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dear green
眼神的方向
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
幻冬舎がセール中なので、どなたかの参考になればと持ってる本のレビューをひたすら書いてます。懐かしい本を引っ張り出してきましたよ。
男夫婦の日常を読めるこのシリーズ。隠れ名作なんですよね〜
ネタは男夫婦あるあるなんだけど、こういうのが読めるの楽しい。こちらの無印は半分表題で、「続編の瞳の追うのは」が馴れ初め編です。本音は男夫婦編が沢山読みたいのだけれど…
富士山先生が大人なんだろうなぁ、出てくる大人がしっかりしてます。音海(デザイナー)は生活能力は低いは低いのだけれど、幼稚ではない。みんな間違ったりもするけど、幼稚ではないところが読みやすくて、心地よいです。
縁と音海は学生時代からの付き合いで今は同棲中のカップル。
すごくすごく大好きなお話です。
喫茶店を経営する縁は面倒見のよいお人よしで、在宅デザイナーの音海はどちらかというと感情が顔に出ないタイプです。
それでも互いの役割があって、それなりにうまく暮らしています。
何も大きな事件は起こらないのですが、それが味であるような…こういうたるたるしたお話はずっと読んでいたくなります。
お互いの領域のようなものを守りながら、被りながら夫婦のように暮らしています。周りの人から恥ずかしいくらい夫婦みたいと言われる2人はベタベタのラブラブというのではないんだけど、自然に通じ合い阿吽で会話しているのか面白く感じました。夫婦は似て来るといいますが、そんな感じです。
女の子にいつもお人よしな縁に対して、静かに嫉妬する音海もかわいい。
恋人というより長年連添った夫婦感が強いので、そんなに激しくて熱いようなシーンはないのですが、それでもたまに「しよう」みたいな時はドキドキしたり・・・。
相手が自分と似たような事を言ってることに気づいたとき、自分は幸せな出会いをしたなぁという些細な幸福感が暖かいお話でした。
富士山ひょうたさんの作品で2番目に好きなシリーズです。矢島と音海の男夫婦物語の第一弾です。次の『瞳の追うのは』で、二人の付き合ういきさつとか描かれてるけど、この作品では出来上がった二人が読めます。
特に大きな出来事があるわけじゃないけど、毎日の積み重ねが愛情と共に育っている様子が描かれていて、淡々としてるけど、面白くて引き込まれます。二人に流れる自然な空気に、信頼関係のできた長いカップルの良さを堪能できます。
他は、短編が2つ収録されていて、こちらも良かったです。
既にしっかりデキあがってるカップルの、
ひたすら淡々とした日々のお話シリーズ、1冊目です。
もうね…本当に、何も起こらないのよね、このお話!
びっくりするほどの超平和な日常生活・ゲイカップル編…という感じ。
いや…カップルというよりは、もはや夫婦。
「男夫婦」という言葉が、ここまでしっくりくるお話を、私は他に知らない。
高校時代からの親友。それが今は恋人。しっかり同性。
実は…「元カノの友達」だったのよ…実は!…だとか、
「女友達の彼氏」だったんだよ…こいつは!…みたいな、
同窓会で顔会わすにゃ、少々複雑ないきさつアリなんだけど。
共通の知り合いもいっぱいいて、リアル(男女)恋じゃ最もよくあるタイプ。
ここには…世紀の大ロマンスも、血みどろの愛憎劇も、
普通の恋のイザコザすら何も無い。
もうビックリするほど、何も起こらない(驚っっっ)
夫婦愛ってのは、日常生活の延長の上に育まれるもんだなぁ~と、
今更ながら、言い聞かされてるような気分だ。
何というか…良い話だというよりも、羨ましい。
(読者が)女なら、心底羨ましく思うのである、このカップル。
「あ~もう恋には疲れたよ、結婚したい」と思った時に読むと、
悪魔のように心に染み渡るお話なのです。
ともかく、続く男って素晴らしい☆
この短編集『ディア・グリーン』は、出来上がった大人のカップルの、同棲模様が収録されています。
その後、この2人が恋人になるまでを描いた続編として、『ディア・グリーン 瞳の追うのは』全3巻出版されていて、二人が友情〜恋へとどう変化し、結ばれて行ったのかが分かる形になっています。
ひょうた先生らしい、じわじわ展開なので、このシリーズが完結するまで8年もかけてのんびり描かれた作品です。
中でも、この巻は、一番古さは感じますけど、ひょうた先生らしい、独特な世界観を楽しめると思います。
ただ、初期の頃の作品なので、ややかたさは感じるかなあ〜と、なんか青臭い2人の恋模様に安心しつつも、羨ましいような、照れのようなものがじんわり感じられるお話でした。
喫茶店のマスターの縁 × フリーデザイナーの音海の同棲ラブストーリー。
2人は高校からの親友。
今は恋人同士で同棲中。
親友の期間も長かったからなのか、とても落ち着いていて穏やかな2人の日常模様が垣間見れます。
高校の同級生の縁と音海。
そして、2人にとって、元カノであり女友達の涼子。
2人が恋人同士になったことで、涼子には言い難い微妙な関係。
そこに、彼女の結婚祝い込の同窓会の葉書が送られてきて…⁉
アルバイトの女の子のお話や、2人の関係を知っている…足げに店に通ってくる秋川さんなるおじさま!
そして、2人が一緒に暮らし始めた経緯が描かれた短編集。
本当に2人の日常が淡々と描かれていく中で、些細なことですれ違ったり、静かに怒って…なんで怒られているんだろうと悩んでいたり…
かと思えば、お互い思いやる余りの行動に、感情が滲みだして、いつの間にか仲直りしてたり!
