禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~

kinjirareta α no ko

禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神60
  • 萌×244
  • 萌21
  • 中立6
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
13
得点
545
評価数
140
平均
4 / 5
神率
42.9%
著者
華藤えれな 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
八千代ハル 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥686(税抜)  
ISBN
9784576181110

あらすじ

子作り専用オメガを育てる学院の生徒・優杏は、自由に生きたいという願いを理解してくれた
貴族でアルファのキースを密かに慕っていた。
発情期の夜、運命のつがいとして彼と結ばれるが、規則を破ったことで彼が狙われることに。
愛する人を守るため黙って姿を消す優杏。しかしその身には彼の子が。
四年後、ひっそり子育てする優杏を探し当てたキースは自身が子の父親だと知らず、裏切られたと勘違いしたまま執着してきて――。

表題作禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~

22歳~,侯爵家嫡子
18歳~,エリートオメガの施設の優等生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

すれ違うもラストはハッピーエンドが好きな方におすすめしたいです

全545ページほどですが、とても読みやすく、気づけば一気に読み終えていました。

お話自体はかなり辛くて胸が苦しくなる展開が続きます。それでも最後にはしっかりハッピーエンドで、だからこそ甘々な場面が心に沁みます。

特に、強くて健気な優杏の姿がとても魅力的で、どんどんページをめくってしまいました。

子どもを一人で育てるために懸命に働く彼に対して、相手が誤解して仕事を妨害→クビに…と「おいおい、お前の子どものために働いてるんだぞ!やめたれや!」の連続。
(攻めのキースは別の男に貢ぐために…と思ってるので仕方ないのだけど、、)

そんな中でも惹かれ合う気持ちは抗えず、最終的にはきちんと幸せになる物語です。

つらさと甘さの対比が強く、読後の余韻が大きい一作でした。

1

辛い展開が続くも、ジュリアンの存在に救われる

読みながら泣けて泣けて、でもページをめくる手が止まらなくて、鼻をかみながら一気読みしました。

以下、ネタバレ含むレビューとなります。↓




オメガが「子を産むための道具」としか考えられておらず、徹底的に管理され支配されている世界のお話です。
こういう設定が苦手なので、読むのを躊躇していたのですが、、過去のアワードに選出されている作品だし、やっぱり一度読んでみたいなと思い、購入。

読み返せるか…と聞かれたら”否”なんですが(辛すぎるから)、間違いなく物語として面白い。

辛くて読むのをやめようかな、と思った時も、二人の子供・ジュリアンの可愛らしさに救われました。このジュリアンの存在がなかったら、多分最後まで読めてなかった…。

特に、同じ学院の同級生だったティモシーの最期…もうここで涙が止まらなくなってしまった。オメガの人権というものが全くない世界に、優杏と共に激しい怒りを覚えました。。

オメガバースのシークレットベイビーもの。この設定自体は「あるある」だと思うのですが…
キースはマフィアに追われ目がはっきり見えない状態で、番契約の際優杏の顔形が認識できていなかったー
このことがキースが優杏をマルセルだと見抜けずすれ違いを重ねていく原因になり、物語をより深く、面白くしていたな、と。

そして番の契約ともう一つ、同じアルファにもう一度噛まれると契約解除となる、というオリジナル設定も面白かった。

辛い展開が長く続きます(本当に長い!( ; ; ))が、やっとやっと最後に掴んだ二人の幸せ、家族としての幸せに込み上げて来るものがあり、最後もまた泣いてしまいました。

八千代ハル先生の挿絵も雰囲気にぴったりでとても素敵でした✨

一つ欲を言うならば。子供他日二人ともアルファだったけれど、オメガの人権・地位向上というのもこの作品の一つの大きなテーマかなと思ったので、オメガの子供が生まれ、その子を守るためにも…という展開の方が、引っ掛かりなくスッと入ってきたかなと。βでもいいんですけど。二人ともアルファで…というのはやっぱりちょっと都合いいかなあ、と。

それから自分は紙本で読んだのですが、ちょこちょこ、誤字脱字がありああ残念だな、と思ってしまったところが。
キースの「朝食を作って、ありがとう」とか(>作ってくれて、ありがとう)。優杏のセリフの「確かな(>確かに)そうですね」とか、、細かくてごめんなさい;;
一、二箇所だったら特に気にならなかったんですが、何箇所かあったので気になってしまいました。

と、つらつら書いてしまいましたが;

