淫乱あまのじゃく

３話の愛のストーリー

この本には
『淫乱あまのじゃく』前中後編と描き下ろし
『Ｈなわんことご主人しま！』
『恋愛恐怖症の飼育方法』前中後編
が入っています。
どれも私好みの『黒髪攻め』に『白抜き髪受け』

『淫乱あまのじゃく』の方は、先生と優秀な生徒故、他のそう優秀じゃない生徒と交われない･･･。
そんな生徒が堪らなく可愛いと思う攻め。
そしてまんまと初心な受けが攻めの手に落ちる。
そう長くはないストーリーですが、なかなか面白かったです。

『Ｈなわんことご主人様』は本当にショートストーリー。でもこの攻めの溺愛ぶりが凄く面白かった。
この二人のお話をしっかり読みたいなぁと思いました。

１番長かったのが『恋愛恐怖症の飼育方法』
学生時代からもう少し大人になったまでが綴られています。
受けは幼少期の母との関わりで心に大きな傷を抱えていて、常に人を欲し、でもそれが相手に判ると終わりになる･･･そんな勝手な想いを常に持っています。
そんな受けを誰より理解し、愛し、そして自分も受けの事を離したくないと思っているのだと、時間をかけて受けを愛して行きます。
ちょっと切ないけど、とても良いお話しでした。
表題の後日談より、こっちのが読みたかったなー。