二人の関係がぶれる訳でなく、何事かアクシデントが起こったりする訳でもなく、とても、じんわりとスローテンポで、毎日の日常を細々描かれていきます。
うまくは言えないんですけど、そこがなんかいいんです!
読んでいて、熟年夫婦のような、自然過ぎる空気感にニヤケながら安心して読めました。
甘さとか全くない2人なんですけど、ごく自然体な2人の雰囲気がこの作品の良さだと思います。
お店のお客さんの秋川さん結構好きです。
緑に何気に絡んで、からかって楽しんでいるシーンはほのぼのです。
そして、女性陣もいいキャラばかりでひょうた先生の愛を感じられるお話でした。
一番最後に収録されている、セリフのない、2人の日常場面のお話が結構好きでした。
ほのぼの、本当にいいコンビ&男夫婦生活だなあと(笑)
お互いにとって欠けてはならない、大切な存在だというのが伝わってきます。
この他短編2つ収録されています。
1つ目は、会社員×高校生の年の差カップルのお話。
2つ目は、大学生同士のノンケ×ゲイの親友から恋人になるお話です。
どちらも短編ながらも、心情変化を丁寧に描かれていて楽しめました。
この本を読むと…2人が恋人同士になるまでの経緯も気になって、毎回引っ張り出してきては、全巻読み返しているような気がします(笑)
特別感動や面白すぎるお話でもないんですけど…何故か読み出すと、2人の虜になってしまっているような感じなんですよね!
じわじわなお話が好きな方、男夫婦の日常が気になるかた(笑)
かけがえのない存在⁉ みたいな展開がお好みの方には楽しめるかと思います。
カフェのマスターの矢島と、フリーデザイナーの音海は同棲中のカップル。そんな二人の元に届いたのはかつての音海の彼女(ついでに矢島の友人)の結婚を知らせるハガキだった……
そんな小さな事件から始まるお話は劇的でもなんでもなくて、日常の一コマばかり。だけどそこがいいんだ。
社交的だけどどっか抜けてるカフェ店主矢島と生活能力欠如で不器用なイラストレーターの音海。この二人の関係にきゅんきゅんする。
なにもない時間の共有が、こんなにも自然なのはここまで二人が積み重ねてきたもののおかげなんだなあと思う。
意外とにぶい矢島と意外と嫉妬深い音海がお互い想い合っているのがよくわかって思わずにやにやします。
冨士山さんの作品に出てくる女の子キャラはいいなあ。
今回の凉子ちゃんも音海の元カノで矢島の親友っていうすごく微妙なポジションなんだけど、二人のことを友人として大切に想ってくれているのがよくわかる。彼女も二人に負けずに幸せになってくれればいいな。
敵でも味方でもないこういう自然体な女の子が出てくるBLって貴重だ。
表題作以外では「ループハーフ」が好きでした。
ノンケ×ゲイ。
自然体で優しい武知と明るいけど臆病な八角。二人の関係が好きでした。
恋人同士の音海と縁の日常生活を些細なトラブルを交え、比較的淡々と描いた作品。
あるとき、縁が働く店に吉田という子がバイト希望してきた。
吉田は、音海目当てで働きたいという。最初は断っていたものの、タダ働きでもいいからということで一週間だけ雇う事にするが―?!
音海は、吉田が自分ではなく縁を好きになってしまうのではないかと気がきではない。誰に対してでもいい顔をしてしまう縁は過去、音海が好きだった女性の相談にのっていた所、自分の方が好きになられてしまったと言う事があった。
しかし縁は、何故音海が怒っているのか最初は解らず、ふたりはお互い苛々し言い合いになってしまう。
音海が凄く可愛くて萌えますvV気になるもんだから毎日店に顔を出しちゃって。でも最後はやっぱふたりらしく、お互いの気持ちをぶつけ合って仲直り。このほんわかさいいなぁ。描き方が上手い。
他にも同居するようになったエピソードとか、ふたりの友人涼子に付き合ってる事がばれちゃった話とか盛り沢山です。
同時収録作品もお勧めです♪
連作短編となってる表題作の主役二人は同棲生活してます。
優しくてあたたかくて、心がポカポカするお話でした。
ささやかな日常が、富士山ひょうたさんの素敵な絵で描かれてました。
表題作も良かったんですが、「ループハーフ」という短編がとりわけ好きでした。
主人公は、高校時代の友人に、卒業旅行で「お前が好きだ。思い出にキスさせて」みたく告白されて、「これからも友達でいたいからできない」みたいなことを言う。
その後も友人として付き合ってるんだけど、少しずつ歪みが出てきて…みたいな話。
こういう設定、ツボすぎるんだよねぇ。毎度ハァハァする。パブロフの犬か、私は。
矢島は高校時代、女友達(涼子)の彼氏として紹介された音海と同棲中。
そんな二人に涼子の結婚祝いを兼ねた同窓会の報せが届くところから、
この物語は始まります。
とても好きな作品なのですが、
いざレビューを書こうと思うと難しくて困ります。
なぜならこの物語は特に大きな事件は起きず、
同棲中の日常が淡々と描かれているだけだからです。
矢島と音海が家事をしたり、
ちょっとしたことで焼きもちをやいたり、怒ったり。
生活の中で相手の事を「好きだなぁ」と感じたり。
そういうゆるい雰囲気が、たまらなくイイのです。
一緒に暮らす幸せを、ほのぼのと感じて、嬉しくなるのです。
地味なお話しだとは思いますが、まったりと幸せになれる作品です。