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6作品収録の短編集
「目を閉じないで」
「HOME」
イケメンだけど一つの愛を知らない男が、妻と死に別れた次長に恋していくお話。
情の深い次長さん。ゲイの部下を好きになったのは同情なんかじゃない。そこが言葉でなくジンジン伝わってくるのが西田先生の真骨頂。
「片想い」
ちょっと複雑な二重片想いもの。
尻軽なゲイ。お気楽ノンケに片想いのツンケン男。想いはすれ違い、それぞれ傷ついて、さらけ出した後でやっと始められる。
「言葉にできない」
そろそろリーマン祭りも誰が誰だかわかんなくなってくる頃よ。
西田ヒガシ先生のハードルの高いところは、いつも同じヒトみたいなのが出てくるところ。
さて、この作品もリーマンLOVE。しかもファーストシーンはそっくりな2人。
カタブツメガネが実はモテ男だというストーリーも、西田先生にかかるとこーなんのよ。
短編なのにストーリー展開が凄い。もーホント凄いから読んで!
「許されるもの」
これも想像を越えるストーリー。
主人公は刑事と悪徳弁護士。刑事は弁護士の兄(故人)の親友、という関係性。
ご推察通り弁護士サンは兄の親友を密かに恋してるんだけど…背景にイロイロあんのよ。衝撃が!
これも。短編なのにストーリー展開が凄い。もーホント凄いから読んで!
「LOVE・HATE」
「奪う男」収録の「LIVE & LET…」のその後。
信用と裏切りのウラオモテ。生きるか死ぬかの土壇場でも結局…
「LIVE &〜」と「逆」になってるのが私的にオイシイ!
表題作の懐の深さ、「言葉に〜」や「許される〜」のストーリー、やっぱり西田ヒガシ先生は超人だと思います!
こちらもよかった!
全部男臭くて、ドキドキするお話ばかりでした。
【目を閉じないで】
表題作です。
主人公は、結婚する男に捨てられた村上。
真面目そうないい男……と思ったら、
物真似なんかしちゃうギャップもあり、
なんともつかみどころがありません。
部署移動になり、花田という男の下につきます。
この花田も食えない男。
ちょっと空気が読めないところもありますが、
懐が深くて部下思いの優しい上司です。
ある事をきっかけに近付いていく二人ですが、
村上が花田を好きすぎて、
花田の幸せのために離れようとします。
その村上を追ってくる花田がかっこ良すぎました!
普通に女性と家庭を持たないと……という村上に対し、
〝愛してくれる人が俺の帰る所だ 俺の家庭だよ〟
……って言うんです。
すっごいカッコよくないですか?
カッコイイです!
悶えました!!
思わず階段の上から花田に抱きつく村上も可愛い^^
幸せなラストに顔がニヤつきました。
【片想い】
サラリーマン同士な恋です。
篠原×中西
遊び人の篠原が、同期の男に片思いしている中西に本気になる話です。
篠原が中西に対していろいろちょっかい出すけど、
全然相手にされないのです。
遊びのつもりが本気になり、ついには中西に片想い状態に……
誰になに言われても気にしなかった篠原が、
中西から遊び人扱いされて悲しくて震えながら泣いちゃうの。
すっごい萌えるーー
自分だけを好きになってくれたら篠原を信じるという中西は、
もう絆されまくっていますね。
まるで初めてみたいな幸せを噛み締めるHも可愛かったし、
恋人になってから我が儘になる中西も面白かったです。
【言葉にできない】
すごい不思議な展開なんです。
主人公?が当て馬で、
出来上がったカップルの一人を狙う……というお話。
散々かき回して、結局は2人の絆を強くしたという感じ^^;
面白かったです。
【許されるもの】
ちょっと痛かった……
刑事・梶村×弁護士・透
亡き親友の弟・透を何かと気にする梶村。
危ない仕事ばかりして自分を大切にしていないような透が、
とても危なっかしいです。
しかも、小さい頃から謝ってばかりだった透……
なぜ?
