いつかその日がきたとして

itsuka sonohiga kitatoshite

いつかその日がきたとして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
50%
著者
モモ花 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイデジタルコミックス
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

ただ2人で一緒にいられれば良かった。でも、いつだって「男同士」の負い目がある――
一見クールに見える男前イケメンの日野を、誰よりも大好きな冴えない地味男子・中澤。日野に恋心を打ち明け、念願叶って幼なじみから恋人同士に。身体を重ねて、あたためあって…幸せな同棲生活が始まった――けれど、社会人になり、男同士の関係に不安やすれ違いが生まれ……?
「俺が欲しいもの、お前が全部くれたんだ」
2人だから乗り越えられる“男同士の葛藤”を描いた表題シリーズ他、2人にやたらと絡む後輩・河村の大人の恋愛物語や、甘酸っぱくて胸きゅん満載の短編2作も収録★

表題作いつかその日がきたとして

大学生,恋人
大学生,恋人

同時収録作品二人のこれから

サラリーマン
サラリーマン

同時収録作品僕らの正解

高校生
高校生

同時収録作品待ってて

幼馴染
幼馴染

その他の収録作品

  • いっしょに帰ろう / いっしょに歩こう

レビュー投稿数1

作画が惜しい

1組のCPを丁寧に追った3話にスピンオフが1話。
その他に短編が2つ収録されています。

【帰ろう】 萌
小学校からずっと一緒で、高校のときに中澤からの告白で付き合い始めた中澤と日野。
大学入学と共に実家からの援助なしに2人で暮らし始めたものの、生活は苦しくて…。
神田川沿いを石鹸をカタカタ鳴らしながら銭湯から家に帰る、あの歌を彷彿とさせるような暮らしですよ。
クリスマスケーキもカットケーキを1つしか買えない、暖房もない部屋でお互いの熱で暖を取る日々に、「自分があのとき告白しなければ…」と悔やむ中澤悩みがぐるぐるします。
あからさまに日野を狙ってくる女子なんかもいますが、2人の気持ちの強さが素敵だねぇと思えます。

【いっしょに帰ろう】 萌
社会人になった中澤と日野。今度は日野目線です。
学生の頃と違って、別の会社で知らない時間と人間関係が増えていくことに不安になる日野。
中澤狙いの同僚が登場するのですが、この子の距離感がおかしい。
「中澤さんが好きなんです!好みのタイプだけでも教えて!」って、2回顔を合わせただけの相手の腕にしがみついて、胸をぐいぐい押し付ける。
君は、誰を、狙ってるんでしたっけ?と思うようなシーンが結構長い。
中澤を想う気持ちが中澤を傷付けて、日野が空回るものの、日野の幼少期のつらい過去のエピソードが明かされることで、ちょっと納得。
中澤のスパダリっぷりがすごいです。

【いっしょに歩こう】 萌
友人の結婚報告から、周囲へのカミングアウトについて考える2人。日野目線です。
2人がいちゃつく姿を見た会社の後輩・河村が、日野に猛アタックしてきます。
この河村がものすごく面倒だし、図々しい。
ちょっとイラッとしつつも、ラストの友人の結婚式で良い結果に落ち着くのでひと安心です。

【二人のこれから】 萌
中澤×日野をかき回した河村の話です。
後継者として参考にしてほしいという親心から、父の紹介で知り合った大島。
河村がゲイだと見抜き、自分の気持ちを隠さずに伝えてくる大島に河村は…。
それまで当然だと思っていた家のための結婚が息苦しくなって、大島に言う「自分のための人生」を歩みたくなってきます。
でも思うんですけど、河村も結婚で自分を不幸にするかもしれないけど、相手の女性も同じですよね。
自分を愛してくれない相手と添い遂げなきゃいけないんだから。
と思ってしまいました。

【僕らの正解】 萌
女子生徒から告白を「恋人がいる」と断った教師の里美。
彼の前に現れた制服姿の恋人・水溜は…。
いやー、最初は完全に勘違いしました。
これはネタバレなしに読んでほしいので、詳細は書きません。
切なくて悲しい話です。ただ一個だけ、何があったのか知りたかった…。

【待ってて】 萌2
不在がちな両親に代わって、面倒を見てくれた年の離れた幼馴染。
美幸のことが大好きな基規は、年々自分から離れていく美幸を寂しく感じていて…。
ショタかと思いきや、大変感動しました。
自分の気持ちを隠すために、わざと雑に扱ったり当たったりしてしまう思春期のイガイガの描写も素晴らしいし、幼い基規の恋心の可愛いこと…。
基規のいじらしさに心が寄り添いまくっていたので、ラストで目頭が熱くなりました。

脇キャラの行動が変だったり、流れがちょっと理不尽だったりという部分はあるものの、プロットが丁寧に練られているのを感じました。
それだけに作画が残念でした。

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