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忍者×主人シリーズ2作目。
前回、ようやく主人が心を開き、晴れて友達、またそばづかえとしての許しをいただいた忍び。
通称ポチ。
関係はBまでだが、あくまでも自分は主人を守る忍なのだ!!不埒なことを考えてはいけない。こらえろ…と、前回以上にプルプルしてる感じがすごく面白い。逆に主人は主人で、なぜに触れてこない!?
こんなに待ってるのに!!
前回のツンデレはどこ吹く風。襲い受に近いかんじで凄く甘かった。
主従の関係にこだわっているポチに「命令」とキスをねだるシーンもなかなか漢気かなとおもってみたり。
後半には、二人の父同士の話も収録されております。
関係は今の子供たちと同じ主従の関係。少しタイプがちがうものの、こちらも面白かったです。
いとこと銀平のWポチも乙(´∀`)
「ぽち」と呼ばれるとボロボロにヘタレだけど「銀平」と呼ばれると攻めスイッチが入るというのが自分がとにかく好きなシーン。
でも障害は二人にまだ残ってるぞ。
一応二人とも当主なんだから子供は作らないとまずいんだぞ。
しかも、同じ年になるように。大丈夫か?
・・・まぁ大丈夫か。どっちもそういう「役割」についてはちゃんと把握して大人の対応ができるから、適当に見合いして嫁を持って子供を作りながら、愛し合うんだろうなぁ。
ついでに父親たちの高校生時代の追加物語も。
この二人は結局お互いの愛情とかはかくして結婚とかしたんだろうな。
そこまで肉欲的には結び付かなかっただけかもしれないけど。
なんにせよ2つの親子同士のボケツッコミとか仲良さげなところが1巻目よりもほのぼのさを醸し出します。
素直で鈍感で駆け引きすらできない銀平の気を引こうとする蒼司のやり方が性悪過ぎます。
可愛い顔して銀平のぷるぷる震える姿を楽しんでいる節もあり、未だ一歩踏み出そうとしない不満を訴えているようにも見え。
銀平の弄ばれ感にどぎまぎしつつも結局にやにやしてしまいます。
大学生になっても進展ないままなのかとつい思ってしまいましたが、当て馬となる青山に振り回され、しびれを切らした蒼司の命令がちょっとセンチメンタルな気分にもなり。
「2人だけのヒミツ」
そんな言葉の意味が段々重みを持ち「ぽち」ゲットの大収穫に蒼司同様ほくほくしてしまいます。
そして、パパたちの昔話へ。
こちらは近づき過ぎる事を止め、傍に居続ける為に選んだ道。
ちょっぴり大人風味なお話しにほんわかな気持ちになりますが、書き下ろしの後日談で緋雨に全部持ってかれてしまいました。
『キミは「ぽち」だ!』の続編です。
前作の終わりからお話が続いているので、前作から読まれることをお薦めします。
主人公の2人は一応、前作で友人以上の感情を持っていることはお互い分かっているはずなのですが、2人の距離は中々縮まりません。
それも主に銀平が蒼司の将来を想って手を出さないようにしているからなのですが、蒼司が意外にデレることが多くて、前巻からかなり変わった~という印象でした(とは言ってもまだまだ控えめですが 笑)。
銀平が相変わらずワンコで、感情がすぐ態度に出て蒼司に揶揄われるのが可笑しいです。
コミカルな要素も適度にあって、ほのぼのと読みやすい作品だと思います。