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gabsaku koushoku ichidaiotoko
「少年社中」という劇団さんが2014年に上演した「贋作・好色一代男」という舞台作品のコミカライズ、となります。
大もとの原作は、井原西鶴の「好色一代男」。
分類としては「非BL」となるのでしょうが、主人公の「世之介」が男も女もイケる、というキャラ。
作画担当が、「蜜の王国」「がっこうのせんせい」の松本花(かずら)先生。
魅力的な世之介と、絢爛な登場人物たちが大変に美しい。
上中下巻の全3巻構成です。
本作は「上」。
色と恋に生きた世之介が晩年に差し掛かり、いよいよ女だけの世界・女護ケ島を目指して船出したが、嵐に巻き込まれて難破。
気付いたらなぜか20代の自分に若返り、その上単身で乗ったはずの船なのに、両親やかつて情を交わした女たち、関わった男たちが次から次と現れて。
若返った世之介は再びの我が世の春、とかつての思い出を生き生きと再体験していく…
世之介は単に色欲で世を渡っていたのではない。寂しい女たち、悲しみを負っている女たちを笑顔にしたい、そんな気持ち一つで女たちと関わってきた世之介。(だから必ずしも体の関係は無い)
酒びたりの浪人の妻・お滝、
縁談相手の大店の娘・お園、
陰間の虹椿、
悪徳網元の妾・お町、
遊女の夕霧太夫、
そしてラストに登場するは、美形の侍・艶之丞。
彼らそして周辺の男性たちそれぞれの世之介との関わりが描かれる上巻です。
舞台のコミカライズということもあるのか、恋愛関係はあるけれどもキスシーンはおろか、性愛シーンは一切ありません。
また、所々ギャグっぽいテンションが入ります。
巻末には原作舞台で世之介を演じた俳優の矢崎広さんと、脚本・演出の毛利亘宏さんの対談が7p収録されています。