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ある夜、突然、瑞季の目の前に空を飛ぶ不思議な少年エアが現れた。
エアは、ロスト・ボーイズに頼まれて、「お父さん」になる人を探しに来たのだという。
瑞季はそれを拒否したが、エアはそんなことお構いなし、無理やり子供だけの世界「ネバーランド」に瑞季を連れて行かれてしまう。
最初、無理やり連れてこられた反感から、心を閉ざしていた瑞季だったが、子供たちに必要とされてるうちに次第に心を開いて行く。
そして、反発していたエアに対しても、ワガママなのに時折見せる優しさから、次第に歩み寄っていき……
最初、瑞季は自分がちゃんと父親を知らない事もあって、頑として自分が「お父さん」になることを拒否していたのですが、子供ばかりの中で、段々、自然と頼りにされてくようになっていくんですよね。
そして、自由でワガママだけど優しくて自分に正直なエアにだんだん惹かれていく瑞季。
けれど、最後には瑞季はやっぱり自分の世界に帰ることを選択します。そして、随分、あってなかった父親の所に行ったようでした。
何て言うか、それは、「大人の選択」のような気もしました。
結局、二人の関係はエアがその意味をわかってるようなわかってないような軽いキスだけしか進まなかったので、ちょっと期待はずれな感もありましたが、さわやかなほのぼのしたいい物語だと思います。
主役の二人が進まなかった分、海賊のカップルさんがちょこっとだけ、頑張ってくれましたが、こちらも肝心なところが描かれず、欲求不満だったり……
どうせなら、海賊さん達だけで別に本を出してくれてもいいかなぁーと、思います。
正直なお話で、BL本ですが、別にBL本扱いせずに男の子達の友情漫画としても取り扱えるのでは??と思うくらいエロがありませんでした。
「始末書」という番外編があり、著者の樹要先生はその番外編の中で自分を登場させ、
「これのドコがBLだ!! ………とおしかりの声が聞こえそうです」とご自分でも自覚なさっているみたいです。
ベースが誰でも知っている!?「ピーターパン」なので、読みやすいと言ったら読みやすかったのですがね………。
ある日、子供の国(ネバーランド)と現実の国を行き来できる能力を持つエアが、「お父さんになって!」と現実世界に住む瑞季をラチって子供の国へと連れて行きます。
当然、子供しかいない世界ですから、大人がほしかったわけですね。それで幸運?にも瑞季が選ばれてしまったわけです。
いきなり連れてこられて「いっしょに住もう」といわれても当然、いやだ!ということになるのですが、さまざまな事件が起こって二人は接近していくのです。その過程がかなりキュンキュンものですよ。うまく物語をつなげてひっくりかえしていくなぁ。海賊のあたりではどうなるかと思ったけど。
エアは男言葉を使うツンデレちショタ。あまりにかわいすぎるん~。エアちゃんは、本当にかわいいです。やきもちを焼く妖精?さんとか海賊さんがサブで出てくるわけですが、まぁ出なくてもよかったんじゃない?という意見もあるわけで…ちょっと盛り込みすぎた、失敗?という場面も乗り越えて、「お父さんになって」という伏線は最後はしっかり回収していただきました。読後感は最高によろしいです。
ほとんどHな場面がないファンジーですが、もっと活躍するのかな、と思っていた海賊さんたちが番外編でH担当してくれますよ。
ピーターパンがモチーフのお話でした。
海賊も出てくるし、妖精さんもティン◯ーベルのような立ち位置(エア溺愛。瑞季に嫉妬。)、ちょろっとインディアンも出てましたね。
ラブは…発展途上でした。
エアが瑞季を迎えに行って再会した後の話をSSでも良いから読みたかったな。
ラブは海賊組が頑張ってます。
頑張ってますがちょろっとでした。
肝心なところに発展しようとしたところに覗きのエアに気付いちゃって進まないという…orz
海賊組気になるー…。
既刊にないのか探したけどどうやら出ていない模様。
…全体的にサラッと読了。
10年ぐらい前の作品だけど、中の絵も可愛くて綺麗でした(*´艸`*)流石