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natsu no nagori no bara
藤たまき先生の描く世界の空気が好き。
澄んだ感じ?透明で綺麗…でも優しさや綺麗さだけじゃなく、切ないものや現実の汚さも混じっている。
上手く言い表せられないのがもどかしい。
この話にはBL要素は無いに等しい…兄弟愛、家族愛、友情、師弟愛、音楽への愛…そういうのがメインかな。
個人的にアッシャとルースのお兄さんマリスの関係は非常に気になります。
けれど、あからさまにされない微妙な関係で描かれている今みたいな二人が一番しっくりくるのかもしれない。
肉体関係とか、恋愛とか、そういうものは感じさせない(描かれていない)、それでも親友という言葉では収まらない、そんな深い関係。
タイトルや作中に何度も出てくる“夏の名残りの薔薇”。
これはスコットランドの民謡で、日本では唱歌『庭の千草』の原詩にあたるそうです。
せっかくなのでヴァイオリンで弾いてくださっているのを聴いてみました。
…綺麗な曲なので是非聞いてみてください!←
いやだってなんて言えばよいのか…でも本当に綺麗な曲です。
でも…歌詞は物悲しいです…。
日本語に訳された歌詞を見て、ちょっと吃驚しました。
こういう歌詞だったの?!って。
なんか勝手に爽やかというか優しいというか澄んだ少年期なイメージを膨らませておりました。
違うかったw
便宜上、作品情報には『攻』『受』を入力しましたが。
この作品には男同士のキスシーンすらありません。
なので匂い系になるのかな?と思うのですが。
エロはありませんが、ボーイズラブの「ラブ」の部分は
たっぷり詰まった作品で、私は充分萌えることは出来ました。
小さな町でヴァイオリン職人を目指すデータと、
ヴァイオリンの才能を秘めたルースが出会う。
無垢だったルースが外の世界を知ることで、自分の個性や魅力を見失う悲しさ。
そんなルースを心配し、真摯な友情で支えたデータ。
二人の友情(友愛)が美しくて。
あとBL的に気になるのは、夭折したルースの兄と、その親友アッシャ。
両親、そして兄をなくして天涯孤独になっているルースは、
アッシャに育てられているのですが。
回想シーンでチラリと語られる、アッシャとルースの兄の関係が!
亡くなったルースの兄を忘れられないアッシャが!!
二人がよからぬ関係であったとは、作品中では断言されていません。
恐らく特別な関係だったのかも…?と匂わせているだけなのですが。
それが妙に色っぽくて。「この二人!ここを詳しく描いて!!」と、
作者にお願いしたくなりました(笑)
これはBLじゃなくて、ニアBLになるのかな?
でも友情だと思うけど。
それよりも、むしろ主人公の現在の保護者と、主人公の兄の関係が怪しい。
そちらも、ちゃんと読んでみたかった。
キレイ、ひたすらキレイ
表紙でちょっと損してると思います
中はもっと素敵ですよ
兄マリスと育ての親アッシャの間には性的関係などなかったと思います
でもそこらへんのBLよりずっと 強い絆を感じます