あらすじ
高名な小説家・宿木が亡くなった。その門下生であった林堂は悲しみに暮れる中、ひとつ気がかりなことがあった。時を同じくして宿木の仕事場で飛び降り、命を絶とうとした謎の美少年の存在……彼は、昨夜自分が抱いた男だったのだ。開かずの間だと思っていた宿木の私室で暮らしていたという男・福寿は、男を喜ばせるためだけに育てられた“桃娘”だという。宿木とそっくりな林堂の声を聞くと途端に発情し始める福寿の様子から、二人はただならぬ関係であったようで…?
殻の籠 前編 41ページ
殻の籠 中編 34ページ
殻の籠 後編 32ページ
表題作殻の籠
- 攻小説家の門下生
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- 受15歳、小説家に買われた中国の桃娘
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