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sonoude de madowasete
大学に入ったばかりの恵の恋人は、人気恋愛小説家・佐原隼人。
同居生活は甘く幸せだが、執筆に夢中になると佐原が上の空になってしまう癖は健在。
現在は、長編歴史小説を執筆中で、放っておかれてばっかりの恵は少しばかり寂しい想いをしていた。
けれど、そんな佐原を理解している恵は、執筆中の佐原を大人しく待ち、佐原のタイミングで話しかけるようにしていた。
そんな時、佐原への誕生日プレゼントを買おうと思い立った恵は、自分の稼いだお金でプレゼントをしたいと思い、佐原や兄に相談したのだが、よってたかって反対される。
それでも内緒でカフェでのバイトを始めた恵は、そこで知り合ったスマートな美形のエリート弁護士・武文に強引に口説かれた……
という話。
どちらかというと、わかかった分、恵の成長が前作より著しくて恵も大人になったんだなー……という感じ。
佐原が執筆している時は、反射で返事をしている時だから、佐原がちゃんとこっちの世界に戻ってくるまでおとなしく待つ。ちゃんと佐原の目が自分を映しているのを確認してから話しかける……等。
完全に、恵が佐原に合わせてあげている状況。これは最終的に立場が逆転する日もきっと近そうな気がします。
そして、一応、それなりの危機感も育ってきているようで、ちゃんと武文の本当の目的を大体見破って撃退。
まぁ、武文は武文で余計な事をしたので、ちょっと痛い目を見てましたが……。
結局のところ、武文とも仲良くなって、恵の世界はちゃんと広がって行ってるから、佐原はうかうかしてられないんだろうなー……と思いました。
まだまだ子どもだったりする恵ですが、まだ成長する余地がある分だけ、佐原にとっては脅威なんだろうな……。
これはこれでいい話でした。
売れっ子恋愛小説家と高校生の勘違いから始まったラブストーリーの、『その腕シリーズ』弟カップル版の第三弾です。
今回は、大学生になった恵が、もらうばかりじゃなくて与えたいと思うようになって、ちょっと成長したお話です。
大好きな隼人には、相変わらず執筆中は、放っておかれて寂しい思いをしている恵。でも、前回と違うのは、そんな隼人を理解して、待つことができるようになったことです。おまけに、隼人に、日頃の感謝の気持ちを込めて、プレゼントがしたいと思うようになります。
そこでバイトをしようと決めるのですが、もちろん隼人がOKするはずもなくて。
内緒で始めたカフェで、弁護士の武文と仲良くなります。その武文には、会った時から、隼人と同じような安心感を受けます。
だからか、誘われるまま一緒に食事に行きます。その後、連れて行かれたのは、武文の部屋で…。
心配させたくないと見合いの話を隠す隼人と、守ってもらうばかりじゃなくて悩み事も分け合いたいと考える恵。
自分の思いを一生懸命に伝える恵にキュンとなります。
そんな恵の存在が、隼人の全ての存在意義になっていた事実にも萌えます。
3冊通して、どんどん恵がしっかりしてきてるのが良かったです。
対して、隼人は、どんどん独占欲が強くなってて、可愛いです。弟に対しても、嫉妬心から有無を言わさず殴ったし。まぁ、恵の無邪気で一生懸命なところはそのままなので、隼人が心配になるのも分かりますが…。
そんな恵の大学生活は始まったばかり。これからも恵の世界は広がって、隼人のヤキモキする日々は続くんだろうな~と、微笑ましくなります。