滅法矢鱈と弱気にキス

meppouyatara to yowaki ni kiss

滅法矢鱈と弱気にキス
  • 電子単話
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
36
評価数
8
平均
4.5 / 5
神率
62.5%
著者
腰乃 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

第二次性別検査で初めてαの結果が出た男子高生・横須賀。両親ともβゆえに驚きと動揺を胸に、
義務付けられた国の少子化対策説明会へ出向くと、でかでかと「フィーリングカップルGOGO!!
お見合い会場」という文字が踊る看板がお出迎え…!一抹の不安を抱きつつ歩を進めると、
そこには可憐で可愛らしい女子Ωちゃんが大勢!相性の良い娘が見つかったら彼女ができる?!
と俄然やる気になって相性診断に臨む横須賀だったが…?!

滅法矢鱈と弱気にキス(1) 25ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(2) 27ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(3)-1 21ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(3)-2 21ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(4)-1 22ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(4)-2 22ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(5) 32ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(6) 32ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(7) 21ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(8) 23ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(9) 18ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(10) 28ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(11) 23ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(12) 31ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(13) 22ページ
滅法矢鱈と弱気にキス(14) 42ページ

表題作滅法矢鱈と弱気にキス

横須賀恋治(α・16歳・高校1年生)
源 静香(Ω・研修医)

レビュー投稿数2

腰乃先生らしい「好きになった相手と恋がしたい」オメガバースです

本能とか、フェロモンとか、運命の番とか、そんなの関係ない。
自分の意思で、感情で、心で選んだ相手と恋がしたい。
好きになった相手と、恋がしたい。

恋がしたい。

6つの性が存在する世界を描いても、腰乃作品の根っ子にあるこの部分はしっかりあって
私はそれがとても嬉しかったです。

腰乃先生がオメガバース作品を連載していると知った時は
「え?あの腰乃先生が!?あの腰乃先生ですよね!?」と戸惑いました。
正直、男性妊娠とかオメガバースの設定とは一番遠い所にいる作家さんだと思っていたからです。
私が腰乃先生の作品で一番「魅力的だな」と思う所は「圧倒的な実在してる感」なんです。
会社の帰りにすれ違う、ごく普通の高校生の中にいそうな、実在感。

だから、腰乃先生の作品の中で生きてる登場人物が妊娠できるとか、運命に振り回されるとか、
どーーーーもピンと来なかったんですよね。
ピンとは来ないけど、あの腰乃先生が描くオメガバース。
気になる…気になる…気になる…と思い続けて数ヶ月。
シーモアさんの一話無料の誘惑に負けて読んできました。

面白い!面白過ぎる…!!!
その後は次巻を購入→次巻を購入を繰り返しました。

今まで見たどのオメガバースとも違う!というのではなく
腰乃先生がオメガバースを描くとこうなるのか!という感動でした。
どんなに突飛な設定でも、腰乃作品の中心に流れているものがちゃんとある。

恋がしたい。
好きになった人にも、同じように自分を好きになって欲しい。

そう…!これです!!
私は腰乃作品の世界に生きるみんなが必死に恋をしている姿が大好きなんです!
その姿を見ているとめちゃくちゃトキメくんです…!!!

ただ、今まで読んだ腰乃作品と決定的に違う点が所があります。
αの攻めがΩの受けを全力で拒否しているところから始まる所です。
今までは攻めがゲイで受けがノンケの片思いから始まったとしても
腰乃作品の受けの皆さんは向けられる好意に真剣に向き合って
「同性だから」という理由だけで拒否することはなかったのですが…。

滅法矢鱈と弱気にキスは違います。
今までの腰乃作品には感じなかった切なさがあって、なんだか悲しくなってしまうのです。

ただ、その拒否する理由と言うのが恋治くんが後天的なαだからなんです。
最初の検査からαだったらαとΩの関係性をもっと自然に受け入れられたのかもしれないけど
自分はβだと思って16歳まで生きてきたからこそ自分の意思とは関係ない所で惹かれあう
αとΩに強い抵抗感があるんです。

Ωの静香さんはΩと聴いてイメージするような女性的なΩではありません。
最近は色々なオメガバースがありますけど基本設定ではΩは華奢で小柄で女性的な外見。
静香さんはΩらしくない外見をしているのは自分が誰よりも分かっている…。
そんな風に見えます。
そのせいで、色々辛い思いもしてきたんじゃないかな…と想像できてしまうんです。

だからこそ「運命の番」なら外見なんて関係なく自分を求めてくれる。一瞬で惹かれあう。
そう信じてきた静香さんにとって恋治くんに拒まれたことはとても辛かったと思うんです。
辛いのに、傷付いてるのに、そのあとの静香さんめちゃくちゃ健気なんですよ…!!
これは腰乃作品オリジナル設定だと思うのですが、Ωは相性のいいαに対して治癒能力があって
恋治が寝ている間に怪我を治してあげるんです。
ここの健気さ!ぜひ見ていただきたい!!!

外見は細身のカッコイイ男子なのに、繊細で健気で一途で一生懸命!!
静香さんが健気で可愛くて恋治を蹴り飛ばしたくなりました。
でも運命やフェロモンに振り回されたくない恋治の気持ちも分かるしなぁ…。

コミックス派の方にもぜひ単話配信読んでいただきたいです!!
読んで一緒に焦れ焦れしませんかーー!!

15

純粋なオメガバースではないけど、面白い。

一応オメガバースものなんですが、ちょっと設定が独特なオメガバースですね。
一般的なオメガバースって、「運命の番とは、一瞬でお互いに惹かれる」みたいな感じですが、この作品に関しては「手を握るとビリビリくる」?
なのでαとΩがお互いの顔が見えないようついたて越しに握手する、フィーリングカップル会場みたいなのがあったり。
70~80%もあれば相性がいいということで、番になったりすると。
攻・恋治はそこで何と92%の数値が出る相手と遭遇し、コンピュータも「おめでとうございます!運命の番です」みたいなことを言います。
そしていよいよついたてが上がり、相手と対面…しかしそこにいたのは「可愛いΩの女の子」ではなく、体格も自分とあまり変わらない、無愛想な感じの悪い男だった。

今配信されている段階ではこの二人、かなりお互いの印象が悪く、全然惹かれあってません。
受(まだ名前不明)は恋治に対して「俺のαのくせに、自分のΩのことを悪く言いやがって…」と泣いて怒ったりしますが、あくまで自分のαというものにこだわりがあって、まだ恋治自身に惹かれている訳ではないかな。
恋治に至っては、受といると無意識にムラムラしたりビリビリしたりそれが不快で、しかも男というのがネック。
この二人が惹かれ合っていく様子、早く見たいです。

それにしても普通のオメガバースではないので、受が自分の体から何やらひっぱがして団子みたいにして恋治にくっつけるシーン…何それ?と疑問に思ってしまいました。

3

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