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ギイとのいちゃつきが堂に入ってきたタクミくんが
見所と言える巻かも知れません。
純情は純情なんですが、誘い所のツボを心得る
様になったと言うべきか。
表題作は何気に肌の露出が多くなっておりますし。
自分の事で手一杯になっていた頃を考えれば、
ギイと過ごす日々の中でタクミくんの内部に余裕が
生まれてきた結果なのでしょう。
その余裕ぶりは併録作にさらりと描かれています。
タクミくんシリーズの中で、唯一読み返す事の出来ないエピソードです。
亡くなった人のお話なので、どうにも救いようがなく、そして何よりもかわいそう過ぎて辛いんです。
亡くなった生徒が自殺ではなく事故死で、しかも本人は凄く生きたかったのに、見殺しにされてしまった・・・という・・・
生徒指導の先生の粋な計らい・・・とか、素敵なエピソードもあるのですが、それにしてもなんとも後味の悪くて、悲しいお話で萌えることは一切ありませんでした。
同時収録の「ギイがサンタになる夜は」は、超お金持ちなギイの堅実な面がかわいかったり、風邪でダウンするギイ・・・という珍しい姿が見られたり、クリスマスシーズンならではのタクミとギイの恋人っぷりが見られたり・・・なのですが、どうにもその前のお話の哀しい余韻が残ってしまっていて、やはり萌えられませんでした・・・
表題作の他に『ギイがサンタになる夜は』が収録されています。
表題作はギイとタクミが高校2年生の年の10月、『ギイがサンタになる夜は』はその年の12月のエピソード。
原作の小説では『FAREWELL』と『恋文』に収録されています。
原作は既読なのですが、かなり前に読んでいたので詳細は思い出せず、ただ表題作は余り好きなお話じゃなかったなと記憶してました。
原作では曖昧な描写で分かりにくかったところがコミックスでははっきりと描写されていて分かりやすかったです。
ただ、これは原作でも感じたのですが、やはり松本先生や藤田君や白川君の行動に釈然としないものを感じてしまいます。
同時収録の『ギイがサンタになる夜は』の方が素直に楽しめる作品でした。
ギイとタクミが甘々なのはいつものことなのですが、それに付き合ってあげている赤池君は心広くて優しいなぁ~と思いました。