満だったと思います。

1

切な萌え

旧版は知ってたんですが、電子書籍がなかなか配信されなくて読みたくでうずうずしてました。
なので新装版で電子配信されて嬉しいです!

間之さんにしては珍しく攻めがツンケンしてて新鮮でした。ツンデレ攻め好きな私としては当たりでした!
ツンツンしててもちゃんと受けに対する愛情や嫉妬心は分かりやすく表現してくれるので、不器用な溺愛攻めという印象。
記憶をなくす前の物腰柔らかいリヒトも結構好みだったので、冒頭しか読めなかったのはちょっと残念ですが、日向の中で昔のリヒトもずっと生き続けるんだろうなと思えました。

日向はとにかく利仁への愛情を惜しみ無く注いでる健気受け。だけどちゃんと自分を持っててしっかりしてる子なので好感持てました。
日向のセリフでジーンと染みる言葉が結構あって、すごく胸に響きました。

脇の相模原さんも良い味出してて面白いです。
スピンオフとかでないのかな?
今回も甘々ちょっぴり切なくてほっこりするお話でお腹いっぱいです。

1

オマケや描き下ろしがいっぱいで楽しめました〜。

気持ちを通じあわせた初恋の人が姿を消してしまい、6年後ようやく再会したら、脳腫瘍の手術の影響で自分の事に関する記憶をすっかり失ってしまっていた…おまけに人格も変わっていた……というお話なので、すっごく切ない系かと思いきや予想以上にジメジメ感がなかったのは、何事にも前向きな受けのキャラによるものが大きいなと思います。
まさかの誘い受けには正直びっくりしてちょっと展開が強引……と思ったけど、そこはさておいといて…。

料理が上手で、素直でかわいくてエロい。
そして健気でときどき男前。

これは夢中になるしかないよね、という受け様でした。
結構な俺様で扱いにくい攻めの利仁に対しても、臆することなく上手に対応する様子が実にお見事で、二人のやり取り、プラス秘書の相模原の三人の会話が面白かった〜。
この相模原のキャラが立っていて、下手すると攻めの利仁よりも存在感があるかもしれない。

利仁が、日向に関する記憶は無くしたままなのにも関わらず、かなり早い段階で独占欲を露わにしちゃってる様子に萌えます。

そして日向に関する記憶が失われてしまっているにも関わらず、かつての日向の「怖い事を考えるときはいいお天気の日に、大きな木の下で」という言葉が、彼の中で何か残っていたんだろうなぁと思わせる空中庭園が素敵でした。

6年前にリヒトから貰ったパズル。
これが切ない過去を象徴するアイテムでして、それをめぐって誤解が生じるシーンは、どうしても捨てられない日向の気持ちも判るけど、利仁にしてみたらそりゃあ嫉妬するでしょうよ〜。
「あなたからかつて貰ったものです」と早く言えばいいのに〜〜とヤキモキさせられました。
そしてパズルのピースと共にあった「必ず会いに行く」にはジーン。

利仁には申し訳ないのだけど、俺様攻めが受けに去られて弱る姿がすっごく好きなので、日向を迎えに行った際のちょっと弱った利仁には萌えました。
帰宅したら日向がおらず、(相模原のせいで)携帯も着拒されて、どれだけ打ちのめされたような気持ちになったんだろう…どれだけオロオロしたんだろう……とかあれこれ想像したらほんと可哀想、だけど萌えちゃうんです。(利仁、ごめんね。)

ようやく思いが通じあった後は最早バカップル。
利仁の独占欲丸出しの様子を充分堪能できる無自覚プロポーズ付きの書き下ろし、そして電子にはこれまた独占欲&デレ全開な電子限定の書き下ろし、などなど沢山のおまけが収録されていてとても楽しめました。

日向の想い人がまさかの自分であるなんて露にも思わない利仁の嫉妬も萌えたけど、それが自分だったと知った後でも、過去の俺よりも今の俺を愛してという独占欲にも萌えました。

1

相模原さん

旧版を読んでいましたが、追加された短編+蓮川先生の挿絵目当てで購入。本編(改稿ないと思います)+旧版での特典ペーパー2編(各々5Pずつ)+書き下ろし2編(30Pと5P)です。再読なのにやっぱり面白いし、新しく読んだ部分でことりのその後があって嬉しかったので、前回評価と同じく萌2にしました。

旧版で思ったことはやっぱり新版でも思います。「社長が会社でイタすな」「日向が前向きですごく読後感がいい」「相模原さんを読みたい」で変わらなかったです。そういえば利仁がより可愛く思えるようになったかな。

