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2巻で、完結巻です。
陽介が婿入りして、両親公認で同居生活が始まります。
やっぱり、この公認設定が個人的にどうもムズ痒いです。
新聞社のフリーカメラマン・座間陽介 ヘタレ硬派攻め×スーパー天使・間宮砂月(高校2年)強気受け
女の子の戸籍も持っていた砂月と陽介の結婚話が持ちあがるが、陽介は乗り気じゃなさそう。
ついつい、その事で陽介とケンカしてしまって。
痴話喧嘩は解決したけれど、砂月は新たな問題に気付いてしまって。
今更ながら、陽介との電話Hで自分の精液でもよかったということに気付いて、伴侶は別にいらないんじゃないかと悩むことに。
意外な盲点で、砂月は真剣に悩んでいるのですが、なんだか笑えてしまいます。
陽介は陽介で、今更ながらずっと砂月の傍にいて砂月を守っていた榊に嫉妬してしまって。
互いを思いあうが故の思いのすれ違いが切なかったです。
一族としての重みがあるはずなのに、それを顔に出さずに頑張る砂月の底抜けの明るい性格がいいと思いました。
砂月の幼少期のエピソード『my angel』が収録されていて、砂月が変質者にさらわれて初変身という悲惨なものでした。
天性の明るさもあるとは思いますが、この時の榊のフォローがよかったからいまの明るい砂月がいる事を考えると、報われなかった榊が不憫でした。榊の方と一緒になって欲しかったです。
嶋田尚未さんの俺様攻めとのカップルが好きなので、性格がいい攻めではあるのですが、攻めの魅力がいま一つ物足りなかったです。
一族が女性ばかりなため知られていなかったが、自慰をしたときに自分の精液での変身できることがわかった砂月。相手が必要なくなったと思い、攻の座間が不幸にならないよう遠ざけ始めるけど、結局、自分の精液では力が弱く元に戻っていくという感じの話です。
シリーズ通して、設定上、Hして変身してすぐ出動とかで慌ただしかったり、変身すると治癒力も上がるのでけがしたときに中出して治したりもします。
設定は悪くないですが、いまいち乗れず、萌えというまでに至りませんでした。