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juyoku no chigiri
ネタバレ注意です
ここまでガチのバッドエンドは久々に見ました。
いや、メリバなのかな?
受けが、先に逝った攻めの後追いをするために目的を果たしてから拳銃自殺するのですが、
最期は幼馴染3人であの世でずっと一緒…というオチなので、メリバといえばメリバ…でしょうか。
でも登場人物(敵すら)ひとりとして救われませんし、楽しい気分になれるお話ではないのでバッドエンド苦手な方はご注意ください。
好きな方にはとてもおすすめです。
ざっくりとしたネタバレです。
脩悟、新、保の3人は幼馴染で昔から仲良しの下っ端ヤクザでした。
脩悟と新は両片思い、保は脩悟が好きという三角関係です。
ある日いつも通り借金の取り立てをしていると、取り立てに恐怖した社長夫婦が自殺してしまいます。
その夫婦の息子である佐木という男が、復讐のため3人を拉致し、新と保の目の前で脩悟を凌辱します。そして新はその抗争の最中に殺されてしまいます。
佐木への復讐を誓った保と脩悟は、佐木を探すためふたりで旅に出ます。
ふたりで過ごす中で、脩悟は新のことが好きだという気持ちを抑え、保の思いにこたえます。いろんな葛藤を抱きながらもふたりは愛し合います。
しかし、ようやく佐木を見つけて追い詰めたとき、佐木に「新を殺したのは保だ」と指摘されます。(保は新と脩悟が両想いなのを知っていて、このままじゃ新にとられてしまうという思いからあの抗争のときどさくさに紛れて新を殺していたのです)
事実を指摘された保は、そのまま佐木を殺します。
ですが真実を知った脩悟が激高し、衝動的に保を殺してしまいます。
十数年後…すべてを知った脩悟は残された佐木の息子に大学進学までの仕送りを終えたあと、新と保の墓の前で「俺はやっぱり3人でいてぇんだ」と言い、拳銃自殺をします。
それで終わり。
誰も救われません。
しかし佐木も含め、全員なにかしら葛藤や苦しみを抱えており、
自業自得感と悲壮感が半端ないです。これだけ重いBLは初めてで衝撃でした。
脩悟のことが好きだという新と保が、身体を押さえつけられ、脩悟がホモに犯される様子を見せられるのも萌えました。これぞ凌辱!エロかったです。
話もしっかりしていたし、面白かったです。
そして攻めである保は、おっとりとした優しい印象のキャラなのに、作中では子供すら殺す容赦ないヤンデレ(?)部分が描かれています。そこが恐くもあり、悲しくもあるところでした。
受けの脩悟は私好みの硬派な黒髪ヤクザ!オールバックが萌えました。
新は、昔脩悟を庇ったときにできた傷が顔にあるキャラで、同い年だけどふたりのお兄さん的ポジション。良いキャラでした。
ネタバレだけ描くと保がすごく嫌な奴に思えますが、保はただ3人でずっと過ごしていたかっただけなんです……、でも新が脩悟を連れて出ていくと言い出したので、不安に駆られ……。
ただただ悲しい。
でも、好きな後味の悪さでした。
童貞膜シリーズやアラブ姦シリーズが大好きなのでこちらも読みました。
上記2シリーズにあるようなコミカルさはない…ドシリアスです。
メイン3人が全員死んでしまうし、救いもほぼないです。
同じ施設で育った3人はやがてみなヤクザになる。3人は固い絆で結ばれていたが、今までやってきたことの恨みから1人殺されてしまい、遺された2人は復讐に生きるようになる…。
元々生きていた頃は三角関係で、それが逆に均衡を保っていたのに1人が亡くなったことでそれが崩れちゃったんですね。そこからどんどん歪んでいきます。
2人が復讐と称してバンバン人を殺すのでやるせなくなります。子供も殺すから…。もう…。
こちらが考えさせられるようなシリアスだったら良いのですが、ただ暗い雰囲気を出すために登場人物を殺しているように感じました。