今回新しく読んだ部分は
1.白い羽根と小鳥 日向を休ませる羽目になった利仁に対する相模原さんのちょっかいの件(笑)
2.リヒトと利仁 利仁が思い出したふりをするお話
3.鷹と小鳥とことり 本編冒頭部分の利仁視点+本編後のことりの行方のお話
4.鷹と小鳥とキス 利仁と日向でことりに会いに行くお話
です。

書き下ろしは相模原さんであることを期待していたのでちょっと残念でした・・・
まあ1で少し相模原さんを補充できたといえなくもないですが。
今回本編再読してやっぱり相模原さん好きだわーととても思いました。ホテルを継いだという兄との確執でもいいし、新キャラ(超傲慢王様)等を出して可愛がってもらってデロデロにしてもらうお話でもいいし、なんか読みたーい。ルチルさんで出していただくことをとてもとても希望いたします!!

最後に蓮川先生の挿絵について一言だけ。カラー口絵がすごいと先生がつぶやいておられましたが、「蓮川先生もこんな構図を描かれるのか・・・」と衝撃を受けた1枚でした・・・

1

覚えていなくても思いは消えない

今回は急成長を見せる家具メーカーの社長と
初恋の人を忘れられない大学三年生のお話です。

受様が6年越しの恋を実らせるまでに
攻様の秘書視点でのオフィスでのやりとりと
攻視点でのある朝の出来事と
攻様の愛鳥ことり絡みの後日談2本を収録。

受様は毎年夏休みを利用して
兄や姉とともに果樹園を営む
祖父母の手伝いをしています。

ところが中三になる今年は
着いた早々に骨折して入院する
憂き目にあってしまいます。

山奥に立つ病院は快適ですが
家族が見舞いに来る以外は退屈な
毎日を送っていました。

そんな時に迷い込んできた小鳥と
その飼い主で入院患者だという
美貌の青年と知り合います。

この青年こそ今回の攻様です♪

攻様は脳に腫瘍を抱えていて
手術しても成功率50%の上
記憶障害の可能性があり
しなければ1年以内の死亡率が80%
という状態で入院していました。

受様はわかりやすく攻様に恋をし
攻様も受様を可愛く思っていたのですが
ミルクパズルをプレゼントされ
一緒に作り始めますが

手術の前夜、
受様に会いに来た攻様に
受様はパズルの1ピースを託します。

しかし、それ以降攻様が
受様の前に姿を見せる事はなく
受様に残されたのはキスの思い出と
再会を訳した言葉だけでした。

それから6年、
受様は大学三年生になりますが
未だに攻様を忘れられずにいました。

そんな時にビジネスマガジンに掲載された
家具メーカーの特集記事で
社長となった攻様の写真を発見した事から
攻様の今を知る事になります。

攻様を一目見る事は出来ないかと
攻め様の会社で開かれる
夏季インターシップ説明会に申込みます。

説明会当日、
受様は参加者には特別に解放されている
社有ビルの屋上庭園にて
攻様本人との再会を果します。

攻様は思いを込めて見つめる
(攻め様的には初対面の)受様を
親戚筋のハニートラップかと
牽制するのですが

攻様に恋い焦がれていた受様は
最後の機会かもと抱かれる事を欲します。

6年前のキス以上の思い出が欲しい

しかし、
攻様に抱かれた受様を待っていたのは
思いがけない申し出で!?

旧レーベル版に当時の特典ペーパーSSと
書き下ろしSSを加えての新装版です。

旧版も所持しているので
既読で結末も知っていましたが

久しぶりの読み返しですし
蓮川さんのイラストにドキドキ、
ワクワク読めました♪

攻様のご乱心的真昼の蛮行から
攻様の従兄でもある秘書に
攻様が初対面にもかかわらず
受様にご執心な事を見抜かれ

夏休み中のバイトとして
秘書補佐を提案されるのですが
攻様にはそれなら
自宅のハウスキーパーをしろ
と迫られます。

受様を挟んでバチバチな2人に
受様はどちらも引き受けて
攻様宅での同居生活を開始、

最初は身体だけだった攻様が
徐々に受様に傾いていく
って展開がとってもツボ♡

しかも攻様は手術の後遺症で
記憶を失っている時期があって
受様の好きな男が自分だとは思わず
嫉妬メラメラなのですよ(笑)

