恋に悩める美大生×後進育成に熱を入れる准教授

フランシス・ベーコンの恋愛脳

francis bacon no renainou

フランシス・ベーコンの恋愛脳
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
4
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
ゆざきさかおみ 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Kyun Comics BL
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784774731766

あらすじ

描けないと苦しくて、描けても苦しいのは、全部先生だ!
絵に描いてはキャンバスの上で先生を汚す――


美大に通う羽間(はざま)は、
画家として教授として
尊敬している河原木(かわらぎ)に、
尊敬とは違う思いも秘めていた。
腰や手先に興奮し、
河原木を描いては自慰にふけり、
後ろめたさに苛まれる日々。

ある日、河原木を描いているところを
本人に見られてしまい――!?

好きが故、一途に歪むキャンパスラブ!

表題作フランシス・ベーコンの恋愛脳

羽間敦士 藝大生.20歳
河原木恭宏 准教授

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • カバー下:イラスト

レビュー投稿数1

フランシス・ベーコン好きなんですけどね

「はいらなくても、いいじゃないか」で知った先生の2018年作品。
一冊全部の長編。
フランシス・ベーコンが好きなので読んでみました。

舞台は芸術大学。
自分の方向性に悩む2年生・羽間(はざま)。
人が上手に見えて、何を描けばいいのかわからなくなって、グルグルぐるぐる。
それでも勝手に手が動くように描いてしまうのが、担当教授の河原木の肖像。
親身にアドバイスをくれる河原木に恋をしていた…

ちるちるの情報登録的に言えば「両片想い、誤解、すれ違い」の典型的な類型のお話と言えると思います。
せっかく芸術系、画家志望の主人公で、タイトルにも「フランシス・ベーコン」と銘打っているのに、絵画の技法的な話や、画家/芸術家たちのメンタリティや、著名画家のエピソードなどが無く。
ただフランシス・ベーコンがゲイで、お相手との性生活をインスピレーション源にしていた、とさら〜っと触れるだけでした。そこ残念。
また、フランシス・ベーコンの画風はなんとも不吉で陰の気に満ちている、と私は感じていますが、その空気感はこの作品には特に反映されてないようです。
ベーコンを描いた映画「愛の悪魔」、私も以前観ましたが、これもタイトルくらいしか触れてないし…
だから何のためにフランシス・ベーコンの名を冠したのかよくわからなかった。

羽間は真面目で不器用でわんこなタイプ。河原木は優しい年上。
年齢差は20才くらい?の年下攻めで、抱かれる河原木はなかなかセクシーでそこは良かったと思います。

私が個人的に「フランシス・ベーコン」に抱いている激情や歪みや不安、恐怖感、暴力などのイメージと、本作のわんこと先生の恋愛イメージが噛み合わなかった、かな。

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