「時間も忘れて読書に没頭する」という体験が久しぶりにでき、めちゃめちゃ泣きもして、素晴らしい読書時間でした。

一から読み返すことはやっぱりできなさそうだけど、家族として結ばれた二人とその子供たちに想いを馳せ、幸せ部分(最後の最後だけ…?)はいつか読み返したいな。

0

私には辛かった

オメガバース作品を数多く読んできましたが、
近年はオメガに対する扱いがそこまで酷くない作品も多い中
こちらはオメガに対する扱いが酷いタイプの作品でした。

子作り専用オメガを育てる学院があるのですが
そこの学院の生徒の優杏と、貴族でアルファのキースとのお話です。

普段から甘い作品ばかり読んでいるからなのか
とても辛いところが多く感じました。

最初は甘いんですよ。
でも…そこから辛い場面がすっごく多くて
たまに出てくるジュリアンの可愛さが私の救いでした。


ちゃんとハッピーエンドなのですが、
私には辛いシーンが多すぎて何度泣いたかわかりません。
きっと読み返すとしたら最後の甘々な部分だけだろうなぁ…と思いました。
が、波乱が好きな方は、すれ違いが好きな方にはたまらない作品だろうと思います。

1

マドレーヌを食べたくなった

感想。
貝殻型の本物のマドレーヌを、紅茶に浸して食べたくなります。
優杏の作るマドレーヌの描写が、美味しそうでたまらなくなります。

物語は、いつもの華藤えれな先生の「健気な受」物語の定番型にはまった展開なので、どんだけ苛められてもハッピーエンドを信じて安心して読める作品です。
読み終わってみると、全くあとがきに記載の通りの展開でした。
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シャレード文庫のオメガバース祭り参加作品
子供付のオメガバース、
テーマは昼メロ 王道メロドラマ いつもよりエロ全開
優雅で聡明な貴族のキース(α)と一途で健気な優杏(Ω)
舞台は 架空のケルトの雰囲気が残るスコットランド北部。パラレルのような世界感。劇のマクベスのムードの風景。
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優杏が作るお菓子、マドレーヌがとても美味しそうなので、明日買ってきて食べようと思ってます。作ったらよいのかもしれないけれど、優杏のように美味しく焼くのは難しそう。

産む道具として扱われて人権が無いΩを集めた全寮制学院に法律に従い両親から離されて6才から寄宿生活を送り、管理された生活を送るΩの子供達。
卒業すると学院が決める相手と番い、管理側に不都合な行動をとるΩは、闇に処分される・・マフィアと結託しているΩ管理システム。
それを改善しようとするキース。
キースの活動を阻む学院とマフィア。
勘違いして、優杏を次々手を変えて苦しめるキース、それでも堕ちない優杏。色々な辛苦に耐えて、波乱を乗り越える健気な優杏・・途中で衰弱死しなくてよかった。

ラストはハッピーエンドなので、読後爽やか。
風景の描写が丁寧で詳しいのも良かった。
楽しんで読めたので満足。
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マドレーヌ寺院 (フランス語:Église de la Madeleine)
パリ8区にある聖女マドレーヌ(Madeleineとはフランス語の「マグダラのマリア」のこと)を守護聖人とするカトリック教会。

焼き菓子マドレーヌ:
貝殻の形をした焼き菓子。マドレーヌ寺院の名に因んだ菓子。由来は諸説ある。
スペインの寺院への巡礼者が、ホタテガイの殻を携帯用の食器として持ち歩いた風習からきているので、正しいマドレーヌは貝殻型。



5

健気な主人公は重労働にも耐えるタフなオメガ

冒頭のクロデットクリーム入りのスコーンに? スコーンを割って挟むものだから、入りっていうのは変では、と気になったんですが、お菓子作りが好きという主人公だし、これで正しいんでしょうか? 健気な主人公は重労働にも耐えるタフなオメガでした。おもしろそうな要素があっても駆け足で説明されてしまって、少々物足りなさも・・・・・・オメガバだし、これがBLである必然がわからず。この主人公は女性でもいいのでは、と思ったら萎えました。

3

苦い →甘い → 甘々 と甘い上にも甘いハッピーエンドです

オメガには辛く生きにくい世界感のオメガバースものです。

主人公は、エリートアルファの子を産む道具として隔離して育てられ、それが幸せと洗脳教育をされているオメガの一人である優杏。
けれどそこに現れたオメガにも人権があると声を上げた弁護士でもある伯爵家の後継者キース。
正義の人に出会って二人でオメガの解放に力を合わせるのか…と思いきや、オメガを資金源としているマフィアに狙われたり伯爵家の後継者を守るため優杏を排除しようとする側近や親族や婚約者に阻まれ二人の中は遠のくばかり。
おまけにいじめや裏切りや足の引っ張り合いでどんどん落ちていく優杏。
愛する人との愛の証を生きがいにそれでも健気に生きる優杏なのに何も知らないキースは大人気ない邪魔だてをする有様に呆れるばかりです。
でもそれって子供の好きな子いじめのレベルなんじゃないかなと思うんですけどね。

ひとつ難は、キースへのマフィア絡みの報復による怪我を偶然優杏が見つけて看病して発情してエッチしてって流れが2度もあるというのは都合よすぎるなあと気になりました。
近くにいる理由はあったにしても偶然を重ねる展開は納得できませんでした。