それには、人に言えない理由がありました。
完璧だと思っていた兄はストレスを抱えており、
透は兄に無理矢理セックスさせられていました。
辛すぎたー
だから透は自分を卑下していたし、
誰にも許されないと思っていたのです。
とても切ないTT
そんな透を受け入れ、愛してくれた梶村。
兄のことは許せないけど、
これからは二人で幸せになってほしいと思いました。
【LOVE・HATE】
続編のお話だったようですが、私は未読でした。
男臭い二人の男臭い話です。
悪いことしてるのに、
なんだか憎めない二人で楽しく読ませていただきました。
とてもかっこいい作品集でした。
どれを読んでも、それぞれ味があって面白かったです!
全体では「萌」ですが、一部「神」です!収録作「片想い」が大好きで、こればかり読み返してます。初読はサラッと読み過ごしてしまったんですが、再読でどっぷりハマりました。ええ、よくよくみると完全に私の萌えツボを押さえていました。
・二人の年齢が近く、力関係が同じ(パワーバランスが取れている)
・遊び人系キャラとガードの堅いキャラ(双方気は強め)
・ブチ切れシーンあり
・ヒョロガリでも細マッチョでもない、筋肉に程よく脂が乗った肉体
この作品をさらに面白くしているのは、ズバリ「ベッドシーンはあれど最後まで攻受関係が不明」という点でしょう!地味に読み手の妄想力をそそるんですよ…。このような読者に想像の余地を与える作品は素晴らしいと思いますね。オチは西田さんらしくクスリと笑える形で気持ちの良い読後感です。
「オトナの事情より、オトコの都合。」と白抜き文字が赤帯に書かれていて、めっちゃカッコイイ表紙。
これのどこをどう見てBL漫画と思うでしょうか。
しかも退屈な授業中にシャーペンでノートに描いた様な表紙&裏表紙。いいです。かっこよすぎて死ぬ。
どのお話も文句なく楽しかったです。これほどまでにリアルなリーマンが描けるのって、やっぱ西田さんを措いてほかにいないんじゃなかろうか。
話の中に、くどくどと仕事内容を盛り込むわけでもなく、ただもう平凡な人生を歩んでいるどこにでもいそうな人ばかり。
そんで、いっつも書いちゃいますが、出てくる人みな同じ役者(笑。
ところが!今回は見たことない新人がいましたよ!
「言葉にできない」の浦田君です。誰この可愛いコ!髪長いし。あ、わかった!時々子供時代の役をやる、子役のコだ。ちょっと前髪分けて大人っぽく見せて今回はリーマン役に。
まあとにかく、どのお話も秀逸です。
ぐっと切なくて、キュンと可愛くて、ちょこちょこ笑えて、ホロリとくる。
絵も絶対お上手なくせに、てっきと~にさらさら~さらりんこ~と描いていらっしゃるところが、また魅力です。必死さがないっていうか、ガツガツしてなくて、ああ、もうとにかく好きなんですよ。うん。
西田作品wやっぱりすき。外れないのが凄いと思うのです。
何気に、一途なゲイが多くてなんともなんともw
■目を閉じないで
上司と部下。一夜の出来事で関係が大きく変わってしまう。
というか、仕事場での気丈な態度と風呂場での泣きべそ顔のギャップに萌えた!!
