お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
収録順に簡単に。
「あなたしか見えない」
教授に想いを寄せる助手とそんな助手のことを好きな大学生。
いきなり強姦シーンから始まります。
文字が入り乱れて誰のモノローグが分かりにくくて、最初ちょっと状況が掴みにくかったです。
「躍るような恋をしよう」
ジャグラーの兄と兄を愛してやまないパフォーマー(ピエロ的な)弟。
兄の恋人(男、元相方で現在サポート役)も登場しますが、全員ゆるいです。
「手をつないで ふたりで、ずっと。…いつまでも」
幼馴染で世界を股にかけて活躍するモデルの孝明と、死の床についている泉。
病床にお見舞いに来た孝明と最期の逢瀬を…という話ですが、どんでん返しがあります。
どうぞおしあわせに、というCPでした。
「why not, why me?」
大型犬を3匹飼っている公務員の靖彦と、男運のない大学生の美和。
攻めの感情の動きが急激すぎて、途中から置いてけぼりにされました。
「天使が微笑む夜」
元モデルで写真家のフィルと、両親を亡くし引き取られた先で児童ポルノ的な写真を撮られ続けたせいで撮影恐怖症になった優司 in NY。
短い中にものすごい量の情報が詰め込まれています。
最後は片方が意識不明の重体ですが、おまけの「I believe 」という1ページに英語の会話が載っていて、とりあえず意識は戻らないままでした。
「VIRGINITY」
メル友同士の一弥とみつる(25)。
同性愛デビューvs人を愛せないホスト(男性向け?)という話だったのですが、シリアスなのかコメディなのか線引きが難しい作品でした。
「泉」
表題作ですが、「手をつないで〜」の2人がお気に入りの作者さんがもう少しこの2人を描きたくて描いたとのこと。
「手をつないで〜」をより詳しく描いた感じの内容になっています。
「今夜はふたりで」
こちらも孝明×泉で、しあわせな時間が描かれていました。
全体的に文字が多く、情報がぎゅっと詰まりまくった短編集でした。
あと登場人物の体がみんなマラソンランナー風です。
特に印象に強く残る作品はなかったのですが、作者さんが相当思い入れのある表題作を描き続けて一冊にまとめた方が読み応えがあったかなと思いました。