恋仲で記憶喪失になった場合って
また新たに恋をする展開でも
2度目の恋が実を結ぶかは
全て覚えている相手のほうの
頑張り次第だと思うのですね。

その点でも本作は
受様が健気に頑張っていて
とっても良かったです。

私は旧版持ちでも
書き下ろしSSのためだけに
ぼほ新装版も買うのですが

今回のための書き下ろし
攻様の飼っていたことりに絡めた
番外編が2本はすごく良かったです♪

本編だけだと生死不明なので
今の幸せなちーちゃんが語られ
2人の6年前の約束も完遂されてて
お話の幸せ感が更に増してました。

かなりMYツボ要素満載で
すごく好みのお話でしたが

特に捻った展開や設定ではなく
王道なお話だったので
評価は「萌2」に留めます。

今回は記憶喪失繋がりで
火崎勇さん『ステイ・ノート~のこり香~』を
おススメしてみます。
こちらは受様が記憶喪失になっています。

3

旧版を持っている人にもオススメ

旧版が手元にありますが、好きな作者なので購入しました。書き下ろしも素晴らしかったです。
間之あまの先生ならではの甘さと切なさの光る作品です。

日向は骨折の為入院をする事になり、ある日そんな日向の病室に人懐っこい小鳥がやってきます。その飼い主であるリヒトと出会い、お互い惹かれ合うものの脳の手術後に日向に会いにきてくれると約束したリヒトは病室を訪れることは無くて彼の名前しか知らないのでどうする事もできません。
6年後に家具会社の社長として紹介されている雑誌を見て、その会社のインターンシップへ応募します。会社の空中庭園で再会するものの、リヒトは日向の事を忘れていて…

再会モノではあるのですが、相手が記憶を無くしているという普通ならシリアスである作品ではあるのに、全体的に甘く仕上がっています。日向は「やらなかった事を後悔」よりも「やって反省」という性格です。持ち前の明るさ・努力・健気でどよーんとする事はないです。
リヒトも再会後は傲慢というか冷たい性格になっていますが、きちんと日向の事が好きというのが分かります。ちょっと意地悪めいた言動がありますが、好きだからこそというのが分かるのでただただ甘いな~と思います。
リヒトと利人は同一人物ですが、日向が思い出させないようにしているので、自分に嫉妬しているので、記憶の面ではヤキモキしますがそれがこの作品のシリアス部分にもなっていて、ただ甘くて何にもないというだけでないのが面白さを増しています。

秘書の相模原もとても魅力的なキャラです。ちょっとリヒトを食ってしまっているようにも感じるくらいです。事情により今回も相模原のイラストが無いのが残念です。

旧版を持っていますが、特典ペーパーを所持していなかったので書き下ろしを含めSSがあるので満足感は高めです。
気になっていたパズル・ことりについてなども知る事が出来て良かったです。

口絵に関して間之先生もおっしゃっていましたが、ビックリしました。表紙ふんわり可愛いからのエロという差が凄かったです。店頭購入の方はちょっと気を付けた方が良いかもしれないです。

甘さを求めている方にはオススメです。もちろん、旧版を持っているという方にも書き下ろしを読んで欲しいので買って損はないです。

2

すごく甘い

4年前に出版された作品の新装版だったのですね。作者あとがきを読んで知りました。
私は今回が初読みです。
もう、甘い、甘い。
旧叛に大変多くのレビューが寄せられている人気作ですので、感想のみで。

小鳥遊くんにとっては、初恋が『美しい思い出』のまま凍結してしまったわけですよね。
明らかに『悲恋』として始まるのですけれども、悲恋風味はとても控え目。
相手がいなくなってしまった理由をきちんと推測し、恨み辛みを一切言わず、一緒にやったクロスワードパズルを完成させ、長じては相手の行方をネットで探し突き止め、一目会うために彼の会社にインターンシップに行く。
なんて健気なの‼
そんな小鳥遊くんの、真っ直ぐで前向きな所にとても好感を持っちゃいました。
その心映えは、作中で示唆される様に『空に伸びる一本の樹木』の様な美しさ。
おばさんとしては、応援するしかないじゃないですか。

かたや利人、意地悪を言っている様でも、その後ろに「小鳥遊可愛い、可愛い」が透けて見える。
結構派手にやきもちもやくし。
そして、そんな風に心を開くのは小鳥遊にだけ、という……
甘い甘いドリームです。

