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koi yo karada no kyoukaisen
作家さんの新作発表
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二人の出会いは最悪でしたね。
相手(攻め)からは、節操なしだの何だのと
ののしられるし、
主人公(受け)は、
それを真に受けて、
小悪魔的に誘ってしまうし。
わたし、
誘い受けってちょっと苦手なのです。
だから最初は、
「あー、だめかなぁ」
と、設定で思ってしまったわけですが、
第一話でハッピーエンドでくっついてからは、
銀(攻め)が
しっかりと主人公をリード。
梶本さんらしく、
最初から最後まで
エロエロなわけですが、
甘い雰囲気も良かったと思います。
BLの中では明らかに少数派である筋肉質な受けをガチガチっと書かれる梶本さんですが、
同じく筋肉ガチムチが大好きなゲイコミでは絶対にありえないタイプの魅力のある本です。
フラレ体質で思い込んだら重い男、多朗。実は相当小柄(161cm)なのですが、銀次郎(185cm)の横に並べてやっと「あぁ、こいつ小さいんだった」と改めて認識しなおすくらい体格としては「男」なのです。単体だと小ささが目立たない。そこに26歳の大人の男のリアリティを感じます。
そしてかれが姉の再婚相手の息子、として面倒を見させられる相手銀次郎は17にして雄々しい、という言葉がぴったりなのですが年相応の事情もある(試験で1番取ったら一緒に住む、とか)し、元カレシが登場すると大人じゃない自分にあせるしちゃんと可愛いのです。
体つながり、というかキスマーク見つけた銀次郎を強引に襲いかかったにもかかわらず、その刹那的な性向に対してしっかり反応してしかも特別の座に滑り込んでしまう銀次郎と滑り込まれてしまう多朗のラブラブっぷりには引き込まれます。
そしてその元カレシである兼谷×銀次郎の友人の守。
この兼谷もどうも恋愛に対して致命的な欠陥があり、頼られると受け止められないというダメ男な所があり、強引に守犯してしまうのに恋する目(でかいのに可愛い・・・)にほだされて愛し合う関係になってしまうわけで。
こちらの見ものはやはり185cm×188cmという迫力のありすぎる♂っぽいエロシーンでしょうか。リアルな逞しさがあります。
受けが攻めを自分の体の内側に入れて外からガチッ!!とホールドする体位なんか初めて見た。
でもこの話も逞しいとかエロいだけじゃないんですよね・・・極端すぎるほど極端なディフォルメでギラギラした自分の目をホッとさせてくれるような感じがします。
「エロけりゃそれでええんやろ!」「露出すりゃええんやろ!」
な作品の多いピアスレーベルで梶本さんは確実にいかにしてエロを自然にストーリーに組み込むか、という事に長けてると思うんですよね。
その分他のレーベルでエロが少ない作品だとストーリーの歯抜け感がでちゃうんですが・・・。
あれ?もしかして初レビュー?
梶本先生本をまとめてゲットしたので読んでみたんですが。
おわー、梶本先生、今とちょっと違うんですね…。
ま、基本、ピアス系なので、エロエロいのがダメな人はアウトでしょう。
姉に、再婚相手の子、銀次郎(17歳)の面倒を押し付けられてしまったタロ(26歳、ゲイ)。
家に行ってみたら、相手は17歳だというのに自分よりガタイいいコワモテで、おまけにいきなり「ホモ!」となじられるw
それにブチキレて、ガキに大人の味を教えてやる!と襲い受けしてしまうところから始まります。
結局、二人は数々の誤解を経てラブラブカップルになるんですが、
必見は銀次郎と離れている間に自己処理してしまうタロ26歳…ですね――。
自慰好きのワタクシとしてはおいしく堪能させていただきましたw
ほかにも、ちょっと緊縛とか、浣腸とか出てきますけど、どれもそれほどハードには描いていないので、SMがダメな人でもイケることでしょう。
フツーにアマアマな展開+エロで読みやすい。
銀次郎×タロのほかに、タロさんの元恋人・兼谷×銀次郎の親友・守というカップリングも出てきます。←こちらは兼谷に陵辱されてデキる仲です。
自分的に惜しかったのは、受けのタロがルックス、キャラ的にあまりタイプではなかった…。
一見するとさわやかお兄さん系なんですけど、どうも食指が働くタイプじゃないんだな~。
いい年こいてプータローっていうのもな~。さらに、その後、元・恋人のショップでバイトしちゃったり、なんか結構なダメダメ系だと思うので。
梶本先生というと、ワタクシ的には「恥らう表情を描かせたら神」なんですが、この頃はまだそれほど恥じらい全開ではないです。