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一瞬で恋に堕ちた。貴方が私の唯一のツガイ―――。
seinen to yaju
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ずっと気になっていた本作、遂に読んでみました。
正直、表題作を読んだときは……!?でした。
〝美女と野獣〟の設定とほぼ同じとか……
しかも、獣人として出てきたのはほんの少しだけで、
すぐ人間に戻っちゃうし、Hも人間×人間でした。
なんでこれを表題作にしたのかなー??
でも、その他の3つのお話はとても好きでした。
短編集なので性急さは否めませんでしたが、
どの獣人も攻めで、相手のことが大好きなのが良かったです。
でも、もっと一つのカップルを深掘りしてもよかったかも……
ただ、それは表題作ではないです!
絶対!!
同じテーマのオムニバス。4組の獣人×青年カプのストーリーです。
冒頭のCASE1、アンリ王子とレネは、荒れ果てた別荘といい、時代感といい、まんま「美女と野獣」です。もぅ青年の名前、ベルでいいじゃん!って感じです。そして呪いも心から愛している人の口付けで解ける‼︎なんじゃそら‼︎
CASE2はちょっとひねって、騎士団・団長と下士官見習いの恋。獣人は目が合うとつがいが分かるというシステム。獣人は獣なので、基本、ガンガン行きたい派なのですが、団長は紳士なので。ウブなシアンを傷付けたくなくて、我慢しようとします。そんな団長を想うシアンは…
CASE3は更にひねって、獣人×猫耳。獣人同士です。モフモフに顔を埋めるケモ耳。狼の毛って、本来なら硬そうなんですが、フワフワそう、気持ち良さそう!なんですよね♡長い舌でベロベロ舐めるのもエロいです。ラディラス、人間化したところもイケメンで、エルが照れちゃうのが解ります。
CASE4は騎士団所属の獣人騎士×騎士同士。発情期休暇というのがあって、騎士たちはちょっとしたハネムーンを過ごすみたいですね。
いずれもショート過ぎて残念です。どれか一つのカプだけでいいので、みっちりストーリー化して欲しかったなぁ。獣人はエロエロの筈なのに、比較的アッサリ描かれてますし。(うーむ。妄想で補うしかないのか…)全員美形の絡みなので、もっと堪能したかったです。
まさしく『青年と獣人』の四本のオムニバス作品集。
先の方々も書かれていますが、
短編集なのでどれも展開が早急で物足りない感じ。
裏を返せば、じっくり描けば充分面白白くなりそうな設定ばかり。
ちょっともったいない!
あと、これは意図的だったのかもしれませんが、
全編通してキャラデザが似ているので、
受けも攻めも名前の響きで、
あ、これは前作と違うキャラなんだなと判断していたという……
どのお話も設定は面白いので、
どのカプかの(個人的にはラディラスと猫耳尻尾のエルちゃんのv)
ちょっと長めのお話を読んでみたくなりました。
評価的には「萌×1」で!
獣人とのからみがいっぱいで、設定は大好物なんですが、どれも展開が早いし、セリフも説明的で感情移入がしづらかったです。
人外好きなのでついつい期待してしまいましたが、ちょっと残念な感じでした。