私が「いいな」と思ったのは、失われた記憶がはっきりと戻らないままでお話が終わることなんです。
いやー、最後には利人が「そうだったのかー(「……あなただったのね」っていうやつですね)」で終わるだろうと思っていたんですね。
何から何まで思う通りになるわけじゃない、という部分があるからこそ、この『ドリーム』をリアル方向に引っ張ることが出来ているんじゃないかと。

3

ウハウハです(*´▽`*)

こちら2014年に発売された「キスと小鳥」の新装版になります。

新しく蓮川愛先生のイラストが描き下ろされ、更に30P程度の書き下ろし+旧版時の特典ペーパーのSSが2編、とどめであとがき後にオマケのSSまで付いてます。ウハウハです(*´▽`*)
ちなみに、旧版は持ってないので定かでは無いのですが、本編に加筆修正は無さそうです。

あと、表紙はとってもさわやかで可愛い系ですが、口絵カラーはすっごい事になってます。
M字開脚で致してる真っ最中+射精管理て感じですかね。店頭で文庫のカバーはかけてもらわない方がよろしいかと!!


で、まずこちら、旧版は未購入ですが、作品自体はweb連載で既読だったりします。
当時、私はBLにハマったばかりだったのですが、そんなビギナーにもとっても読みやすいこちらの作品。
毎週木曜日(火曜日だったかも)の更新を、死ぬほど楽しみにしていました。

で、ザックリとした内容ですが、超甘々な初恋再会ものと言った所でしょうか。
長野県の田舎にある病院で出会った二人。
互いに惹かれ合いますが、脳腫瘍の手術をしたリヒトは日向の記憶を無くしてしまいます。
そして6年後-。
会社社長とインターンシップ希望の大学生として二人は再会し-・・・・と言ったものです。

愛する人の記憶から消えてしまいと、あらすじだけ読むとシリアスですが、それを甘々ラブコメ風味に仕上げてあるのが甘味女王と言われる間之先生の巧みさ。
もうめちゃくちゃ甘いんですよー!!
なんせ裏テーマがhappy go lucky(楽天的な)だそうで、わりと辛い立場の日向が超前向きで楽天的。
常に未来を向いているような子なので、読者もその元気に引っ張られる感じですかね。
また作者さんがあとがきで書かれてますが、happy go luckyは直訳すると「ご機嫌さんはうまくいく」。
日向にはこちらの方がぴったり来るかも・・・。

二人の超甘々な同居生活のみならず、萌え所もこれでもかと詰まってます。
日向の過去の想い人が自分自身であると気付かず、嫉妬心や独占欲を露わにするリヒトだったり、当て馬的ポジションでとってもいいキャラの秘書・相模原が二人の中をつついたりフォローしたり。
そして日向を構い倒したり・・・。ここでも嫉妬しまくりのリヒトに萌えるんですね~。当て馬設定大好き(*´▽`*)

切ない成分もいい塩梅に入っていて、まさに王道、超正統派な作品だと思います。
旧版未読の方は、この機会に是非!


あと、旧版のSSです。
くっついた二人(主にリヒト)にチョッカイをかけてほくそ笑んでいる相模原視点のSSで「白い羽根と小鳥」。
砂を吐きそうに甘いリヒト視点の「リヒトと利仁」。
こちらは尻に敷かれ気味の利仁が笑えます。もう、利仁はこうしてしっかり日向に躾けてもらいなさい!!みたいな。

他、書き下ろしの短編「鷹と小鳥とことり」です。
こちらは二人の出逢い(再会時のものになります)から、くっついた後の甘々な日常までを利仁視点で描いたものになります。
空中庭園でとても印象的な青年に出逢う利仁。
彼の表情や声、触れた身体のぬくもりに、強烈な吸引力を感じ-・・・・と言った感じで。

本編での再会時、日向視点では、利仁はかなり傲慢で偉そうな印象なんですよね。
が、心の中ではこんなに日向に情欲を覚えていたのね~とニヤニヤしてしまう。
また、本編では行方不明になってしまった「ことり」。
この子は実は生きていてと、現在の消息が分かります。ことりが幸せそうで良かったよ!!

で、あとがき後のオマケSSですが「ことり」に会いに行った帰りの二人となります。こちらは5P程ですが、とにかくひたすらイチャ甘。
日向をからかおうと、「日向は俺を好きになる一方だな」とチョッカイをかける利仁。
すると「はい、好きになる一方です」と答える日向。
自分で言い出したのに、照れて赤くなる利仁。
て、トコでしょうか。
日向の方が一枚上手だよ!!と、こちらもニヤニヤが止まりませんでした。
甘いな~!!

と、個人的には超お買い得でした(*´▽`*)

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