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主人公のもとにやってきたのは最初に見た人間に愛されないと死んでしまうネコというアンドロイド。
ネコ耳好きの方にはオススメ漫画。
せつなくてキュンとできるお話ばかりです。
絵柄は独特でかなり好みが別れるとはおもいますが、ストーリーは一級品です。
途中大人のおもちゃが出てくるのですが、それも星野リリィ独特のセンスが溢れています。
星野リリィさんはつくづく私にとって別格の漫画家さんだなと思います。
受けが完全に女の子なんだけど、ぜんぜんイヤじゃないので。本来なら性別受けは好きじゃないのに、星野リリィさんの作品に限っては大好き。
『かわいがって下さい』他、ネコシリーズ
はじめて見た人間に恋する愛玩用のペット、ネコ。
泣きながらオネダリするネコたちがめちゃくちゃ可愛かった。
エロエロなんだけど、可愛くて癒される感じ。
でもさ、こんなペットがリアルにいたら、人間社会が破綻しちゃうよね~w
『南の島の王子様』
『南の島の王様』
星野リリィさんが「趣味に走った」という、南国を舞台にしたお話が二編。
どっちも面白かったです。
こういう衣装、なんかイイ。てゆか星野リリィさんが描けば、なんでもイイ。どんな苦手シチュエーションでも好きになる。
一時期、星野リリィ作品を読破する勢いで読んでいた頃に読んでとにかく可愛い印象が強かったのですが、久しぶりに読むとエロくてびっくりしました笑
「ネコ」という愛玩生物が登場するシリーズ5篇(エロエロ)+南の島を舞台に不思議な出会いを描いたシリーズ2篇(エロなし)が収録されています。
「ネコ」シリーズの方はとにかくエロく可愛く…という感じで、出会ってすぐエッチしちゃうので、これといったドラマ要素はありません。「黒ネコのさんご」は少し切なさがあって良かったです。
南の島シリーズは一転、爽やかで切ないSSです。星野リリィさんの素敵な絵を満喫することができました。
表題作シリーズは、掲載雑誌にそれぞれテーマがあったらしく、それに沿って描かれた作品のようです。
どの作品にも「人間が開発した愛玩生物ネコ」が登場するお話で、全部で5話(カップル数としては4組)と描き下ろしのおまけ漫画が収録されています。
中でも一番好きだったのはカッコイイ攻めのネコが登場する『かわいがってあげたい』。
第一印象は外見からもっと俺様なのかなと思っていたら、意外に優しくて自分を犠牲にしてでも主人の気持ちを優先するカッコイイ性格が良かったです。
ネコの設定が「ご主人に抱かれないと死んでしまう」ということから、H中心のお話ではありますが、どのお話も可愛い感じのお話でした。
同時収録作品は「南の島」シリーズ。
こちらも2組のカップルのお話が収録されています。
色黒の肌、肌の露出が多い衣装は南国らしい雰囲気で、どちらのお話も少し切ない。
こちらはH控えめですが、萌は詰まってました。
「本当はBLで使いたくなかったんじゃなかったかな、このテーマ…」
と思ってしまいました、正直言って。
愛されないと死んじゃう愛玩動物、ネコという生き物の設定はいいと思うんです。そこからなんとか関係を結ぼうとしてみたりする流れも嫌いじゃない。
だけど、なんだかなー。この漫画の場合攻め受けの組合せがどうしても男女にしか見えないんですよ。攻めのネコに攻められる子も、受けのネコも華奢な女の子に見えるのです。行動パターンもルックスも。
星野リリィさんは少女漫画→BL→少女漫画へと復活した方なので、どうも途中の作品の中にはいくつか
「本当は少女漫画で描きたかったんじゃないかな・・・」
と思わされるものがあり、この本もそのうちの一つです。
きっとこの本、普通に少女漫画で男の子×メスのネコ、オスのネコ×女の子で書いたら可愛くまとまったような気がします。
「花嫁くん」のような「BLらしさ」が前面に出てくる作品は受けの少女っぽさもいい方向に出るのですが、このようなBLらしさが仇になってる星野作品を見ると「少女漫画からBLへ都落ちしてた」って感じがして切ないのです。
実際、BLに転向する前の星野さんって酷い絵だったし。