ヤケになって、男を誘った挙句、ケツに突っ込まれたものが抜けなくて泣きべそ。。。。大人の男なのに・・・なこの不憫なんだけど、他人事だからなんだかほほえましいというw←悪魔か
でも、そんな受がかわいく見えてしまい、ときめいてしまうオッサン。
思わず股間が疼いてしまう姿にまた萌えw
不器用なのに強がってみたり。
愛されたいのに、突き放してみたり。
こういう人間くさいところがいいww
■片思い
なんというか、オチが一番面白かったww
あんだけシリアスにしてきて・・・なんか・・なんか納得がww
ポジティブというかなんというか
■言葉にできない
最後。その指でどうあえがせてやったのかがいまだに気になってしかたない
。
試しているところを見たくて仕方ない
■許されるもの
ま・・まさか・・・と思わせての展開。
や、ありきたりとはいえ、ドキっとさせていただきました。
というわけで、ちょっとシリアスめな短編集。
オチはみんなハッピーなのでなぜかホノボノした気持ちになりました。
読むほどに男前な絵だな~と思うから不思議。
読む前まではなんだかな~と思ってたはずなのに
…と私、西田ファンの(レビュー内容とは何ら関係のない)主張でした。
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)ですが、表題2作と「許されるもの」は神評価。1話1話がコミック1冊分に匹敵する充実度です。
西田作品はリーマンカップル話率が高いのに、どれ一つとして(ぶっちゃけキャラは被っても)エピソードが被らない、その上どれも印象深いというのは凄いと思う。
ストーリーテラーとしての閃きを感じます。
「目を閉じないで」&「HOME」
男やもめの包容系上司・花田次長×はすっぱだけど純なゲイで部下・村上の、甘酸っぱい年の差ラブです。
花田次長は白髪まじり年代。酸いも甘いも経験してきた人間特有の、温かい大らかさが持ち味。そして次長の優しさにうっかり惹かれて、あたふたしちゃう遊び人村上。
「そばにいるだけで満たされる」とポエムっちゃう意外とナイーブ&純情さん。
ノンケ花田次長の第2の人生のため、臆病な自分を守るためと、素直に恋に殉じることもできず悪者にもなりきれない姿が、痛々しくも愛しいのです。
そしてそんな村上をほおっておけない次長。そんな二人のラブはあったかい。
「片思い」
さえない同期に片思している堅めのリーマンに、冗談のつもりが本気で惚れてしまった遊び人の、不器用なアッタク話。遊び人の涙は胸にくる。
「言葉にできない」
遊びか本気か曖昧な関係のリーマンCPに、やり手の次長が割り込んできてひっかきまわします!雨降って地固まる的な当て馬効果が素晴らしいよ。
「許されるもの」
亡き男が繋ぐ二人の話。
男の親友だったちょいと小汚い刑事・梶村×男の弟でトラウマもちの悪徳弁護士・透。
疑似兄弟のような関係の下に見え隠れする互いの想いが、焦れるし切ない。
人は許し許され生きていくという西田兄貴からのメッセージと受け取りました。
亡き兄をばっさり切り捨てない(完全な悪役を作って淘汰しない)ところが、西田兄貴の美点だと思います。
「LOVE・HART」
コミック「奪う男」の収録話「LIVE&LET…」の書き下ろしの短い続編。
二人の男の逃走劇。ハードな男どものロマンと愛がぶつかってます。かっこいい!!
この書き下ろしといい、花田次長&村上のおまけ話が更に別コミック「恋をしましょう」に収録されてたり…どうせなら同じ単行本で収録してくれると嬉しいのですが。
コレ、他の本にも手を出しちゃえ的なスイートトリップなんでしょうか??
うぬぬ、まんまとひっかかったじゃないの…
満足度高い1冊、ごちそうさまでした。
短編集です。
西田東さんのリーマンもの。最高です。
ちゃんと『オヤジ』を描いてくれるのが嬉しい。BL界にによくある、「これ、別に年齢設定を若くしても変わんないんじゃ?」と思ってしまうような年齢設定がオヤジなだけのオヤジモドキではないのだ。
表題作がやっぱり一番面白かった。
ゲイの部下(受け)とノンケでヤモメな上司(攻め)。
ノンケな上司に惚れてしまうという失態?を犯したゲイの部下は、上司にゲイだとカミングアウトする。
驚きつつも、その部下を放っておけない上司。
お互いに間抜けな部分をさらけ出しあって、少しずつ距離を縮めていく二人に、笑ったりジーンとなったりしました。
ハズレのない良短編集です。オヤジ好きリーマン好きなら是非ぜひ。