ジュリアンがすんごくかわゆい。
けど性格はキースにそっくりで賢くて策士。
優杏は可愛くていい子な部分しか知らないけれど、キースはすっかり読み切ってライバル認定してるところが、なんでもできるアルファのキースのどうにもできない弱みに見えてちょっといい気味だと思いました。

10

キースは優杏にベタ惚れだった。

この夏に出たオメガバースものでは、バランスが良く面白かったと思います。後書きでオメガバースものなのでエロ多めにしたとありましたが、エロ多めは良いが長々とは要らない主義なので、この作品はギリギリ耐えられる範囲でした。
疑問なのは、発情してないから、コロン付けて匂いを誤魔化してたって、なんでキースは運命の番が分からないのか!なってところです。運命の番なら分かるんじゃないの?
それから優杏は優し過ぎる、キースを守ろうとした秘書や母親のした事はギリギリ理解出来ますが、キースと形だけの結婚をする為の後継者としてジュリアンを優杏から取り上げようとしたクレアにはお仕置きして欲しかった。

5

これは運命だろう?

華藤えれな先生の作風だなあ…と、なってしまう独語感。
今回も情景描写が秀逸で、頭の中では映像を見てるかのように流れていました。
今回のお話の舞台は、スコットランドの架空の都市。
思わず行きたくなってしまう程好きな設定でした。

受けさんの優杏は、エリートオメガ養成スクールに在籍するも
備忘と性格と賢さが妬まれイジメに遭い、不特定多数の男に狙われる羽目に。
そんな時助けてくれたのが、尊敬と憧れの対象だったキース。
発情中の優杏を助けるという名目で2人は熱く愛し合うも、色々な事情により
キースは一旦違う土地に行き
優杏は学院を退学処分で下働きとして生きていくことに。
そんな中、優杏につわりの症状が現れて…

という、最初から切なめハードな展開。
最初に言っておくと、エッチシーンと
2人の子供のジュリアンが出てくるシーンと
番外編の新婚旅行小話
のみ救われる感じで
あとは、優杏やキースが辛い状況ばかりなので、本当に切ないです。
優杏の最後まで意志を変えない健気さ
キースのずっと1人を愛する純情さ
ジュリアンの優杏を大切に想う賢明さ
どれをとっても最高でした。

時間のある時・心に余裕のある時に是非読んでほしい1冊です。

11

オメガバースメロドラマ

マドレーヌやエクレア、ホットミルク等など、甘~いお菓子と共に楽しみたい作品です。
表紙の天使のようなちみっこに惹かれたのですが、当然なのですが・・・ちみっこ成分は少な目です。
も少しちみ成分欲しかったな~。
SSとかであるのかな?

メロドラマなので、紆余曲折あります。
受のオメガの優杏は、エリートオメガとして育てられてるのですが、この学園が子どもを作るだけの道具としてやはり扱ってるのでそこはオメガとして虐げられて、やはり差別されてます。

そんな中、強く逞しく生き抜いていく優杏くんの姿はとても美しかったです。
魂の美しい受くんでした。
中でも、「憎しみという感情は必要ない」と、「生きる支えになる愛や幸せ以外の感情は必要ない、他人を憎んだりしている時間が勿体ないし、そんな感情の置き場を心の中に作りたくない」という感じのセリフを言うシーンがあったのですが、すごくすごく納得しました。
正にこの言葉が彼の生きる姿勢を物語っていると思いました。

攻のキースはスパダリなのですが、途中ちょっと情けないです。
喪失感からの行動なのですが・・・。
優杏くんの爪の垢を煎じて飲みなさいって言いたくなりました!

まっ、でもとろとろに甘やかして幸せにしてあげてください~。

4

子どものためなら

すっかり定着した感のあるオメガバース。
今回は、運命の人とのただ一度の交わりで番になり、本当の自分の素性さえ明かさないまま隠れて子供を産んだ主人公が、子供のため、運命の番の相手のため、誇りをもって苦難に耐えるお話です。
お話そのものが受け視点とはいえ、この相手のアルファがなかなかのアレで、、、
一応主人公が、運命の人として愛し続ける位なので、お金持ちのお貴族様の、アルファにしては進歩的で頭のいい男ではあるのですが、まあ、ヘタレと言うか、なんというか、、
そんな所を含めての、ただ一度の恋の、運命の出会いのお話なので、めでたしめでたしで良かったと思います。

8

雀影

セルフツッコミ
華藤えれなさんは、私がBL小説読み始めた初期から、文体のリズムみたいなものがすごく相性が良くて、ずっと作家買いしています。
ただ最近、油断した隙に新しめの単語をぶっこんでくることがあって、今回はエピローグでのキースのセリフの「デキ婚」。
キースさま、そんなお言葉を使っては興ざめですわ。

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